【お客様の声】名古屋の成年後見人の横領冤罪事件 真相究明の刑事弁護活動で事件化阻止

【お客様の声】名古屋の成年後見人の横領冤罪事件 真相究明の刑事弁護活動で事件化阻止

■事件概要

依頼者(40代,男性銀行員,前科なし)は,数年前に母親から住宅ローン返済のために金銭を工面してもらったことについて,業務上横領罪の疑いで名古屋地方検察庁から呼び出されて取り調べを受けました。検察官の取調べ内容から、依頼者が母親から工面してもらった金銭が成年後見人による業務上横領事件の被害金の一部であったことが判明したこと、被害金の一部を受け取っている依頼者が成年後見人による業務上横領事件の共犯者と疑われていることが判明しました。依頼者は、自分が事件に関わっておらず無実であることを主張して当日は帰されましたが、検察庁から再度取り調べの呼び出しが来てしまいました。

■事件経過と弁護活動

 依頼者は、数年前の金銭工面について検察庁から呼び出しを受けており、事件の先行きと刑事処分に不安を感じて当事務所に来所されました。当事務所の弁護士が法律相談で事情を確認したところ、母親に工面してもらった金額が多額であること、事件当時の記録が手元にほとんどなく関係者の記憶も不明確になっていること、依頼者は工面してもらった金銭の流れについて母親から詳しく聞かされていなかったことなどの真実が判明しました。ご依頼を受けた当事務所の弁護士は、依頼者に対して記憶がない部分や記憶が不正確な事実について虚偽の自白をとられないように取調対応を指導すると共に、ただちに担当の検察官に依頼者の事情を説明して刑事裁判にしないよう折衝と説得を行いました。
 依頼者は複数回にわたって検察庁に呼び出されて取り調べを受けたものの、依頼者の適切な取調対応と弁護士の折衝の結果、依頼者の業務上横領事件の容疑は晴れて刑事裁判にならずに済みました。事件化を阻止して刑事裁判を回避できたことで、ご依頼者様は前科がつくことなく社会的な不利益を被ることなく事件を終えることができました。

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