Archive for the ‘性犯罪・わいせつ事件’ Category

【お客様の声】名古屋市内の駅構内の盗撮 在宅事件で示談により不起訴を獲得する弁護士

2016-06-29

【お客様の声】名古屋市内の駅構内の盗撮 在宅事件で示談により不起訴を獲得する弁護士

■事件概要
 依頼者(30代男性,会社員,前科なし)が,駅構内において,ホットパンツを履いた被害者の足付近を撮影した盗撮事件。

■事件経過と弁護活動
 依頼者は,盗撮していたところを通行人に見られており,通報で駆け付けた警察官に引き渡されて署まで同行することになりました。署で事情聴取を受けた後,事件当日は逮捕されずに帰宅を許されましたが,警察官からは,今後は在宅事件として捜査が続けられるので,後日再度の呼び出しがあることを告げられました。依頼者は,本件事件が刑事事件として今後処理されることに不安を感じ,今後どうなってしまうのかと心配され,当事務所の弁護士に刑事弁護活動の依頼をされました。
 依頼を受けた弁護士は,まず今後の取調べ対応をアドバイスするとともに,謝罪や反省の態度を表す謝罪文の指導を行ったうえ,被害女性への謝罪と弁償による示談交渉を提案させていただきました。
 被害者の方が外国人であったため,示談交渉は難航しましたが,被害者の友人に間に入ってもらうなどの工夫をすることにより,依頼者の謝罪と反省の態度を示し,また今後は依頼者は被害者や痴漢現場である駅へは近づかないこと,盗撮画像を破棄し開示・流出させないことを誓約するなど接触可能性や二次被害防止のための対策を講じることで,被害者に安心してもらえるよう努めました。このような粘り強く且つ丁寧な交渉の結果,被害者との間で示談をまとめることに成功し,被害者からお許しの言葉をいただくことができました。
 担当の弁護士は,被害者との示談結果を直ちに担当の検察官に伝え,本件盗撮事件は,示談成立で被害者から宥恕されていることと依頼者の反省と再発防止策が重視されて,不起訴処分を獲得することができました。これにより,依頼者は前科が付くことなく,無事に社会に復帰をすることができました。

102057(切り取り)

【お客様の声】名古屋の地下街で痴漢をしたことにより逮捕された事件 同種前科多数の中,低額の罰金刑で済ませる弁護士

2016-06-27

【お客様の声】名古屋の地下街で痴漢をしたことにより逮捕された事件 同種前科多数の中,低額の罰金刑で済ませる弁護士

■事件概要
 依頼者の息子(40代男性,会社員,前科あり)が,名古屋市内の地下街で,通りすがりの女性に対して痴漢行為をはたらいた迷惑防止条例違反事件。被疑者は同種の前科が多数あり,厳罰も考慮される事件でした。

■事件経過と弁護活動
 依頼者であるお父様から弁護活動の依頼を受けた弁護士は,既に被疑者である息子様は身柄が拘束されていたので,直ちに逮捕・勾留先である警察署まで赴き,被疑者本人と接見を行いました。接見では,被疑者は同種の痴漢行為を過去に複数行っており,罰金刑を受けていた過去があること,会社のストレスから突発的に見ず知らずの他人に対して痴漢をはたらいてしまったこと,被疑者には奥様のほかお子様もおり,大変申し訳なくおもっていることなどの事実が確認されました。また,奥様やそのお子様も身柄拘束下にある被疑者をとても心配なされていました。そこで,担当の弁護士は,被疑者に対して手紙のやり取りを指導するなどの仲介を行うことにより,交流を図らせることで少しでも両人の不安や心配を取り除こうと努めました。
 被疑者には多数の前科があり,すでに罰金刑も複数回受けていることから懲役刑を求める公判請求の可能性が懸念されました。そこで,担当の弁護士は,低額の罰金刑で済ませられないかと,検察官と折衝を行いました。具体的には,今回の事件について息子様がその家族に打ち明けており,真摯に反省していることや,依頼者であるお父様や息子様の妻も今後の監督を誓約していることを主張することで,息子様の更生環境が整っていることを検察官に訴えました。
 その結果,本件痴漢事件は懲役刑を求める公判請求ではなく,低額の罰金刑で終わらせることができ,息子様は懲役に服することなく無事に家族のもとに帰ることができました。
 

