Archive for the ‘交通事故・交通違反’ Category

【ニュース紹介】愛知県一宮市で起きた酒気帯び運転・人身事故

2023-04-14

今回は、愛知県一宮市で起きた酒気帯び運転・人身事故の報道について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所名古屋本部が解説いたします。

【ケース】

25日夜、愛知県一宮市で、酒気帯び運転をして女性に衝突しけがをさせたなどとして、75歳の女が現行犯逮捕されました。
警察によりますと、一宮市の女性容疑者(75)は、25日午後10時30分ごろ、自身が住む市営住宅の駐車場で、酒気帯びの状態で車を運転し歩行者の女性に衝突してけがをさせたほか、駐車中の車数台にぶつかった疑いが持たれています。
調べに対し、前記女性は、酒を飲んで運転したことは認める一方、「人に衝突して、けがを負わせたことは全く覚えがない」などと容疑を一部否認しています。
(https://www.nagoyatv.com/news/?id=016691 12月26日 メ~テレ 「酒気帯び運転で歩行者女性に衝突、数台の車にぶつかった疑い 75歳の女を逮捕」より ※氏名等の個人情報は秘匿しています)

【酒気帯び運転・人身事故を起こした場合の弁護活動】

逮捕され、留置の必要が認められた場合には、逮捕時から48時間以内に、身柄が検察へ送致されます。
検察では、身柄を受け取ったときから24時間以内、かつ、逮捕時から72時間以内に、被疑者の勾留を請求するか、釈放するかを判断します。
検察官の勾留請求に対し、裁判所が勾留決定を出すと10日間、やむを得ない事由があると認められた場合には、さらに最長10日間、勾留されることになります。

逮捕されてしまった場合には、早期に弁護士を依頼し、身柄解放活動などの弁護活動を行ってもらうことが重要です。
特にケースの被疑者は75歳と高齢であり、身体拘束が及ぼす悪影響が懸念されます。
弁護士のサポートを受けながら、信頼できる身元引受人、その上申書などを用意し、早期の身柄解放の実現に向けて行動する必要があるでしょう。

釈放され、在宅捜査に移行した場合であっても、刑事手続は継続しますが、身体拘束を受けた状態で捜査機関に対応するのと、在宅で捜査機関に対応するのとでは、被疑者の負担が大きく異なります。
酒気帯び運転、人身事故を起こし逮捕されてしまった場合には、すぐに弁護士の接見を依頼し、今後の弁護活動に関してアドバイスを受けましょう。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所名古屋本部は、刑事事件・少年事件を中心に扱う法律事務所です。
ご家族が酒気帯び運転、人身事故を起こして逮捕されてしまい、お困りの方は、是非、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所名古屋本部にご相談ください。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所名古屋本部では、酒気帯び運転・人身事故に関するご相談を

フリーダイヤル 0120-631-881(24時間、年中無休)

にてご予約を受け付けております。

【解決事例】無免許運転(道路交通法違反)の弁護活動

2023-04-11

無免許運転(道路交通法違反)の弁護活動について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所名古屋本部が解説します。

【事案の概要】

Aさんは、無免許で家族を病院へ送り迎えをするために自家用車を運転したとして、愛知県江南警察署で検挙されました。
Aさんは「免許欠格期間は終わっていましたが、忙しくて改めて免許を取る時間がありませんでした。無免許運転は刑務所に入る可能性があると聞きましたが、そうなると家族の面倒を見れる人がいなくなります。刑務所に入らない処分になりませんか。」と相談時にお話しされました。
(※守秘義務の関係で一部事実と異なる表記をしています。)

【無免許運転とはどのようなことですか?】

無免許運転とは、自動車等を運転免許なしで運転することです。
状況として4種類あり

①一度も運転免許証を受けないで運転すること
②運転免許証を取り消された後に運転すること
③運転免許証の効力が停止中に運転すること
④運転免許証の対象にない車両を運転すること

にわけられます。
ですので、Aさんは②のパターンとなります。
参考ですが、有効な運転免許証をどこかに忘れて運転した場合は、無免許運転ではなく、免許証不携帯となります。

