【お客様の声】名古屋市内を走行中の電車内で痴漢事件 不起訴処分獲得の弁護士 

【お客様の声】名古屋市内を走行中の電車内で痴漢事件 不起訴処分獲得の弁護士 

■事件概要

名古屋市内を走行中の満員電車内で、依頼者の夫(30代男性、団体職員、前科なし)が、被害者の臀部を手の甲で押し当てるなどの痴漢行為をし、最寄りの駅で被害者によって駅員に通報され、臨場した警察官に現行犯逮捕された痴漢事件です。

■弁護活動

依頼者の夫が帰宅途中の電車内で事件を起こし、逮捕されたとの連絡を受けた依頼者は、当事務所に初回接見の要望をされました。当事務所の弁護士が、依頼者が留置されている警察署に赴き、依頼者の夫と面会をすることで事件の詳細な状況を聴き取ることができました。依頼者と依頼者の夫は、事件の早期解決を望んでいたこともあり、当事務所の弁護士を選任いただきました。
当初依頼者の夫は、満員電車で不意に身体を動かしたことで依頼者の夫の手の甲が被害者の臀部に触れてしまい、特に意識することなく当たった状態のままでいたと曖昧な供述をしていました。依頼者の夫は逮捕から1日で釈放されましたが、事件と向き合う中で自身の行為が痴漢であり、被害者に不快な思いをさせていたことを顧みて、被害者への謝罪と賠償の気持ちを持たれるようになりました。
その気持ちを記した謝罪文を預った弁護士は、速やかに被害者への謝罪と賠償をすべく被害者に連絡を取りました。しかし、痴漢にあったことへの精神的なダメージが大きく、すぐには謝罪を受けていただくことはできませんでした。その後も、約2か月に渡って弁護士が粘り強く被害者と連絡を取る中で、謝罪と賠償を受けていただくことができました。更には、被害届の取り下げと、依頼者の夫への寛大な処分を求める旨の上申書もいただくことができました。
その後,事件は検察庁に送致されることとなりましたが,その際弁護士は検察官に対し,被害者への謝罪及び賠償により,被害者が宥恕していること、前科前歴のない依頼者には常習性及び再犯の可能性が認められないこと、依頼者である妻の監督が行き届く環境であることなどを主張することで,不起訴処分とするよう働きかけました。その結果、不起訴処分を獲得することができましたので,前科をつけることなく、一日も早い依頼者の夫の社会復帰を手助けすることができました。

102005

 

 

 

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