102099(切り取り)

【お客様の声】名古屋市の地下鉄の痴漢事件 逮捕された被疑者と通訳を介して不起訴を獲得する弁護活動

2016-06-26

 

 

【お客様の声】名古屋市の地下鉄の痴漢事件 逮捕された被疑者と通訳を介して不起訴を獲得する弁護活動

■事件概要
 依頼者の父(70代中国人男性,無職,同種前歴あり)が,名古屋市内を走る地下鉄内において,被害者である女性に対して痴漢行為をはたらいた迷惑防止条例違反事件。被疑者は中国人であり,通訳者を介しなければ適切な弁護活動を行うことが困難な内容でした。

■事件経過と弁護活動
 依頼者である娘様から当事務所に連絡があった際,既に被疑者であるお父様は既に逮捕身柄が拘束されておりました。当事務所の弁護士が娘様から事情を聴き取ったところ,お父様が地下鉄で痴漢行為をはたらいたこと,逮捕されて今警察署にいること,お父様は中国語しか話せないこと,高齢でしかも糖尿病等の病気を患っていることなどの事実が判明しました。当事務所の弁護士は,通訳人を介することで適切な弁護活動を行うことが可能であることを娘様に伝え,娘様の不安や心配を少しでも取り除くよう努めました。娘様から刑事弁護活動の依頼を受けた当事務所の弁護士は,直ちに身柄拘束先である警察署に赴き,被疑者本人と接見を行いました。依頼を受けた弁護士は,被疑者に対して刑事手続きの流れや取調べ対応をアドバイスすることで少しでも不安を取り除くことに努め,また被害者に対して謝罪や反省の態度を示していたことから,被害者に対する示談交渉を提案させていただきました。
 被害者との示談交渉では,電車内における痴漢行為であり,その態様も執拗であったことなどから難航することが想定されましたが,担当弁護士による粘り強い交渉の結果,示談をまとめることに成功し,被害者からお許しの言葉をいただくことができました。
 示談によりお許しいただいた後は,担当弁護士は検察官に対して,被疑者は被害者との間で示談が成立したこと,高齢でかつ糖尿病等にり患しており早急に治療を受けさせる必要があること,永住者でもあり日本を生活の拠点としている娘様含む家族からの監督につき誓約があることを主張し,不起訴処分が相当であると訴えました。この結果,担当弁護士の訴えが認められ,本件痴漢事件は不起訴処分を獲得することができました。これにより,被疑者はこれ以上身柄拘束を受けることなく,無事に事件を解決することができました。

102053(切り取り)

【お客様の声】名古屋市で盗撮事件 被害者との示談交渉で不起訴処分獲得の弁護士

2016-06-25

【お客様の声】名古屋市で盗撮事件 被害者との示談交渉で不起訴処分獲得の弁護士

■事件概要
 依頼者(30代男性、会社員、前科なし)が、名古屋市内のレンタルDVDショップの店内で、女性のスカート内をスマートフォンの内蔵カメラで撮影したという愛知県迷惑防止条例違反の盗撮事件。

■事件経過と弁護活動
 依頼者は、逮捕された後、警察署に連行され取調べを受けましたが、当日は釈放されて帰宅を許されました。しかし、警察官からは、在宅事件として捜査が続けられるので、後日再度の呼出しがあるから必ず応じるようにと告げられました。依頼者は、今後の取り調べへの対応、刑事処分によって前科が付くこと及び事件内容が職場に伝わることで懲戒免職処分になることを心配され、当事務所の弁護士に刑事弁護活動の依頼をされました。
 依頼を受けた弁護士は、まず、今後の刑事事件の手続きに不安を感じている依頼者の不安を少しでも取り除くために、今後の流れや取調べへの対応を丁寧に説明・アドバイス致しました。また、真摯に反省している依頼者に謝罪文についての指導を行ったうえで、被害女性への謝罪と弁償による示談交渉を提案させていただきました。
 被害女性に対する示談交渉では、被害女性が未成年であり両親の処罰感情も強かったことから、示談を成立させるのが困難な状況にありました。そこで、当事務所の弁護士は、依頼者に謝罪文を作成していただき、謝罪と反省の意思をお伝えする一方で、事件現場周辺及び被害女性には近づかないこと、盗撮画像を破棄し開示・流出させないことを誓約するなどの具体的対策を講じることで、被害女性に安心してもらえるよう努めました。このような粘り強い交渉の結果、被害女性及びその母親との間で示談をまとめることに成功し、被害女性及びその母親からはお許しの言葉をいただくことができました。
 依頼を受けた当事務所の弁護士の刑事弁護活動により,本件盗撮事件は,示談が成立し被害女性が許していることのほか,依頼者の反省と,依頼者の奥様の監督の誓約という再発防止策が重視され,起訴猶予による不起訴処分を獲得することができました。これにより,依頼者は前科が付くことなく無事に事件を解決することができました。

