愛知県一宮市で強要で在宅事件 不起訴処分獲得のための弁護活動
Aは、コンビニで買い物をしたところ、対応した店員Vの態度が気に入らず、無理やりにでも謝らせようと思い、「土下座せんとぶっ殺すぞ」と言い、土下座を強要した。
これによりVが土下座したところを他の店員に通報され、Aは駆け付けた警察官から話を聞きたいと事情聴取を受けることとなった。
Aは逮捕されることはなく、自宅に帰ることを許されたものの、今後も取調べで愛知県警察一宮警察署に出頭要請をするので、応じるようにと言われてしまった。
Aは、今後どうなってしまうのか不安になり、とりあえずVに対して謝罪だけでもしようと思った。
しかし、直接会って示談というかたちで謝るのは難しいだろうと思い、刑事事件を専門に取り扱う法律事務所に訪れ、示談交渉について弁護士に相談をすることにした。
(フィクションです。)
強要罪は、生命、身体、自由、名誉若しくは財産に対し害を加える旨を告知して脅迫し、又は暴行を用いて、人に義務のないことを行わせ、又は権利の行使を妨害した場合に成立する犯罪です。
具体例としては、例えば「俺はやくざだ。歯向かうとただじゃすまないぞ。誠意をみせろ。謝罪文をかけ」などと脅し、謝罪文を書かせた場合が挙げられます。
今回のAも、これと同様に「ぶっ殺すぞ」と脅して、義務のないことである土下座をVに行わせていますので、強要罪にあたるものと考えられます。
同罪の法定刑は、3年以下の懲役と罰金刑が含まれていません。
こうした強要事件においては、弁護人を介して被害者と早期の示談をすることによって、不起訴処分により前科を付けない状態で事件を終わらせることのできる可能性があります。
特に、これまでに前科・前歴のない方の場合には、起訴前の示談交渉によって、検察官から不起訴処分を獲得できる可能性が高まります。
また、もし起訴されてしまい裁判となった場合であっても、示談をまとめ上げたことは非常に有利な情状となり、刑務所に行かなくて済む執行猶予付き判決の可能性を高めることもできます。
示談交渉は、被害者との話し合いになりますので、当事者間でも行うことはできます。
しかし、被害感情の観点から被害者から交渉を拒絶されてしまったり、途中で決裂してしまったりしてしまうこtも珍しくありません。
そこで、第三者で法律のプロである弁護士を介することで、被害者の感情を抑えつつ、示談交渉を行うことができます。
少しでも有利な形での示談交渉の締結を求められる場合、刑事事件の弁護活動に強い弁護士にご依頼されることをお勧めします。
あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士は刑事事件専門であり,不起訴処分獲得のための刑事弁護活動も多数承っております。
被害者との示談交渉でお困りの方は,あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士までご相談ください。
(愛知県警察一宮警察署への初回接見費用:36,700円)