名古屋の横領事件で逮捕 取調べに強い弁護士
Aさんは、子供が横領事件を起こしたとして法律相談にやってきました。
現在は、愛知県警中村警察署に逮捕されているそうです。
法律相談を受けた弁護士は、Aさんに対して取調べ対応の重要性を熱心に説明しています。
(フィクションです)
~取調べ対応のアドバイス~
今回は、取調べ対応について説明したいと思います。
基本となるアドバイスは、取調べで使える権利を丁寧に教示することです。
例えば黙秘権(憲法38条1項、刑訴法198条2項)という権利があります。
これは、容疑者が取調べにおいてその意思に反して発言しなくてもよい権利のことを言います。
取調官から高圧的な取調べを受け、やってもいない事実を認めさせられそうな場合には、有効な権利になりえます。
行使の方法について、弁護士から指示を受けておくといいでしょう。
その他には、供述調書への署名押印拒否権という権利もあります。
署名押印拒否権とは、取調べにおいて作成された供述調書への署名押印を拒否する権利のことです。
不当な取調べに対抗するための最終手段ともいえる権利です。
もっとも、署名押印拒否権を行使する場合には、取調官のプレッシャーに打ち勝たなければなりません。
この点は、黙秘権でも同様です。
ですから、黙秘権や署名押印拒否権があることを教示するだけでは被疑者に対する十分なサポートとは言えません。
取調べの前後において手厚く精神的なサポートを行う事が必要なのです。
また捜査機関側の違法な取調べに対して、毅然とした態度で抗議してくれる存在も必要です。
弁護士が付いていれば、これらの点について継続的なサポートが受けられるため安心です。
横領事件でお困りの場合も、取調べをいかに乗り切るかは、非常に重要なポイントです。
弁護士をお探しの場合は、評判のいい弁護士が多数在籍している弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所にご相談下さい。
なお、愛知県警中村警察署に逮捕されたという場合は、3万3100円で弁護士を警察署に派遣できます(初回接見サービス)。