102043

【お客様の声】東京行き電車内での盗撮事件 余罪多数にも関わらず低額の罰金刑獲得

2016-06-22

 【お客様の声】東京行き電車内での盗撮事件 余罪多数にも関わらず低額の罰金刑獲得

■事件概要

 依頼者(30代男性,会社員,前科なし)が,東京行きの新幹線内において,被害女性のスカート内を手にしていたスマートフォンのカメラで撮影した盗撮事件。依頼者には本件以外でも他人の敷地内に侵入したうえ風呂場を盗撮したという余罪が多数あったことに加え,本件盗撮事件が発覚した際に,盗撮画像が多数入っていたスマートフォンを壊して証拠隠滅を図ろうとしたことなどから,厳しい罪責が問われかねない事件でした。

■事件経過と弁護活動

 依頼者は,本件盗撮事件が発覚し,下車先である東京の警察署に連行され逮捕されましたが,勾留請求されず翌日に釈放されました。しかし,警察官からは今後も捜査が続けられるので,再度の呼出しには必ず応じるようにと告げられました。依頼者は,妻帯者として家族の生計を立てており,本件盗撮事件の内容が職場に伝わることで懲戒免職処分になることを心配され,当事務所の弁護士に刑事弁護活動の依頼をされました。
 依頼を受けた弁護士は,真摯に反省している依頼者に謝罪文についての指導を行い,また被害女性及び本件盗撮事件の対応に追われた鉄道会社への謝罪と弁償による示談交渉を提案させていただきました。
 担当の弁護士は,依頼者に先の指導に基づいて謝罪文を作成していただき,謝罪と反省の意志を被害女性及び鉄道会社にお伝えすることで,示談交渉を粘り強く実施しました。その結果,示談をまとめることに成功し,被害女性及び鉄道会社からはお許しの言葉をいただくことができました。また,本件については,依頼者の奥様にも把握していただき,奥様による監督を実施してもらうとともに,依頼者の方にはカウンセリングを紹介し,自己の性癖と向き合うことで,再犯防止に努めている環境づくりを行いました。
 このような刑事弁護活動の結果,余罪が多数あり証拠隠滅を図ろうとしたにもかかわらず,本件盗撮事件は低額の罰金刑で済ませることができました。これにより依頼者は,奥様の監督のもとで更生を図れるように社会に復帰することができました。

102114

 

 

 

 

