名古屋市で不正アクセス禁止法違反事件で逮捕 不起訴に強い弁護士

名古屋市で不正アクセス禁止法違反事件で逮捕 不起訴に強い弁護士

Aは,元交際相手Vが所有する,勤務先の会社のIDとパスワードを不正に保管したとして,愛知県警名東警察署の警察官により不正アクセス禁止法違反の容疑で逮捕された。
警察によれば,AはVと飲食店へ行った際,Vがトイレで席を外したスキに,Vの手帳からメールアカウント等のIDやパスワードを入手した。
これを用いて,各サイトを閲覧したとのことであった。
Aは,Vから別れを切り出されたことが許せず,浮気をしていないかとVの行動を把握したいがためにしてしまったと容疑を認めている。
(日本経済新聞2012年9月14日配信記事を参考にしました。但し地名・警察署名等は変更してあります。)

~不正アクセス禁止法とは~

不正アクセス禁止法は,不正アクセス行為を禁止するとともに,これについての罰則等定めることによって,高度情報通信社会の健全な発展に寄与することを目的とする法律です。
同法は,不正アクセス行為の用に供する目的で,アクセス制御機能に係る他人の識別符号を取得してはならないと定めています(法4条)。
そして,これに違反した場合には,一年以下の懲役又は五十万円以下の罰金の刑に処せられます(法12条1号)。
要するに,他人のIDやパスワードを不正に取得することは,法律で罰せられることになります。

Aの行為は,Vの行動を把握したいという目的のもと,VのIDやパスワードを不正に保管する行為ですから,不正アクセス禁止法違反の行為です。
もっとも,Aが自分のやったことを素直に反省して更生を誓ったり,Vとの間で示談を済ませれば,不起訴処分を獲得への途も開けてくるでしょう。
あいち刑事事件総合法律事務所弁護士は刑事事件専門であり,不起訴処分獲得のための弁護活動も多数承っております。
不正アクセス禁止法違反の行為をしてしまったが,不起訴を得たいとお困りの方は,あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士までご相談ください。
(愛知県警察名東警察署への初回接見費用:3万7100円)

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