岐阜市で逮捕された汚職事件 違法取調べに強い弁護士
土木関係の事務所で働いているAは,土木工事の受注について便宜を図ってもらうためにと,岐阜市役所の担当者Bらに対して金品などを提供した。
上記金品提供行為は同市内の料亭の密室で行われたものの,別事件の捜査をきっかけに不正な金銭の流れが発覚され,事件が公になることとなった。
岐阜県警岐阜中警察署の警察官はA及びBに対し,贈収賄の疑いがあるとみて,任意による取調べを求めるに至った。
しかし,任意といえども捜査官によるその取調べは連日連夜長時間に及ぶなど,会社で働くAにとっては負担の大きいものであった。
そこで,Aは少しだけでもこの取調べの負担を軽減するよう交渉してもらえないか,と東海地方において刑事事件に強いと評判の法律事務所の弁護士に相談することにした。
(フィクションです。)
~汚職事件では違法・不当な取調べがされやすい~
刑法は第25章の「汚職の罪」において,収賄罪(法197条以下)等について規定しています。
本件は明らかに贈収賄事件です。
ですから,Aらには同罪が成立すると考えられます。。
そして,普通に考えて人の見ている前で賄賂を渡したり受け取ったりはしませんでしょうから,一般的にはこの手の犯罪は目撃者がない密行性の高い犯罪であるといえます。
そうすると,捜査機関としては客観的な物などの証拠を揃えることが困難です。
もっぱら自白や参考人の供述を中心とした捜査をとることとなります。
しかし,このような自白等の偏重主義には,捜査官に思い込み等が介在するおそれがあるため,被疑者等に対して違法・不当な取調べが行われることが往々にして生じます。
このような違法・不当な取調べによって被疑者等が精神的に追い詰められることにより,虚偽の自白が誘発されてしまうおそれがあります。
たとえ被疑者等が犯罪の成立を認めていた場合であるとしても,虚偽の自白によってより重い罪が成立してしまうおそれもあります。
虚偽の自白は許されるものではありません。
本件でも,捜査官の思い違いによって違法・不当な取調べが行われ,これによってAは虚偽の自白をしてしまう可能性があります。
手遅れになる前に弁護士を立て,万全の防御態勢を整えることをお勧めします。
あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士は刑事事件専門であり,汚職事件についての弁護活動も承っております。
違法・不当な取調べをやめてもらうよう交渉してほしいとお考えの方は,あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士までご相談ください。
(岐阜県警察岐阜中警察署への初回接見費用:3万8900円)