名古屋市守山区にて収賄罪で逮捕 刑事事件はいち早く弁護士に相談
40代男性のAさんは、名古屋市守山区の区役所の建設課長をしていましたが、この春の人事異動により、同じ区役所の保健課長に就任することとなりました。
Aさんが保健課長に就任した後、建設業者Bから、Aさんが建設課長時代にその職務に関し、Aさんより有利な取り計らいを受けたことがあったとのことで、業者Bは謝礼として現金30万円を贈り、Aさんは受け取ってしまいました。
後日、Aさんと業者Bとのやりとりが発覚し、Aさんは愛知県警察守山警察署に収賄罪の容疑で逮捕されてしまいました。
(フィクションです)
~収賄罪とは~
収賄罪とは、公務員が、その担当する職務に関連して賄賂を収受・要求・約束したり、またその結果として不正な行為をしたりしたときなどに成立する犯罪のことをいいます。
ここで指す「賄賂」とは、公務員の職務行為に対する対価としての不正な報酬のことをいいます。
上記事例のAさんは、人事移動後に異動前に取り計らいをした業者より現金を収受してしまいました。
判例では、「公務員が一般的職務権限を異にする職務に転じた後、前の職務に関しての賄賂を供与した場合であっても、供与した者が今も同じく公務員である以上、贈賄罪が成立する(最決昭58.3.25)。」とされています。
そのため、業者Bが贈賄罪に問われることになると、Aさんは必要的共犯となるため、Aさんが収賄罪に問われる可能性が高く、収賄罪の場合、共犯者との接触を避け罪証隠滅を防ぐといった理由から逮捕されることも考えられるでしょう。
収賄罪だけでなく刑事事件は、それぞれの状況によって、弁護活動が異なってきますので、早い段階で弁護士に相談・依頼をしておくことをおすすめいたいします。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件に強い法律事務所ですので、収賄罪に関しての相談・依頼も承っております。
ご家族が突然、収賄罪で逮捕されてしまいお困りの方は、ぜひ一度、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士にご相談ください。
(愛知県警察守山警察署への初見接見費用:38,200円)