無免許運転の罰則は、3年以下の懲役又は50万円以下の罰金です(道路交通法117条の2の2第1号)。

【弁護活動について】

検察官に対し、Aさんが大変反省していること、事件時運転していた車を処分し、運転免許証を再取得するまでは車両を購入しないこと、Aさんには常習性もなく、Aさんを監督をしていく家族もいること、などを書面にまとめ提出したところ、Aさんは罰金処分となり、刑務所に入る処分にはなりませんでした。

刑務所に入らない処分を得るための、警察署、検察庁、裁判所などへの主張・申立ては、法律の専門家である弁護士に任せるのがよいでしょう。

無免許運転(道路交通法違反)で刑務所に入る処分を回避したいという方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所名古屋本部までご相談ください。
事件について詳細に確認をとったうえで、今後の見通しについてご説明致します。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所名古屋本部では、無免許運転(道路交通法違反)に関するご相談を

フリーダイヤル 0120-631-881(24時間、年中無休)

にてご予約を受け付けております。

 

【ニュース紹介】愛知県常滑市で起きた過失運転致死事件

2023-04-05

今回は、愛知県常滑市で起きた過失運転致死事件について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所名古屋本部が解説いたします。

【ケース】

愛知県常滑市の県道で歩行者の90歳の男性が、後ろから来たワンボックス車にはねられ、死亡しました。
警察によりますと、3日午前8時すぎ、常滑市塩田町の県道で道路の端を歩いていたとみられる男性が、後ろから走ってきたワンボックス車にはねられました。
男性は、全身を強く打って病院に運ばれましたが、約6時間後に死亡が確認されました。
警察はワンボックス車を運転していた、名古屋市緑区の自称・会社員の男(25)を過失運転致傷の疑いで現行犯逮捕しました。
男は職場に向かう途中だったということで、警察の調べに対し、容疑を認めているということです。
警察は今後、容疑を過失運転致死に切り替えて、詳しい事故の原因を調べる方針です。
(https://www.nagoyatv.com/news/?id=017254 2月4日 「常滑市の県道で90歳男性死亡 後ろから来たワンボックス車にはねられる」より ※氏名等の個人情報は秘匿しています)

【過失運転致死事件の弁護活動】

自動車を運転中に人身事故を起こしてしまった場合、過失運転致死傷罪に問われる可能性があります。
さらに、被害者に大怪我を負わせた場合や、死亡結果を引き起こしてしまった場合には、そのまま現行犯逮捕されてしまうことも珍しくありません。

ケースの事件では過失運転致死罪に問われており、適切な弁護活動を尽くさない場合、実刑判決を受ける可能性もあります。
このような場合は、すぐに弁護士を依頼して、被害者、または、被害者のご遺族と示談交渉を行い、十分な謝罪と損害賠償を行うことが非常に重要となります。

逮捕されてしまった場合には、自身で示談交渉を行うことは現実的に不可能です。
弁護士に示談交渉を依頼する必要があるでしょう。

過失運転致死傷の疑いで逮捕されてしまった場合には、すぐに弁護士の接見を受け、今後の弁護活動を依頼することをおすすめします。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所名古屋本部は、刑事事件・少年事件を中心に扱う法律事務所です。
過失運転致死傷事件に関してお困りの方は、是非、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所名古屋本部にご相談ください。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所名古屋本部では、過失運転致死事件に関するご相談を

フリーダイヤル 0120-631-881(24時間、年中無休)

にてご予約を受け付けております。

酒気帯び運転と酒酔い運転の違い

2023-03-30

酒気帯び運転と酒酔い運転の違いについて、あいち刑事事件総合法律事務所名古屋本部が解説します。

【事案の概要】

愛知県碧南市在住のAさんは、近所の居酒屋でビール1杯を飲んだにもかかわらず、自家用車を運転していました。
パトカーで付近をパトロールしていた愛知県警察碧南警察署の警察官が、Aさんの運転する車の挙動がおかしかったため、停車させたうえで飲酒検問を行ったところ、警察官の質問に対するAさんの受け答えがうまく出来ず、まっすぐに歩くことができないなどの状態であったことから、Aさんは酒酔い運転の疑いで現行犯逮捕されました。
(※フィクションです)

