【お客様の声】愛知県のひき逃げ事件で逮捕 弁護士依頼で罰金刑
■事件概要
依頼者の娘(20代女性,会社員,前科なし)が,自動車を運転していた際,安全確認を怠ったことにより被害者が運転する自転車に衝突し,被害者に傷害を負わせたにもかかわらず必要な措置をとらずにその場を立ち去ったという,道路交通法違反事件。
■事件経過と弁護活動
娘が逮捕されて警察署の留置施設にいることを知った母親から,当事務所の弁護士に刑事弁護活動の依頼がありました。
依頼を受けた弁護士は,直ちに警察署に赴き,被疑者と接見をし,今後の刑事手続きの流れや取調べ対応をアドバイスすることで,身柄の拘束を受けている被疑者の不安を少しでも取り除くよう努めました。
また,接見の結果やこれからの対応方法を依頼者に報告することにより,被疑者の家族の不安についても取り除けるよう努めました。
また,本件道路交通法違反事件では,被疑者は会社員として働いて生活をしており,長期の身柄拘束による仕事への悪影響や被疑者本人の精神的,肉体的な悪影響が心配されました。
そこで,担当の弁護士は一刻も早い身柄の解放を求めるべく,身柄拘束に対する不服申し立て手続きにとりかかりました。
具体的には,被疑者には住居も定職もあり,依頼者など親族による監督の誓約があることから身体拘束の必要がないこと,失職など逮捕勾留による弊害が大きいことなどを裁判所に対して訴えました。
弁護人の迅速な弁護活動の結果,裁判所に勾留の必要性がないことが認められ,被疑者は比較的短期間で釈放を実現させることができました。また,その後も担当の弁護士は検察官と折衝を重ね,略式裁判による罰金処分で本件道路交通法違反事件を終了させることができました。
この結果,被疑者は懲役刑などの重い刑事処分を受けることなく日常生活に戻ることが出来ました。