【お客様の声】三重県内で建造物侵入・盗撮事件(少年事件) 不処分獲得に強い弁護士
■事件概要
依頼者の息子(10代少年,中学生,前科なし)が,女子トイレに侵入し,携帯電話機のカメラ機能を用いて,盗撮行為をおこなった事件。本件では,少年が過去にも同様の行為をたびたび繰り返していたことから,厳しい処分になることも考えらえました。
■事件経過と弁護活動
本件事件は在宅事件(事件当事者が身体拘束されずに,捜査される事件)であったことから,両親と共に本人が直接依頼に来られました。依頼者は,保護処分によって前歴が付くこと,それにより現在通う中学校及び今後の進学への影響を強く心配されておられたことから,当事務所の弁護士は,刑事手続きの流れや取調べ対応をアドバイスすることで,少年及びその両親の不安を少しでも取り除くよう努めました。
また,少年は当初,恥ずかしさからなかなか事件のことを話してくれませんでしたが,粘り強く弁護士との協議を重ねるにつれて,事件を起こした背景や,現在の心境,被害者への謝罪の言葉を口にするようになりました。そこで,担当の弁護士は,携帯電話機のカメラ機能にロック機能を付したり,少年が抱える悩みを解消させるべくカウンセリングを紹介するなどして,二度と同様の非行に至らないように環境を整えることに尽力しました。
このような弁護士の入念な指導と少年の真面目な取り組みの結果,家庭裁判所の審判では,少年が今回の事件と向き合い真摯に反省していること,両親が監督する環境が整っており社会での更生が十分期待できることなどから,不処分という結果を得ることができました。その結果,少年は無事進学することも叶い,従前通り学校生活を送ることができました。