【酒気帯び運転と酒酔い運転の違いは?】

酒気帯び運転とは、呼気1リットル中のアルコール濃度が0.15mg以上検出された状態で運転することをいい、道路交通法117条2の2第1項第3号により、「三年以下の懲役又は五十万円以下の罰金」が科せられます。
一方、酒酔い運転とは、千鳥足でまっすぐに歩けない、受け答えがおかしいなど客観的に見て酔っているといった、「アルコールの影響により正常な運転ができないおそれがある状態」にもかかわらず運転することいい、道路交通法117条の2第1項第1号により、「五年以下の懲役又は百万円以下の罰金」が科せられます。

ここで注意が必要なのは、酒酔い運転については、呼気1リットル中のアルコール濃度に関係なく「アルコールの影響により正常な運転ができないおそれがある状態」であればこれに該当するということです。
そのため、今回のケースのAさんのように、ビール1杯しか飲んでいなくとも、酔いやすい体質であったことから、受け答えができない・まっすぐ歩けないという状態になっていた場合は、たとえ呼気1リットル中のアルコール濃度が0.15mg未満であっても、酒酔い運転となります。

【人身事故を起こしてしまった場合は?】

今回のケースとは異なりますが、仮に飲酒した状態で人身事故を起こした場合、重い刑罰が科せられることになります。
酒気帯び運転又は酒酔い運転で人身事故を起こすと、過失運転致死傷罪(自動車運転死傷行為処罰法5条)が併合罪となり、懲役10年以下の罰則が、酒酔い運転の場合は懲役10年6月以下の罰則が科されるおそれがあります。
また、アルコールの影響により正常な運転が困難な状態であったにもかかわらず運転し、人身事故を起こした場合は、危険運転致死傷罪(自動車運転死傷行為処罰法2条1号)が適用され、仮に被害者の方が亡くなってしまった場合は、最大で懲役20年の罰則が科されるおそれがあります。

【お困りの方はご相談ください】

今回のケースのように、酒気帯び運転・酒酔い運転で逮捕・勾留されてしまった場合、早期に刑事事件に強い弁護士に依頼することで、早期の身柄解放が実現する可能性が高まります。
早期の身柄解放がなされれば、会社や学校を長期間休むことなく、その後の社会復帰がスムーズに行いやすくなります。
また、仮に飲酒運転で人身事故を起こしてしまった場合、初犯であっても正式な裁判となる可能性が高いです。
そのような場合でも、早期に依頼していただければ、刑事事件に強い弁護士が、被害者の方との示談交渉を行ったり、裁判において適切な主張をしたりすることで、刑事処分の軽減が可能になります。

お困りの方は、速やかに刑事事件に強い弁護士にご相談ください。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所名古屋本部は、年間多数の刑事事件への対応をしてきた刑事事件を中心に扱う法律事務所です。
是非、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所名古屋本部にご相談ください。
ご相談は
フリーダイヤル 0120-631-881(24時間、年中無休)
にてご予約を受け付けております。

【ニュース紹介】少年が無免許でバイクを運転し、ひき逃げの疑いで逮捕

2023-03-24

今回は、愛知県春日井市で起きた、16歳少年による無免許過失運転致傷等事件について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所名古屋本部が解説いたします。

【ケース】

4日夜愛知県春日井市で、無免許でバイクを運転して別のバイクと衝突し、男性にけがをさせたにもかかわらず逃走したとして、16歳の少年が逮捕されました。

無免許過失運転致傷などの疑いで逮捕されたのは、小牧市に住む16歳の会社員の少年です。

警察によりますと、少年は4日午後8時すぎ、無免許でバイクを運転して春日井市内の国道の交差点を右折する際、対向車線を走ってきた大型バイクと衝突し、男性(58)に左の鎖骨を折る大けがをさせたにもかかわらず、そのまま逃走した疑いがもたれています。

少年は事故のおよそ1時間後に現場に戻ってきたということで、警察の調べに対し、「あっています」と容疑を認めています。

警察は、事故の状況を詳しく調べています。
(https://www.nagoyatv.com/news/?id=015959 11月5日 メ~テレ 「無免許でバイクを運転 別のバイクと衝突し男性にけがをさせ逃走した疑い 16歳の少年を逮捕」より引用)

