名古屋市港区での乳幼児への虐待事案で逮捕された母親に弁護士が初回接見 

名古屋市港区での乳幼児への虐待事案で逮捕された母親に弁護士が初回接見    

ある日、Aさんは、お風呂掃除を終えてリビングに戻ったところ、長女がリビングに倒れていたことから長女を病院へ連れて行きました。
長女は「乳幼児揺さぶられ症候群」と診断されました。
Aさんは傷害罪で愛知県港警察署に逮捕されました。夫からの依頼を受けた弁護士がAさんと接見しました。
(フィクションです)

~乳幼児への虐待と刑事事件~

乳幼児への虐待事案では、乳幼児が怪我をした場合は傷害罪、死亡した場合は傷害致死罪、殺人罪で逮捕されることが多いようです。
そして、刑事事件ではどんな事件であっても、まず、
①その事件に事件性はあるか(事故ではないかなど)(事件性の有無)、
②その人は犯人なのか(犯人性の有無)、
③行った行為は法律に当てはまるか(構成要件該当性)
などを順次検討しなければなりません。
接見した弁護士は、Aさんからよく話を聴いたうえで、①から③について順次検討していきます。

①、②を検討しなければならないのは、無実の人を起訴して裁判にかけたり、その人に対して有罪判決を下したりするようなことがあってはならないからです。
しかし、乳幼児への虐待事案では、逮捕された母親などが「長男が長女を抱っこして床に落とした」などと事件性を否定するケースが多く、場合によっては冤罪が生まれやすいと言えます。

他方で、検察は「乳幼児揺さぶられ症候群(SBS)(乳幼児の頭部に①硬膜下血種、②網膜出血、③脳浮腫の3つの症状があり、3メートル以上の高所からの落下事故や交通事故などの証拠がなければ一緒にいた親を疑うべきというもの)」を根拠の一つに起訴に踏み切っているようです。
ただ、この理論に対しては異議も唱えられています。
仮に、前記のような主張をする場合、この理論に捕らわれるのではなく、乳幼児の骨折の有無、外表、家庭環境など多角的な視点からの検証が必要となるでしょう。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所には、ご家族、ご友人等が逮捕・勾留された場合、ご契約前に、弁護士が警察の留置施設等に面会(接見)に行く初回接見サービス(有料)を行っています。
乳幼児への虐待事案で多いと思われる傷害罪で、ご家族等が逮捕・勾留されてお困りの方は、ぜひ一度弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所へご相談ください。
(愛知県警察港警察署への初回接見費用:36,900円)

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