愛知県小牧市の盗撮事件で逮捕 余罪に強い弁護士
Aさんは、帰宅途中に愛知県小牧市内の駅構内において盗撮事件を起こしたとして、愛知県警察小牧警察署の警察官に逮捕されました。
ところが、警察官から取調べを受けるうちに、一週間前に同じ駅で起きた痴漢事件についても疑われることになりました。
(フィクションです。)
~余罪とは~
余罪とは、被疑者・被告人が犯した罪のうち、現在行われている手続きの基礎となっている罪以外の罪のことです。
逮捕・勾留の根拠とされている被疑事実や、起訴された犯罪事実以外にも、当該被疑者・被告人の行った犯罪が余罪と呼ばれます。
(その一方で、逮捕・勾留の根拠となっている犯罪事実や起訴された犯罪事実のことを本罪と言います。)
上記の事例では、Aさんの盗撮行為は本罪で、一週間前に同じ駅で起きた痴漢事件は余罪となります。
このように、取調べでは、当該事件についてはもちろんのこと、余罪についても調べられることがあります。
余罪について疑われている場合において、特に逮捕直後の取調べについては注意を払う必要があります。
取調べの際に、威圧的な捜査官の態度に萎縮してしまい、余罪について自身の意に反する供述をしてしまう恐れがあるためです。
その供述調書が事実認定の基礎となってしまえば、冤罪を招くことにもなりかねません。
本来、刑事裁判では本罪についていかなる刑罰を科すかということが問題になるため、余罪はあくまで刑事裁判で考慮される一事情にすぎません。
しかし、起訴・不起訴、量刑(裁判所が処断刑の範囲内で刑の種類や程度を決めること)などといった重要な判断において、必ず考慮される無視し難い事情です。
そのため、刑事裁判においては、余罪が不当に被告人に不利なように考慮されていないか、判決を厳しくチェックしていく必要性が高いと考えられます。
量刑が妥当かどうか、一度は量刑相場に精通した刑事事件専門の弁護士に判断してもらうことをお勧めします。。
あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件専門の弁護士事務所で、余罪のある事件の経験が豊富です。
余罪について不安に感じられている方は、あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士までご相談ください。
(愛知県警察小牧警察署への初回接見費用:39,600円)