【お客様の声】愛知県で痴漢事件 低額の罰金刑獲得の弁護士

2016-06-21

 【お客様の声】愛知県で痴漢事件 低額の罰金刑獲得の弁護士

■事件概要

 依頼者(30代男性,無職,前科無し)が,自動車を運転中,その窓から路上を歩いていた被害女性のでん部を触った痴漢事件。

■事件経過と弁護活動

 事件後,ナンバープレート等の目撃情報から依頼者のもとに警察から電話がかかってきて,依頼者は警察署に出頭し,任意での取調べを受けることになりました。取調べ後,依頼者は事件当日は逮捕されることなく帰宅を許されましたが,警察官からは,今後は在宅事件として捜査が続けられ,後日再度呼出しがあるのでこれに応じるようにと告げられました。依頼者は,本件痴漢事件を前後して就職活動に励んでおり,とある会社から採用決定が出されたばかりで,事件内容が職場に知られてしまうことで採用がなかったことにならないかを心配され,当事務所の無料相談にお越しになりました。
 当事務所の弁護士が無料相談の中で事件の内容を詳しく聞き取った結果,依頼者は本件痴漢事件の以前にも同様の痴漢事件を起こしていたが,当該事件は不起訴処分となったこと,本件痴漢事件の被害者とは面識がないこと,依頼者は重い心臓の病気の手術をしたばかりで,身体的にも精神的にもかなりのストレスが溜まっていたこと等の事実が確認されました。依頼者は,本件痴漢事件の刑事処分の結果次第では,採用された就職先から解雇されてしまうことを心配され,当事務所の弁護士に刑事弁護活動の依頼をされました。
 依頼を受けた担当の弁護士は,刑事手続きの流れや取調べ対応をアドバイスし,今後の刑事処分について不安を感じている依頼者の不安を払しょくするよう努めました。また,事件が検察に送致されてからは,被疑者である依頼者は本件痴漢事件と向き合い,真摯に反省をしていることや,就職先を確保して生活基盤を安定させている最中であり,更生に向けた環境が整っていること等を主張して,懲役刑のような重い刑罰で起訴しないよう訴えました。
 このような刑事弁護活動の結果,依頼者は略式裁判による低額での罰金刑で本件痴漢事件を終わらせることが出来ました。これにより,罰金刑を受けたことで前科はついてしまったものの,比較的短時間で事件を終了させることができ,依頼者は真面目に勤務するかたちで更生を図ることが出来るようになりました。

102077

 

 

 

 

【お客様の声】名古屋市で盗撮事件 被害者方との示談交渉で不起訴処分獲得の弁護士

2016-06-19

【お客様の声】名古屋市で盗撮事件 被害者方との示談交渉で不起訴処分獲得の弁護士

■事件概要

 依頼者(20代男性,会社員,前科なし)が,名古屋市内の総合ディスカウントストアの店内で,女性のスカート内をスマートフォンの内蔵カメラで撮影したという愛知県迷惑防止条例違反の盗撮事件。

■事件経過と弁護活動

 依頼者は,逮捕された後,警察署に連行され取調べを受けましたが,当日は釈放されて帰宅を許されました。しかし,警察官からは,在宅事件として捜査が続けられるので,後日再度の呼出しがあるから必ず応じるようにと告げられました。依頼者は会社員として自己の生計を立てており,刑事処分によって前科が付くこと及び事件内容が職場に伝わることで懲戒免職処分になることを心配され,当事務所の弁護士に刑事弁護活動の依頼をされました。
 依頼者は,刑事事件の手続きや処分に不安を感じる一方で,被害女性への謝罪と反省の気持ちを有しておられました。そのため,依頼を受けた弁護士は,刑事手続きの流れや取調べ対応をアドバイスし,依頼者の不安を少しでも取り除くよう努めました。また,被害女性への謝罪と弁償による示談交渉を提案させていただきました。
 被害女性への示談交渉では,被害女性の夫が特に処罰感情が強く,法外な示談金を要求されるなどもあり,まとめることが困難な状況でした。弁護士は,依頼者に謝罪文を作成していただき,謝罪と反省の意志をお伝えする一方で,事件現場周辺及び被害女性には近づかないこと,盗撮画像を破棄し開示・流出させないことを誓約するなど接触可能性や2次被害防止のための対策を講じることで,被害女性に安心してもらえるよう努めました。また,被害女性の夫に対しても,適正な示談金の額となるよう粘り強く交渉を続けました。その結果,被害女性と示談をまとめることに成功し,被害女性及びその夫からはお許しの言葉をいただくことができました。
 依頼を受けた当事務所の弁護士の刑事弁護活動により,本件盗撮事件は,示談が成立し被害女性が許していることのほか,依頼者の反省と,依頼者のお父様の監督の誓約という再発防止策が重視され,起訴猶予による不起訴処分を獲得することができました。これにより,依頼者は前科が付くことなく無事に事件を解決することができました。

 

102028

 

 

 

