名古屋の麻薬事件で裁判 執行猶予の取り消し
名古屋市中村在住のAさんが、MDMAとヘロインを所持していたとして中村警察署に逮捕されました。
逮捕から23日間勾留された結果、麻薬及び向精神薬取締法違反で名古屋地方裁判所に起訴(公訴提起)されました。
Aさんには麻薬の前科があり、現在執行猶予中です。
今回の起訴で、Aさんの執行猶予が取り消され、実刑になるのではないかと心配な奥様が弁護士事務所に相談に来ました。
法律上、執行猶予が取り消されるには次の場合があります。
執行猶予の必要的取消し(必ず取り消される)
①執行猶予期間内に禁固以上の実刑の言渡しがあったとき
②執行猶予言渡し前に犯した他の罪について禁固以上の実刑の言渡しがあったとき
③執行猶予言渡し前に他の罪につき禁固以上の刑に処せられたことが発覚したとき
執行猶予の裁量的取消し(取り消される場合がある)
①執行猶予期間内に罰金刑の言渡しがあったとき
②保護観察付の執行猶予を言い渡された者に遵守事項違反があり、その情状が重いとき
③猶予の言渡し前に他の罪につき禁固以上の刑に処せられ、その執行を猶予されたことが発覚したとき
競合した執行猶予の同時取消し
執行猶予が取り消されたとき、他の禁固以上の刑の執行猶予も取り消される
麻薬事件のような刑事事件をおこして、執行猶予を勝ち取りたいときは、刑事事件を専門に扱う弁護士、愛知名古屋弁護士ノリタケ法律事務所までご相談ください。