【少年事件の特殊性】

無免許過失運転致傷罪は、10年以下の懲役が予定されているれっきとした犯罪行為です(自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律第6条4項)。
また、記事上明らかではありませんが、道路交通法違反行為である「ひき逃げ」の嫌疑もかけられている可能性が高いと考えられます。

しかし、逮捕されたのは16歳の少年であるため、少年法の適用があります。
したがって、原則として逮捕された少年が刑罰を受けることはありません。

捜査段階では成人と同じように取調べを受けたのち、家庭裁判所に送致されることになるでしょう。
家庭裁判所送致後は、少年の心理検査や家庭環境の調査などが行われ(在宅で実施される場合と少年鑑別所に入って実施される場合とがあります)、少年審判に役立てられることになります。

審判が開かれると、少年の必要に応じて「保護処分」が言い渡されます。
保護処分には、「保護観察処分」、「児童自立支援施設又は児童養護施設送致」、「少年院送致」があります。

【少年が逮捕された場合は、少年事件に熟練した弁護士に事件解決を依頼】

少年事件においては、成人の刑事事件と異なる特殊な手続が予定されています。
なるべく有利な処分を得て事件を解決するためには、少年事件に熟練した弁護士の助力が役立ちます。
まずは弁護士の接見を受け、今後の弁護活動についてアドバイスを受けましょう。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所名古屋本部は、刑事事件・少年事件を中心に扱う法律事務所です。
少年の無免許過失運転致傷事件などに関してお困りの方は、是非、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所名古屋本部にご相談ください。
ご相談は
フリーダイヤル 0120-631-881(24時間、年中無休)
にてご予約を受け付けております。

【ニュース紹介】名古屋市北区で発生した危険運転致傷・ひき逃げ事件

2023-03-09

今回は、名古屋市北区で発生した危険運転致傷・ひき逃げ事件について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所名古屋本部が解説いたします。

【ケース】

11月、名古屋市北区の信号交差点で赤信号を無視して自転車の女性をひき逃げした疑いで20歳の男が逮捕されました。

(中略)

警察によりますと、前記男性は11月24日午前6時すぎ、名古屋市北区上飯田通の信号交差点で軽乗用車を運転中に赤信号を無視し、自転車と衝突。

自転車に乗っていた69歳の女性に右足の骨を折るなどの大けがをさせ、そのまま逃げた危険運転傷害などの疑いが持たれています。

防犯カメラの映像などから前記男性が浮上し逮捕に至りました。

警察は男性の認否を明らかにしていません。
(https://news.livedoor.com/article/detail/23446801/ 12月27日 Livedoor NEWS 「赤信号無視しひき逃げか 20歳男逮捕 警察が逃走理由を捜査中  名古屋・北区」より ※氏名等の個人情報は秘匿し、そのほかは原文のまま掲載しています)

【危険運転致傷・ひき逃げ事件を起こした場合】

ケースの事件では、危険運転致傷、ひき逃げの疑いで人身事故の加害男性が逮捕されています。
危険運転致傷罪には複数の類型がありますが、「赤色信号又はこれに相当する信号を殊更に無視し、かつ、重大な交通の危険を生じさせる速度で自動車を運転する行為によって、人を負傷させた場合」がその一つです(自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律第2条7号)。
法定刑は15年以下の懲役となっています。

危険運転致傷罪についてはかなり重い処分が予想され、加えて、ひき逃げの嫌疑も存在する場合には、実刑判決を受ける可能性も十分想定されます。
逮捕・勾留が長引く可能性も高く、捜査段階における被疑者の負担も大きいです。
危険運転致傷・ひき逃げの疑いで逮捕されてしまった場合には、すぐに弁護士を依頼し、事件解決に向けたサポートを受ける必要性が高いものと考えられます。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所名古屋本部は、刑事事件・少年事件を中心に扱う法律事務所です。
ご家族が危険運転致傷・ひき逃げの疑いで逮捕されてしまった方は、是非、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所名古屋本部にご相談ください。
ご相談は
フリーダイヤル 0120-631-881(24時間、年中無休)
にてご予約を受け付けております。