【お客様の声】滋賀県内の児童買春、児童ポルノ禁止法違反事件 低額の罰金刑獲得の弁護士 

2016-06-18

 【お客様の声】滋賀県内の児童買春、児童ポルノ禁止法違反事件 低額の罰金刑獲得の弁護士 

■事件概要

 依頼者の息子(20代男性、会社員、前科前歴なし)が、衣服の全部や一部を身に着けていない児童の裸体画像などを複数回にわたって携帯電話からメールにより送信して、第三者に児童ポルノを提供したとして滋賀県警に通常逮捕された、児童買春,児童ポルノ禁止法違反の事件です。

■弁護活動

 滋賀県から遠く離れた場所に住む依頼者家族は、早朝に依頼者宅を訪問した滋賀県警の警察官によって家宅捜索を受け、息子が逮捕されることを知らされました。その場でパソコンや携帯電話、DVDなどを押収され、身柄を拘束された息子は、そのまま滋賀県内の警察署に連行されました。
 依頼者の住む場所から滋賀県までは飛行機を使わねばならず、頻繁に息子の留置されている警察署に出向くことは困難であったことから、当事務所に弁護士を選任するため来所されました。当事務所の弁護士と依頼者が面談し、逮捕されるに至った犯罪事実や、家宅捜索の時の状況、警察から聞いている事などを聴取し、考え得る今後の刑事手続きと弁護活動について丁寧に説明しました。また、弁護士が依頼者の息子が留置されている滋賀県内の警察署に赴き、より詳細な事件の経緯を聴いた上で、取調べ対応へのアドバイスや刑事処分の見通しを伝えることで、見知らぬ土地で勾留されている事の不安の払しょくも行いました。
 今回の事件は、自身の性的嗜好や性的好奇心の高ぶりを抑えきれなかったことが一因と考えられることから、弁護士が依頼者の息子との接見を繰り返すことで、自身と事件を見つめなおしてもらう機会としようと考え、性犯罪被害者の手記なども差し入れ、再犯を防ぐための努力をしてもらうよう働きかけました。
 このような弁護活動の結果,依頼者の息子は、略式裁判による低額の罰金刑で事件は終了することとなりました。罰金刑を受けたことで前科はついてしまったものの、正式裁判を回避することで,速やかに遠く離れた家族の元へ戻ることが可能となり、依頼者の息子の新たな社会復帰への手助けをすることができました。

102088

 

 

 

【お客様の声】愛知県内のストーカー行為規制法違反,脅迫事件 早期釈放,不起訴処分獲得の弁護士

2016-06-17

 【お客様の声】愛知県内のストーカー行為規制法違反,脅迫事件 早期示談成立により早期釈放,不起訴処分獲得の弁護士 

■事件概要

 依頼者の夫(40代男性、会社員、前科なし)が、被害者の女性に対し、恋愛感情や好意、それらが満たされなかったことに対する怨恨の感情を充足する目的で、約2か月間に渡り携帯電話へのメールを送信し続け、つきまとうなどのストーカー行為を繰り返していたため、警察からストーカー規制法による警告を受けていたにもかかわらず、警告を無視し被害者へ脅迫の旨のメールを送信したことで、ストーカー規制法違反と脅迫で逮捕された事件です。

