愛知県豊川市のコカインの所持事件で所持品検査 減刑を目指すなら弁護士
愛知県豊川市在住の30代男性のAさんは、ある日夜道を歩いていた際に、突然、愛知県警察豊川警察署の警察官に声をかけられました。
どうやら、警察に「豊川市の周辺住宅地で薬物の売買をしている人がいる」との通報が入ったため、警察官が周辺を見回りしていたようです。
Aさんのズボンの後ろポケットには、知人から購入したコカインが入っていました。
警察官が所持品検査を求めてきたため、Aさんは断って、その場を去ろうとしましたが、警察官に阻まれ、もみ合っているうちにズボンのポケットからコカインの入った袋が落ちてしまいました。
警察にコカインの所持が発覚し、Aさんはその場で逮捕されてしまいました。
(フィクションです。)
~コカインとは~
コカインは、覚せい剤に比べて、効果の持続時間が30分程度と短いですが、覚せい剤と同様に神経を興奮させる作用があり、気分が高揚し、眠気や疲労感がなくなったように感じます。
しかし、乱用を続けると、幻覚等の症状が現れます。また大量に摂取すると、呼吸困難により死亡してしまう恐れのある大変危険な薬物です。
そのため、コカインの所持・使用・製造・輸出入・譲渡・譲受等の行為は「麻薬及び向精神薬取締法」によって処罰されます。
上記事例のAさんのように営利目的のない所持の場合であっても、法定刑は「7年以下の懲役」と非常に重い刑罰となっていますが、過去の量刑をみると、2~1年6月程度の懲役、あるいは3年程度の執行猶予ととなることが多いようです。
そのため、量刑を軽減してもらうためにも、早期に弁護士に相談し、適切な弁護活動をしてもらうことが大切になってきます。
~所持品検査とは~
薬物の所持などが疑われる場合には、警察官にかばんやポケット内の所持品を出してくれるよう求められることがあります。
状況によっては、他の往来の妨げになったり、プライバシーが侵されやすかったりするような場所の場合、最寄りの交番や警察署への任意同行を求められる場合もあります。
ただし、警察官が勝手にかばんを開けて内容物を取り出したり、ポケットの中に手を入れたりすることは、原則として許されていません。
職務質問や所持品検査の要求に応じる法的な義務はありませんので、拒否したからといって、法的に処罰されることはないのです。
しかし、拒否した際に、警察官の手を振り切ったり、警察官の胸を押したりすると、適法に職務を執行している警察官に暴行を加えたとして、公務執行妨害罪(刑法95条1項)で現行犯逮捕される可能性がありますので、十分に気を付ける必要があります。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は刑事事件を専門で扱っている法律事務所です。
薬物事件で逮捕されお困りの方は、ぜひ、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士にご相談ください。
(愛知県警察豊川警察署への初見接見費用:41,500円)