名古屋市の窃盗で逮捕 示談交渉の弁護士
名古屋市中区在住30代男性無職Aさんは、愛知県警中警察署により窃盗の容疑で逮捕されました。
同署によると、中区の駐輪場で、男性会社員が所有する「オルベア」社(スペイン)製の自転車1台とヘルメット1個(時価計5万3千円相当)を盗んだそうです。
Aさんは、「生活に困っていた」と述べ、容疑を認めているそうです。
今回の事件は、平成27年7月31日の産経WESTの記事を基に作成しています。
ただし、地名、警察署名は変えてあります。
~判例の紹介~
紹介する判例は、平成23年11月4日、神戸地方裁判所で開かれた窃盗被告事件です。
【事実の概要】
被告人は、株式会社CD営業所事務所内で、同営業所所長(当時)Aが管理し、同事務所内の据置金庫に保管していた現金39万9656円を窃取した。
【判決】
懲役10月
(求刑 懲役1年6月)
【量刑の理由】
■被告人に不利な事情
・売上金等の管理実態に通じていた被告人がこれを悪用し、職場の信頼関係を逆手にとって敢行した悪質なものであり、犯行の計画性も認められる。
・被害額も40万円近くと高額であるが、被告人は犯行当初から被害の第1発見者を装い、逮捕後も一貫して犯行を否認していて反省の態度は全くみられない。
・被害弁償もなんら行っていない。
■被告人に有利な事情
・前科前歴がないこと
・養うべき妻と子(14歳と12歳の2人)がいること
窃盗事件でお困りの方は、不起訴処分を多数獲得している弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所にお任せください。
上記事案のように、前科前歴がないケースでも初犯で実刑判決を受けてしまう可能性があります。
このような事態になる前に、弁護士を通じて被害弁償・示談交渉等を行うことでより軽い処分を目指しましょう。
なお、愛知県警中警察署に勾留されている場合でも弁護士を警察署に派遣した方がよいでしょう(初回接見費用:3万5500円)。