名古屋のストーカー事件 ストーカー事件に強い名古屋の弁護士
名古屋市中村区在住のAさんは、かつて交際していたVさんに対し、執拗に電話やメールをしていました。
Vさんは、愛知県警中村警察署に告訴を提出しました。
告訴を受理した愛知県警中村警察署は、直ちにAさんを逮捕し、Aさんは釈放されることなく、名古屋地方裁判所に起訴されました。
Aさんの両親が弁護士事務所に相談にきました(フィクションです)。
~ストーカー規制法違反事件の弁護活動~
◆逮捕された場合
この時点では、早期釈放に向けた弁護活動が大切になります。
具体的には、
・勾留請求を阻止する働きかけ
・勾留決定を阻止する働きかけ
・勾留決定に対する準抗告
が挙げられます。
◆起訴された場合
この時点では、
・保釈獲得に向けた弁護活動
・減刑及び執行猶予付き判決獲得に向けた弁護活動が大切になります。
いずれの段階においても、ストーカー規制法違反事件の弁護活動で大切なことは、
・被害弁償及び示談を成立させること
・再犯の可能性がないことを説得的に主張すること
~被害弁償及び示談を成立させること~
ストーカー規制法違反事件においては示談成立が非常に重要になります。
前回見たように、親告罪の場合で起訴前に示談が成立すれば、不起訴処分を獲得できます。
起訴後の場合であっても、減刑事由又は執行猶予獲得の可能性が高まります。
また、釈放・保釈の可能性も高まります。
ただし、ストーカー事件の場合は、被害者の処罰感情が厳しく示談交渉が困難であるのが現実です。
弁護士を通して被害者の方と粘り強く示談交渉することが非常に大切になります。
~再犯の可能性がないことを主張する弁護活動~
再犯の可能性がないことを主張します。
具体的には、
・家族が身元引受人として、犯人を監督できる環境にあること
・犯人自身が自分の行ったストーカー行為を深く反省していること
・今後一切、被害者やその家族と接触しないための具体的措置を講じていること
・カウンセリングや投薬治療など専門的治療を受けること
などを主張していきます。
再犯可能性がないことを説得的に主張することができれば、被害者の方の不安を少しでも払拭することができ、示談交渉の糸口にもなります。
ストーカー事件を起こしてしまった場合は、刑事事件に特化した愛知名古屋弁護士ノリタケ法律事務所までご相談下さい。