今回は、弁護士をつけることで、捜査機関の違法・不当な取調べによる自白強要を防いで、冤罪事件を防止する方法についてです。
「私はやってない!無実です!」
「嘘の自白をさせられてしまった!」
このような無実・無罪を証明するにはどうしたらよいのでしょうか?
1 取り調べについての適切なアドバイスで冤罪を防ぐ
刑事事件に精通した弁護士がついていれば、有利・不利な事情の選別と今後の見通しを伝えた上で、取り調べにどのように対応したらよいかのアドバイスを行ってくれるでしょう。逮捕されている方でも、警察の取り調べ前に、弁護士が留置場まで面会(接見)に来て、取り調べの対応についてアドバイスを行ってくれます。
2 違法・不当な取り調べを阻止して冤罪を防ぐ
違法・不当な取り調べが行われたら、弁護士に頼んで止めてもらいましょう。弁護士を通じて警察・検察などの捜査機関に抗議をすることで、違法・不当な取り調べを止めるように働きかけることができます。
3 自白が嘘であることを主張して冤罪を防ぐ
もし嘘の自白をさせられてしまったら、すぐに弁護士に相談してください。自白が嘘の自白であるであると主張し、裁判で証拠とすることができないと主張していくことができます。
4 容疑者に有利な証拠を探して冤罪を防ぐ
弁護士を通じてアリバイ証拠などの容疑者に有利な証拠を探すことで無実・無罪を証明して冤罪を防ぐ活動をします。逮捕されている場合はもちろん、逮捕されていない場合でも、容疑者とされた人が自力で有利な証拠を見つけるのには限界があります。そんなときは弁護士の力と知恵を借りましょう。
弁護士をつけることで冤罪事件を防止する方法について、詳しくは無実・無罪を証明してほしいを参照して下さい。