愛知の殺人事件 夜間でも心強い弁護士
Aさんは名古屋市内の病院に勤めている看護師である。
ある日Aさんは医師であるBさんの指示に従い、Bさんに渡された薬をVさんに注射した。
しかし、それは薬ではなく毒で、BさんがVさんを殺害するためにAさんには中身は薬だと偽った。
Aさんの注射によりVさんは死亡してしまい、Aさんは愛知県警千種警察署に逮捕された。
Aさんの親はそのことを聞き、深夜であったが愛知県内で刑事事件を専門に取り扱っているという法律事務所に連絡した。
(フィクションです。)
~誰が罪に問われるの?~
Aさんは薬だと医師に言われて毒をVさんに注射してしまいました。
一見するとAさんが実行犯として殺人罪が認められてしまいそうです。
しかし、本件の場合Bさんがその立場を利用してAさんを道具として使い、自分の殺人計画を遂行しています。
このように他人を道具として使った犯人は「間接正犯」と呼ばれ、
自らが犯罪を実行していなくても罪に問うことができます。
上記の例では指示を出したBさんが主犯として殺人罪の罪責を負います。
~Aさんの罪は?~
では実際に実行行為をさせられたAさんについてはどうなるのでしょうか。
犯罪が成立するには故意又は過失が必要です。
今回Aさんは医師の指示に従って毒を薬と思っていました。
ですので故意はもちろん、過失も認められない可能性が高いです。
よってAさんは殺人罪だけではなく、幇助犯としても罪に問われないでしょう。
~じゃあAさんは安心?~
以上のようにAさんが罪に問われる可能性は低いです。
しかしこれは理屈だけの話です。
実際にはBさんを間接正犯として扱う証拠がなかったり、もしくは隠されてしまうかもしれません。
あるいは過失があったという証拠によって業務上過失致死罪に問われてしまうかもしれません。
Aさんが罪に問われない証拠を集めるにはそれらが無くなってしまう前の早期の弁護士活動が重要です。
それだけではなく、Aさんが逮捕されたため逮捕期間中不安のないよう適切なアドバイスもできます。
あいち刑事事件総合法律事務所では土日祝日、夜間の急なお電話にも対応しおります。
愛知県内の刑事事件でお困りの方はぜひ当事務所にご連絡ください。
(愛知県警察千種警察署への初回接見費用:3万5200円