【お客様の声】名古屋市の強制わいせつ事件 早期示談交渉で事件化阻止の弁護士
■事件概要
名古屋市内に居住する依頼者(20代男性、医学部生、前科なし)が、自宅で知人女性と飲食していた際に、友人とともに女性の身体を触るなどした強制わいせつ事件です。その場は、依頼者と友人男性が自らの行き過ぎた行為を謝罪することで、被害者女性と和解しておさまりました。しかし、事件翌日、被害者から「(強制わいせつ事件のことを)許さない。警察に相談して起訴してもらう。」旨のメールが依頼者に送られてきました。
■コメント
被害者女性から送られてきたメールを見た依頼者は、強制わいせつ事件の前科が付くこと及び事件の内容が学校や職場に伝わることによって医師国家試験や医師免許の取得に悪影響が及ぶことを心配されて,当事務所に刑事弁護活動を依頼されました。
依頼を受けた弁護士が事情を確認したところ、依頼者は飲食する中で親密な雰囲気になったことから被害者女性の身体を触ったものの、女性が嫌がった後は行為を中止していること、依頼者がわいせつ行為自体は認めており謝罪と弁償の意向を有していることが判明しました。担当弁護士は、強制わいせつ事件の前科を避けて医師国家試験や医師免許の取得に悪影響が及ぶことを防ぐために、被害者から警察に被害届や告訴が提出される前に早急に謝罪と被害弁償による示談交渉を行うことを提案致しました。
本件強制わいせつ事件は、被害者の処罰感情が厳しく示談交渉が困難な事件でした。担当弁護士は、早急に被害者様と接触して謝罪と弁償の意思を伝えるとともに、被害者の方には今後二度と接触しない旨の誓約をして接触可能性や2次被害防止のためのを対策を講じるなど、被害者の怒りと不安を払拭できるよう粘り強く示談交渉を続けました。早急且つ粘り強い交渉の末、警察に被害届や告訴が提出される前に、被害者様と示談をまとめることに成功しました。被害者様からは依頼者を許して刑事処罰は望まない旨の言葉をいただくことができました。
早期示談交渉の結果、本件強制わいせつ事件は、被害者様から被害届の提出や告訴がされることなく刑事事件化を阻止することができました。依頼者は、強制わいせつ事件の前科が付くことなく、事件内容が学校や職場に伝わることもなく、医師国家試験や医師免許の取得への悪影響を防ぐことができました。弁護士の仲介による誠意ある示談交渉で、依頼者と被害者様の双方が納得した形で事件を円満に解決することができた事案でした。