愛知県の恐喝事件で逮捕 示談の得意な弁護士
愛知県安城市在住30代、40代男性2人は、愛知県警安城警察署により恐喝容疑で逮捕されました。
同署によると、名古屋市北区内の喫茶店等で被害者男性を脅し、同男性に額面350万円の投資契約書を作成させたうえ、安城市内で同男性から現金を受け取ったようです。
男性2人は「契約を断ったから代表が怒ったぞ、怒鳴り込んで行って仕事をできないようにしてやる」などと脅したようです。
今回の事件は、平成27年2月25日、安城警察署によって発表されたものを基に作成しています。
~恐喝罪とは~
恐喝罪とは、暴行や脅迫によって相手方を怖がらせてお金などの金品や利益を脅し取る犯罪です。
具体的には、カツアゲ、強請りなどがあたります。
恐喝罪の法定刑は、10年以下の懲役です(刑法第249条)。
恐喝罪は、未遂も罰せられます(刑法第250条)。
~判例の紹介~
紹介する判例は、平成22年12月7日、松山地方裁判所で開かれた恐喝被告事件です。
【事実の概要】
被告人は、Aと賭け事をし、Aに勝ったことに乗じて、勝ち金支払名下にAから金員を喝取しようと企てた。
愛媛県a市の大型複合施設に隣接する駐車場からa市の小売店駐車場までを走行中の被告人運転の自動車内において、A(当時23歳)に対し、
「残りの60万円も払え。」「海に行って,足腰立たんようにしてやる。」「おまえに取れるところがあるけん取るんじゃ。」などと語気鋭く申し向けた。
また、左の拳でAの顔面付近を1回殴打する暴行を加えて、現金の交付を要求した。
さらに、もしその要求に応じなければ、Aの身体等にいかなる危害をも加えかねない気勢を示してAを怖がらせた。
以上の行為を通じて、a市のコンビニエンスストア駐車場に駐車中の被告人使用の自動車内において、Bを介して、Aから現金10万円の交付を受けた。
別日、a市の喫茶店内において、Bをして、Aから依頼を受けたAの父親であるCから現金40万円を受け取らせた。
その後、a市のゲームセンター店内において、Bから同金員の交付を受け、これらを喝取したものである。
【判決】
被告人を懲役1年6月に処する。
(求刑 懲役2年)
【量刑の理由】
・被害金額が多額
・態様が悪質
・2度にわたり服役し、直近前科の出所後わずか1年で本件犯行に及んでいる
・反省の態度が見られない
恐喝事件など被害者がいる犯罪で実刑判決や前科を回避するには、弁護士を通じて示談を成立させることがポイントです。
恐喝事件でお困りの方は、示談を得意とする愛知名古屋弁護士ノリタケ法律事務所にお任せください。
なお、愛知県警安城警察署に逮捕され初回接見を希望する場合、初回接見費用は7万3800円です