【ニュース紹介】愛知県豊橋市で起きたひき逃げ事件

2023-02-19

今回は、愛知県豊橋市で起きたひき逃げ事件について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所名古屋本部が解説いたします。

【ケース】

令和4年11月、愛知県豊橋市の交差点で、女子高校生をひき逃げしたとして62歳の男が逮捕されました。
過失運転致傷などの疑いで逮捕されたのは、豊橋市の自称・自営業の男性です。
警察によりますと男性は令和4年11月、豊橋市上野町の交差点で車を運転中、自転車に乗っていた女子高校生(15)をはねてけがをさせ、そのまま逃げた疑いがもたれています。
女子高校生はあごの骨を折るなどの重傷です。
男性は「救護せず立ち去ったことは間違いない」などと容疑を認めています。
現場は赤と黄色が点滅する信号のある交差点で、警察は事故の原因を調べています。
(https://www.nagoyatv.com/news/?id=016873 令和5年1月10日 メ~テレ 「女子高校生をひき逃げ疑い 62歳の男逮捕」より ※氏名等の個人情報については加筆を行い、秘匿しています)

【すぐに弁護士の接見を受ける】

紹介したひき逃げ事件の被害者はあごの骨を折るなどの重傷であり、また、ひき逃げという行為の性質上、逃亡のおそれが高いと判断され、身体拘束が長期化する可能性が見込まれます。
ひき逃げ事件を起こし、逮捕、勾留されてしまった場合には、速やかに弁護士の接見を受け、今後の弁護活動に関してアドバイスを受けることが重要です。

知り合いに信頼できる弁護士がいれば、捜査機関などに依頼してその弁護士の接見を受けることができますが、弁護士の知り合いがいない、という事態も珍しくありません。
このような場合であっても、当番弁護士を依頼することにより、一度だけ、無料で接見を受けることができます。
被疑者本人が当番弁護士を呼ぶ際は、警察官や検察官、裁判官に当番弁護士を呼ぶように依頼しましょう。
また、被疑者の家族も当番弁護士の派遣を依頼することができます。
この場合は、被疑者が逮捕された場所の弁護士会に連絡し、当番弁護士の派遣を要請します。

【国選弁護人と私選弁護人について】

当番弁護士の接見は無料ですが、接見後、引き続き弁護活動を行うことはできません。
弁護活動の継続を希望する場合には、国選弁護人制度の利用や、私選弁護人の選任が必要です。

国選弁護人は、資力要件を満たした(一定程度、経済的に難のある方向けの制度です)被疑者について勾留決定が出されている場合において、被疑者の請求により国が付する弁護士です。
弁護士費用は原則として無料ですが、国選弁護人となる弁護士はランダムに決められ、必ずしも刑事事件に熟練しているとは限らない弁護士が国選弁護人となることもあります。

私選弁護人は、被疑者やその家族において弁護士費用を負担し、選任する弁護士です。
近年では多くの法律事務所がホームページを解説しており、得意とする事件について紹介しています。
その中から、刑事事件に詳しい弁護士を探し出し、事件解決を依頼するのが通常です。
自ら刑事事件の得意な弁護士を選んで事件解決を依頼するため、納得のできる弁護活動を期待することができます。

それぞれのメリット、デメリットを把握し、自身に合った弁護士を選んで事件解決を目指していきましょう。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所名古屋本部は、刑事事件・少年事件を中心に扱う法律事務所です。
ご家族がひき逃げの疑いで逮捕されてしまい、お困りの方は、是非、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所名古屋本部にご相談ください。

【ニュース紹介】愛知県豊橋市で起きた人身事故

2023-02-10

今回は、愛知県豊橋市で起きた人身事故の報道をもとに、過失運転致傷事件の弁護活動について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所名古屋本部が解説いたします。

