名古屋の薬物事件 危険ドラッグで逮捕 薬物事件に強い弁護士

名古屋の薬物事件 危険ドラッグで逮捕 薬物事件に強い弁護士

名古屋市中村区在住のAさんは、インターネットを通じて購入した危険ドラッグ(いわゆる脱法ドラッグ)を吸いました。
そして、吸引後、車を運転していたAさんは、だんだん意識がもうろうとなり名古屋市中村区名駅南1丁目の交差点でガードレールをなぎ倒し、車を歩道に突っ込みました。
幸い、歩行者にけがはありませんでした。
Aさんは、現場に駆け付けた愛知県警中村警察署に逮捕されました(フィクションです。)。

Aさんのケースと似た事故が名古屋市中区大須2丁目交差点で起きました。
危険ドラッグを吸ったとみられる影響で正常な運転ができない状態で軽乗用車を運転した疑いで無職の男が逮捕されました。
さらに、名古屋市東区の交差点でも、危険ドラッグを吸って車を運転し追突事故を起こし、相手の車の運転手に軽傷を負わせたとの容疑で男が逮捕されました。
このように最近、脱法ドラッグと呼ばれていた危険ドラッグによる事件・事故が後を絶ちません。
ですので、今回は危険ドラッグについて詳しく見ていきます。

危険ドラッグとは
脱法ドラッグ、脱法ハーブなどという言葉を聞いたことがあると思います。
最近、脱法ハーブに関わる事件が多発し、大きな社会問題となっています。
そんな中、2014年7月22日、これまで脱法ドラッグ、脱法ハーブ、合法ハーブ等と呼ばれていた薬物が「危険ドラッグ」という名称に統一されました。
また、厚生労働省は、危険ドラッグに使用されている21種類の成分について、手続きを省略して薬事法で規制できる薬物に指定することを8月1日に決定しました。
このように、危険ドラッグの規制が厳しくなっています。

指定薬物の輸入、製造、販売、所持、使用は、3年以下の懲役若しくは300万円以下の罰金と懲役と罰金の併科になります。

~Aさんに成立する罪~
Aさんは、危険ドラッグを吸引している、つまり「使用」しているので、薬事法違反が成立します。
また、Aさんは危険ドラッグの影響で意識がもうろうとなり、物損事故を起こしているので、道路交通法違反(過労運転等の禁止)も成立します。
道路交通法は、過労、病気、薬物の影響その他の理由により、正常な運転ができないおそれがある状態で車両等を運転してはならないと定めています。
法定刑は、5年以下の懲役又は100万円以下の罰金です。

次回は、薬物事件の詳しい弁護活動を見ます。

危険ドラッグ所持・使用で逮捕されたら、薬物事件に強い愛知名古屋弁護士ノリタケ法律事務所までご相談下さい。

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