■弁護活動

 依頼者の夫は、約2年間にわたり,被害者に対して生活費として総額500万円ほどのお金を貸していました。被害者から何の説明もないまま突然連絡が取れなくなったところ、被害者が返済不可能になった旨の連絡を被害者の代理人から伝えられたことを不審に感じたことから、何とか事情を聞こうと考え手紙やメールを複数回送りました。すると、被害者がストーカー行為を受けていると警察に相談したことで、ストーカー規制法に則った警告を受けることとなりました。
 しかし、何の説明もなく音信不通になった事に納得がいかなかった依頼者の夫は、警告を守ることなく同様の行為を繰り返していました。依頼者の夫が自身の感情を抑えきれず、被害者に送るメールの内容も徐々にエスカレートしたことで、被害者の身体の安全が害されるなど不安を覚えさせる行為を繰り返していたことから、警察官に通常逮捕されることとなりました。
 突然夫が逮捕された依頼者は、当事務所に初回接見の依頼をされました。依頼を受けた当事務所の弁護士が,直ちに依頼者の夫が留置されている警察署に赴き、これまでの経緯や被害者に送っていたメールの内容について詳しく話を聞きました。依頼者には今後の見通しや弁護活動の方針を丁寧に説明したところ、当事務所の弁護士を選任いただきました。
 弁護士と依頼者の夫との接見では、夫自身が深く反省し、被害者に対して脅迫めいたメールを送ってしまったことについて謝罪の意を表していたことから謝罪文を預かりました。それを踏まえ、弁護士から被害者に謝罪と賠償を受けていただくよう交渉したところ、今後依頼者の夫とは関わりを断ちたいとの思いが強くありました。そのため、今後は双方が関わり合わないとの旨の誓約をし、謝罪と賠償を受けていただくことができました。
 弁護士の素早い弁護活動の結果、逮捕から5日目で被害者への謝罪と賠償、告訴取消しが成立したことから、検察官に対しその旨を報告するとともに、依頼者の夫と被害者が今後関わりを持たない旨の誓約をしていること、夫の真摯な反省から依頼者が監督する約束をしていることなどから、直ちに身柄を開放し不起訴処分を求める意見を伝えました。
 検察官は、それら弁護士の意見を踏まえ、これ以上勾留する必要がないと考え、依頼者の夫の逮捕から6日目に不起訴処分を裁定するとともに、即日釈放しました。勾留満期を待つことなく釈放されたことで、夫の帰りを待つ家族の下へ戻ることができたとともに、前科がつくことなく一日も早い社会復帰へのスタートの環境を整えることができました。 

102006

 

 

 

 

【お客様の声】名古屋市の盗撮事件 余罪多数の中、不起訴獲得の弁護士

2016-06-15

【お客様の声】名古屋市の盗撮事件 余罪多数の中、不起訴獲得の弁護士

■事件概要

 依頼者(30代男性,会社員,前科なし)が,デパート内のエスカレーター付近において,靴に隠した小型カメラで女子高生のスカート内を撮影した盗撮事件。依頼者は余罪が多数あることで,起訴されるのではないか心配されていました。

■事件経過と弁護活動

 依頼者は,盗撮していたところを保安員に確保され,駆け付けた警察官に引き渡されて署まで同行することになりました。そして,取調べを受けた後に釈放され,事件当日は帰宅を許されましたが,警察官からは,在宅事件として捜査が続けられるので,後日再度呼出しがある旨を告げられました。また,取調べの際に,余罪である盗撮のデータが多数入ったメディア媒体も押収されました。依頼者は,本件盗撮事件が刑事事件として処理されて前科が付くことを心配され,当事務所の弁護士に刑事弁護活動の依頼をされました。
 依頼者は,刑事事件の手続きや今後の取調べや処分に不安を感じる一方で,被害女性に対する謝罪と反省の意思を有しておられました。そのため,弁護活動の依頼を受けた弁護士は,刑事手続きの流れや取調べ対応をアドバイスすることで依頼者の不安を少しでも取り除くよう努めるとともに,被害女性に対する謝罪と弁償による示談交渉を提案させていただきました。
 被害女性に対する示談交渉では,被害女性が高校生であることからその両親が対応されることとなったところ,両親の処罰感情が強いことから,示談を成立させるのが困難な状況にありました。当事務所の弁護士は,依頼者に謝罪文を作成していただき,謝罪と反省の意思をお伝えする一方で,事件現場周辺及び被害女性には近づかないこと,盗撮画像を破棄し開示・流出させないことを誓約するなど接触可能性や2次被害防止のための対策を講じることで,被害女性に安心してもらえるよう努めました。このような早急且つ粘り強く丁寧な交渉の結果,被害女性及びそのお父様との間で示談をまとめることに成功し,被害女性からはお許しの言葉をいただくことができました。
 このような刑事弁護活動によって,本件盗撮事件は,他に多数の余罪があったものの,示談成立及び依頼者の反省と再発防止策が重視され,不起訴処分を獲得することが出来ました。これにより,依頼者は前科が付くことなく,無事に社会に復帰することが出来ました。

102064

 

 

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