【ケース】

8日夕方、愛知県豊橋市の市道で、近くに住む73歳の女性が軽乗用車にはねられ意識不明の重体となっています。警察は軽乗用車を運転していた21歳の男を現行犯逮捕しました。
8日午後5時すぎ、豊橋市瓜郷町の市道で、近くに住む73歳の女性が、南から来た軽乗用車にはねられました。
女性は病院に運ばれましたが、意識不明の重体です。
軽乗用車を運転していたのは、市内に住む自称・会社員の21歳の男で、事故を起こしたあと自ら110番通報し、過失運転致傷の現行犯で逮捕されました。
現場は、田んぼや畑に囲まれた道幅の狭い直線道路です。
警察によりますと、現場には女性の自転車が倒れていて、女性が立ち止まっていたところ車にはねられたということです。
(https://news.goo.ne.jp/amp/article/tokaitv/nation/tokaitv-20221209-0632-23710.html12月9日 gooニュース 「田畑に囲まれた狭い道路…現場近くに住む女性が軽乗用車にはねられ重体 運転していた21歳男現行犯逮捕」より引用)

【過失運転致死傷罪について】

過失運転致死傷罪は、自動車の運転上必要な注意を怠り、よって人を死傷させた場合に成立します(自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律第5条)。
運転免許を受けておられる方は、教習所の座学などにおいて、事故を起こした際、「行政上の責任」、「民事上の責任」そして「刑事上の責任」を問われ得る、と習った覚えがあるでしょう。
人身事故を起こしてしまうと、過失運転致死傷罪その他の犯罪に問われることになる可能性がありますが、この点が「刑事上の責任」の一面というこができます。

【逮捕された場合】

ケースの21歳男性は過失運転致傷の疑いで現行犯逮捕されています。
逮捕されてしまった場合は、あらためて言及するまでもありませんが、今まで通りに会社へ出勤したり、学校へ登校することができなくなります。
円滑な社会復帰を実現するためには、早期の身柄解放を目指すことが重要になります。

【刑事事件に熟練した弁護士に事件解決を依頼】

過失運転致死傷事件においては、前述した身柄解放活動をはじめ、被害者との示談交渉など、行うべき弁護活動が多々あります。
身体拘束を受けている被疑者が、みずからこれらの弁護活動を行うことは事実上不可能です。
すぐに刑事事件に熟練した弁護士の接見を受け、事件解決を依頼することをおすすめします。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所名古屋本部は、刑事事件・少年事件を中心に扱う法律事務所です。
ご家族が過失運転致死傷の疑いで逮捕されてしまい、お困りの方は、是非、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所名古屋本部にご相談ください。

【ニュース紹介】自動車によるひき逃げ事件

2023-02-01

今回は、愛知県で起きたひき逃げ事件の報道をもとに、ひき逃げ事件の特徴について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所名古屋本部が解説いたします。

【ケース】

令和4年11月、愛知県蟹江町の交差点で、軽乗用車を運転中に女性をはねたにもかかわらず、そのまま逃げたとして、51歳の女が逮捕されました。
道路交通法違反のひき逃げなどの疑いで逮捕されたのは、蟹江町の51歳女性です。
警察によりますと、女性は11月14日に蟹江町須成の交差点で、軽乗用車を運転中に道路を横断していた女性(78)をはねたにもかかわらず、そのまま逃げた疑いがもたれています。
はねられた女性は、腰の骨を折るなど全治2カ月の重傷です。
警察の調べに対し、女性は「全然記憶にありません」と容疑を否認しています。
警察は当時の詳しい状況を調べています。
(https://www.nagoyatv.com/news/?id=016532 令和4年12月14日 メ~テレ 「はねられた女性は腰の骨を折るなど全治2カ月の重傷 ひき逃げの疑いで女を逮捕 愛知」より ※被疑者氏名は加筆修正を行い伏せてあります)

【ひき逃げ事件の特徴】

人身事故を起こした場合、「過失運転致死傷罪」、「危険運転致死傷罪」などの罪に問われますが、これに加え、負傷者の救護措置や危険防止措置などを怠り現場から逃走した場合は、ひき逃げの罪にも問われる可能性が高いです。
人身事故自体が構成する犯罪に加えて、ひき逃げの罪についても有罪判決が下されると、実刑判決などの極めて重い処分となる可能性があります。

また、身体拘束が長期化する可能性が高い点についても無視することができません。
逮捕・勾留された場合は、捜査段階で最長23日間、身体拘束を受けることになります。
勾留されたまま起訴された場合は、自動的に起訴後勾留に移行し、保釈許可決定がなされなければ、やはり外に出ることができません。

