小牧市で盗品関与事件 示談交渉に強い弁護士
Aは,Bに対して,Vの所有する絵画(時価100万円相当)を盗んで来れば,高値で買ってやると申し向けた。
Bは,金銭に困っていたので,Aに高値で買い取ってもらうため,Vの所有する絵画を盗んでこようと決意した。
そして,実際にBはVの所有する絵画を盗み,Aがこれを80万円で買い受けた。
Bが窃盗の容疑で逮捕されたことをきっかけに,警察官はAについても窃盗に関与している疑いを強めた。
昨日,Aは愛知県警小牧警察署により,窃盗教唆及び盗品等有償譲受けの容疑で逮捕された。
(フィクションです。)
本件では,BはVの所有する絵画を窃取しているので,窃盗罪が成立します。
そして,Aについてはまず,同窃盗に対しての教唆犯が成立するものと思われます。
AはBに窃盗を行うことをそそのかして,具体的に当該犯罪の実行を決意し,実行しているからです。
また,その後AはBが盗ってきたものを80万円で買い受けているので,盗品等有償譲受け罪も成立するものと思われます。
窃盗教唆の法定刑は,十年以下の懲役又は五十万円以下の罰金(61条1項,235条)です。
盗品等有償譲受け罪の法定刑も十年以下の懲役及び五十万円以下の罰金です。
もっとも,Aはただちに起訴されて有罪判決を受けるというわけではありません。
たとえば起訴前であれば,示談交渉を行うことで,許しを請うということが考えられます。
示談とは,被害者に対して相応の金銭を支払ったうえで,当事者間で事件を解決するという内容の合意をすることをいいます。
示談の成立は,宥恕を示していることを意味するので,起訴前の場合であれば不起訴処分を目指すことも可能となります。
また,起訴後の場合であっても,量刑を軽くする事情として考慮されたり,執行猶予付き判決を獲得する可能性もあります。
Aに選任される弁護士としては,このような示談交渉の弁護活動を行うことが考えられます。
あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士は刑事事件専門であり,示談交渉のための弁護活動も多数承っております。
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(愛知県警察小牧警察署への初回接見費用:3万9600円)