名古屋市守山区で強盗事件 過大な社会的制裁を避ける弁護士
Aは,守山区のコンビニエンスストアにおいて,刃物で店員を脅し,レジの金を強奪した。
店内の防犯カメラにAが映っていたことから,捜査していた愛知県警守山警察署の警察官はAを強盗事件の犯人として逮捕した。
警察官の取調べによると,強盗事件のいきさつは以下の通りだった。
Aはサラリーマンとして定期的な収入を得ていたところ,連帯保証人として友人の借金の保証人となった。
友人が夜逃げした結果,代わりに借金の返済をするようになり,生活に困窮した結果,強盗事件を起こすに至った。
(フィクションです)
~不起訴になればそれでいいのか?~
刑事事件を起こして逮捕勾留された場合,刑罰を受けるなどの刑事責任を負うほかに,勤務先を解雇されるなどの社会的制裁を受ける場合が往々にしてあります。
このような社会的な制裁は,ときとして過剰なものとなり,起こした事件に比して重すぎる結果を招くことも珍しくありません。
加害者が罪を犯す理由は様々です。
自己中心的・快楽的に犯罪を行う人がいる他方で,やむにやまれぬ理由で犯罪を行い,後悔する人もいます。
こうした人に対して過剰な社会的制裁を与えることは,その更生を妨げることになりかねません。
本件のAも,やむにやまれぬかたちで犯罪行為に及んだものといえるでしょう。
捜査が引き続き行われ,もし情状の余地ありとして不起訴処分となった場合でも,事件を知った勤務先からAは解雇される可能性があります。
検察官が不起訴にしてあえて刑事責任を問わないと判断したにもかかわらず,このような社会的制裁を受けることは,過剰なものといえるのではないでしょうか。
あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士は刑事事件専門であり,犯罪を起こしてしまった人の様々な背景事情に応じた弁護活動も多数行っております。
過剰な社会的制裁を避けたいとお困りの方は,あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士までご相談ください。
(愛知県警守山警察署への初回接見費用:3万8200円)