【お客様の声】名古屋市の公然わいせつ事件で逮捕 早期の弁護活動で不起訴処分を獲得する弁護士
■事件概要
依頼者(30代男性,薬剤師,前科なし)が,飲酒して酒に酔って、衣服を脱いだ全裸の状態で他人の住宅の玄関付近に立ち入ったところを、住人に目撃・通報されて,現場に駆け付けた警察官に逮捕された公然わいせつ事件です。
■事件経過と弁護活動
逮捕された依頼者は,警察署で取り調べを受けた後,妻が身元引受人となって釈放されました。釈放されて帰宅した依頼者は,今後の刑事手続の流れ、本件公然わいせつ事件が勤務先に伝わること又は起訴されて前科が付くことで、薬剤師の資格が制限されてしまい勤務先を解雇(クビ)になることを心配されて,当事務所に法律相談を受けにいらっしゃいました。
法律相談を受けた弁護士は、被疑者である依頼者に対して,刑事手続きの流れや取り調べ対応をアドバイスして不安な気持ちを少しでも取り除くよう努めるとともに,依頼者が酒に酔ったうえでの犯行であることを深く反省していたことから,目撃者である住人に対して,謝罪と被害弁償による示談交渉を提案させていただきました。
被疑者から弁護活動の依頼を受けた弁護士は、ただちに示談交渉に動きました。依頼者に謝罪文を作成してもらい,被害者に謝罪と反省の意思をお伝えするとともに,再発防止策を約束すること及び適切な示談金を提示することで,住人の方との間で示談を成立させました。目撃者(被害者)の方からは、被害届の取下げとお許しの言葉をいただくことができました。
示談をまとめることに成功した弁護士は,検察官に対して,被疑者が被害者との間で示談が成立して宥恕されていること,本件公然わいせつ事件は飲酒によって酒に酔っていたことが原因であること及び依頼者が飲酒による酩酊状態になったのは持病の治療薬とアルコールを同時に服用してしまったためであるから悪質性が低いことを主張して,前科のつかない不起訴処分が相当であると訴えました。弁護士の活動により,本件公然わいせつ事件は,不起訴処分で解決することができました。依頼者には前科が付くことなく,保有する薬剤師の資格も制限されずに,職場での勤務を続けられました。