名古屋市港区で条例違反事件で逮捕 自動車関係の事件に強い弁護士
Aは,自動車業とは関係のない会社で働くサラリーマンである。
以前Aは,自車のイモビライザが壊れたときに備えようと思って,海外のサイトからイモビカッターを購入しており,普段から持ち歩いていた。
Aは名古屋市内の自宅に帰宅する途中,警察官に呼び止められ職務質問を受けたが,イモビカッターを所持していることを怪しまれ任意で事情を聴取されることとなった。
Aは,正当な理由なくイモビカッターを所持することが違法になることは知っていたが,逮捕されたくないと思い,名古屋市内で刑事事件に強いと評判の法律事務所の弁護士に相談することにした。
(フィクションです)
イモビライザとは,電子的なキーによる照合によって,不正な合鍵等によるエンジン始動を防ぐ装置を指します。
これによれば,電子的な照合によって,キーに内蔵されているIDを自動車のコンピュータが認識しなければエンジンを始動できません。
したがって,物理的にコピーしたキーで車内に侵入できたとしても,エンジンを始動させることができないのですから,車両盗難防止のために普及が進んでいます。
もっとも,近時はイモビライザを破るイモビカッター等の台頭によって,再び自動車盗が頻発する事態となっています。
現に,愛知県での自動車盗は,平成20年から5年連続で全国ワースト1位と多発しており,イモビライザが装着された自動車の盗難の割合は全国の約4割を占めていました(平成24年中)。
そこで,愛知県はこれを取り締まるため,愛知県安全なまちづくり条例の一部改正を行いました。
愛知県安全なまちづくり条例の26条の2は,このようなイモビライザが取り付けられた自動車の窃取に係る機器の所持を禁止しています。
これに違反した場合は1年以下の懲役又は50万円以下の罰金と定めています。
イモビライザが取り付けられた自動車の窃取に係る機器とは,イモビカッター等と呼ばれる機器をいいます。
Aが持ち歩いていたのもイモビカッターですから,これに当たります。
(愛知県警察HPを参照しました)
あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士は,刑事事件専門であり,逮捕されないための弁護活動も多数承っております。
逮捕されてしまいそうとお困りの方は,あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士までご相談ください。
(愛知県警察港警察署への初回接見費用:3万6900円)