【お客様の声】児童ポルノ製造の少年 審判不開始により退学を回避

本日紹介するお客様の声は、未成年の少年がSNSで知り合った未成年の少女の裸の画像を撮影し所持していた児童ポルノ事件です。
少年は、学生であり、事件のことが学校に知られたため、少年は退学する可能性がありましたが、弁護士の対応により、退学を免れ、少年審判不開始の処分を獲得できました。
本日は、この事件の概要と弁護活動を、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所名古屋支部がご紹介します。

◆事件内容と経過◆

少年はSNSで知り合った未成年の少女と連絡を取り合いお付き合いすることになりました。
実際に会って、デートをし、性交渉をすることもありました。その際に少年は少女の裸の画像を撮影し、少女も撮影することを承諾しておりました。
少女は少年と付き合えたことが嬉しくなり、少年と付き合えたこと、性交渉をしたこと、その様子を撮影したことを少年が通っている生徒に話してしまいました。
その後、少年は学校から事実確認をされ、警察に通報されました。
児童ポルノ事件として警察で事件化することになり、少年のご両親は弊所に相談し、弁護士に依頼されました。
対応した弁護士は、まず、少女に事実確認をしました。
少女は撮影することも承諾しており、強要や脅迫されたことは一度もないことを弁護士に話しました。
また少女は親に事件のことは知らせて欲しくないとの要望もありました。
弁護士は少女に被害意思がないこと。親には伝えて欲しくないこと。少年は画像を拡散せず自己で所有していること。
以上の事を学校側に訴え、退学処分をしないよう働きかけました。
学校側は家庭裁判所の判断によって処分を検討する方針になりました。
その後少年は家庭裁判所調査官から調査を受けましたが、事前に弁護士との綿密な打ち合わせや対策を行った結果、少年審判不開始の結果を得られました。
その結果を踏まえ、学校側も退学処分をすることなく、少年は学校生活を続けられました。

◆結果◆

審判不開始

◆解説◆

今回の事件は所謂、児童ポルノ規制法の事件であり、正式な法律名は「児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律」となります。
様々な犯行形態がありますが今回の事件は児童ポルノの所持、製造に当たります。
事件は未成年の少年がおこした事件ですので、少年法が適用されます。
警察の捜査を受けた後、検察庁に事件が送致され、検察庁から家庭裁判所に事件が送致されることになります。
そして家庭裁判所に事件が送致されると、家庭裁判所の調査官が、少年を調査することとなります。
調査官は、少年の家庭環境や、生い立ち、生活環境等を調査し、その調査結果を踏まえて裁判官が、少年の処分を決定する事となるので、調査官の調査結果は極めて重要なものとなります。
弁護士は少年との打ち合わせだけでなく、ご両親とも綿密な打ち合わせや調査の対策を行いました。
調査に臨んだ少年とご両親は、弁護士のアドバイス通りに対応した結果、少年審判が開始されない審判不開始の結果を獲得しました。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所では、少年事件を含む刑事事件に精通した弁護士が最善の結果が得られるような弁護活動を行います。
ご家族が逮捕されてしまって不安な方や、どうしたらよいかわからないという方は、いち早く弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所名古屋支部までご相談ください。

keyboard_arrow_up

0120631881 問い合わせバナー LINE予約はこちら