電車内で男性が陰部を露出し、公然わいせつで現行犯逮捕された事件において、
弁護士の意見書が認められ、勾留請求が却下されたことによって早期釈放を実現した弁護活動と、お客様の声を、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所名古屋本部が紹介します。
◇事件概要◇
事件を起こしたのは60代会社員の男性です。
電車に乗っていた男性は見かけた女性に興奮し、陰部を露出して自慰行為をしてしまいました。
その様子を見ていた女性が警察に通報し、男性は公然わいせつ罪で現行犯逮捕されましたが、逮捕の翌日に男性と面会した弁護士が勾留を阻止するための弁護活動を行い、男性は勾留されることなく早期に釈放されました。
◇結果◇
勾留請求却下
示談成立
罰金処分
◇事件経過と弁護士活動◇
今回の弁護活動の端緒は、男性のご家族から初回接見サービスをご利用いただいたことでした。
初回接見サービスは、弁護士を逮捕等によって身体拘束されている方のもとに派遣する有料(愛知県内33,000円)のサービスです。
初回接見サービスをご利用いただくことによって、事件の全容が明らかになり、早期に弁護活動に移行することが可能になります。
今回の男性も初回接見サービスをご利用いただいたことによって、勾留を阻止することができ、早期の釈放が可能となりました。
また早期釈放によって事件が会社等に知れることなく、男性は、職場復帰することができています。
ただ男性が逮捕された公然わいせつ事件には、法律上に被害者が存在しません。
痴漢事件のように特定の被害者が存在する事件であれば、その被害者と示談することによって、特殊な事件を除くとほぼ不起訴になるのですが、法律上の被害者が存在しない公然わいせつ事件の場合は、目撃者に対して謝罪や賠償をしても不起訴になるとは限りません。
実際に今回の事件でも、不起訴を得ることはできませんでした。
しかし、目撃者への賠償が評価され、男性に科せられた罰金額は通常よりも少額となりました。