逮捕・勾留は罪証隠滅、逃亡を阻止するために行われる処分ですが、ひき逃げ行為自体が逃亡を内容としていることからも(身体拘束を解除した場合、再び逃亡するおそれがあると判断されやすい)、早期の身柄解放の実現は極めて難しいといえます。

一方で、事故に気付かずに事故現場を離れた場合、事故を起こしたのに救護等をしなかったという認識がないことになり、故意がないため、犯罪は成立しません。しかし、このように否認すると、身体拘束が長期化し、取調べも過酷なものとなりがちです。

人身事故を起こし、ひき逃げなどの疑いで逮捕された場合には、速やかに弁護士の接見を受け、今後の弁護活動につきアドバイスを受けましょう。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所名古屋本部は、刑事事件・少年事件を中心に扱う法律事務所です。
ご家族が人身事故を起こし、ひき逃げなどの疑いで逮捕されてしまった方は、是非、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所名古屋本部にご相談ください。

【解決事例】交通死亡事故の弁護活動

2023-01-05

交通死亡事故の弁護活動について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所名古屋本部が解説します。

【事案の概要】

Aさんは名古屋市中村区の信号・横断歩道の無い交差点で、自転車に乗ったVさんに衝突し、Vさんは死亡してしまいました。
愛知県中村警察署で取調べを受けていたAさんは相談時「ご遺族様への対応は保険会社にお任せしていましたが、ご遺族様の処罰感情がとても強いと言われましたし、検察官からも正式な裁判にするつもりだと言われました。私は公務員で、禁錮以上の刑になってしまうと職を失います。どうしたらよいでしょうか。」とお話しされました。
(※守秘義務の関係で一部事実と異なる表記をしています。)

【前科がつくことによる不利益】

前科とは、一般的には過去に確定した有罪判決を受けた事実・経歴を意味します。
前科があることによって、社会生活上の不利益を受けることがあります。

例として、禁錮以上の刑に処せられた場合には、国家公務員や弁護士、公認会計士などの資格の欠格事由に当てはまることになるなど、職業上の制約として、一定の資格が制限されることがあるのです。

前科となる場合とは、捜査後に起訴され、裁判所によって有罪の判決が下された場合のことです。
となれば、「無罪判決となればよいのでは?」と考えられるかもしれません。
しかし、検察官が起訴した場合の有罪率は大変高く、99%が有罪となるといわれています。

ならどうしたらよいのでしょう?

それは、不起訴処分を目指すことです。

不起訴処分とは、検察官が事件に対し、起訴をしないという処分をするということです。
不起訴処分となれば事件は終了し、前科にはなりません。

不起訴処分を目指すには、被害者様がいる事件につきましては、弁護士をとおして被害者様との示談成立をするのがよいでしょう。

【事案の弁護活動】

弊所弁護士が、ご遺族様代理人弁護士に、Aさんが謝罪してお見舞金を払いたいと言っている旨を伝えました。
その結果、ご遺族様とお見舞金を支払い、謝罪することで、ご遺族様よりAさんの処分を罰金もしくは不起訴処分の寛大な処分にして欲しい旨の意思表示を頂きました。
その経緯、結果を検察官に提出したところ、Aさんは不起訴処分となりました。

被害者様の処罰感情が強く、謝罪を受け入れてもらえない場合でも、「弁護士ならば、まずは話を聞いても良いです」と被害者様が言われることも多いのです。
被害者様から謝罪を受け入れてもらえない時は、弁護士にお任せください。

交通死亡事故を起こし、ご遺族様に謝罪したいが拒絶されている、資格に影響しない処分を得たい方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所名古屋本部までご相談ください。
事故について詳細に確認をとったうえで、見通しについてご説明致します。

このコラムをご覧の方で、交通死亡事故を起こして困っている方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所名古屋本部にご相談ください。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所名古屋本部では、交通死亡事故に関するご相談を

フリーダイヤル 0120-631-881(24時間、年中無休)

にてご予約を受け付けております。

 

« Older Entries Newer Entries »

keyboard_arrow_up

0120631881 問い合わせバナー LINE予約はこちら