名古屋市の詐欺事件で逮捕 接見禁止の弁護士

名古屋市の詐欺事件で逮捕 接見禁止の弁護士

名古屋市中川区在住50代無職Aさんは、愛知県警中川警察署により詐欺の容疑で逮捕されました。
同署によると、Aさんは、氏名不詳の男らと共謀し、高齢の女性に電話で嘘を言い、市内のアパートに現金1000万円を宅配便で送らせたようです。
Aさんは、容疑を否認しているそうです。

今回の事件は、平成27年7月10日、産経ニュースの記事を基に作成しています。
ただし、地名、警察署名は変えてあります。

~判例の紹介~

紹介する判例は、平成24年10月10日、神戸地方裁判所で開かれた詐欺被告事件です。

【事実の概要】
被告人は、福祉センターでその職員Aに対し、
・アダルトビデオ店経営による収入があるのに無職で収入がないかのように装う
・3年前より高血圧で体調が悪く、働くこともできず友人からの援助や借金で生活している旨の嘘を言う
・過去3か月間収入がなく今後もその見込みがない旨嘘の内容を記載した収入申告書を提出する
などして生活保護の支給を申請し、福祉センターの課長であるBらにそれを信じ込ませた。
その後、33回にわたり、福祉センターでその職員から直接交付を受け又は被告人名義の預金口座に振り込ませる方法により、生活保護費として合計416万1941円の金員の交付を受けた。

【判決】
懲役3年6月
(求刑 懲役4年)

【量刑の理由】
・2日間にわたる大阪市職員との面談の中で、自身の職業と収入を偽り続けたものであり、大胆な犯行である。
・400万円を超える金員をだまし取っており、被害額もかなり大きい。
・被告人は、本件犯行当時、前に犯した罪で執行猶予中であった。
・公判においては偽りの弁解を重ねて罪を逃れようとしており、反省の態度を見出すことができない。

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詐欺事件では、接見禁止となることが多くみられるため、一般の方が面会できないケースがあります。
このような場合でも、当事務所では接見禁止を解除するための弁護活動も積極的に行っております。
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なお、愛知県警中川警察署に逮捕された場合は、初回接見サービスをご利用ください(初回接見費用は、3万5000円です)。

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