名古屋市の有印私文書偽造・同行使事件で逮捕 釈放の弁護士

名古屋市の有印私文書偽造・同行使事件で逮捕 釈放の弁護士

名古屋市中区在住10代男性学生Aさんは、愛知県警中警察署により有印私文書偽造・同行使の容疑で逮捕されました。
同署によると、Aさんらが自動車免許の試験の際に「替え玉受験」をしたそうです。

今回の事件はフィクションです。

~有印私文書偽造・同行罪の法定刑~

有印私文書偽造・同行罪の法定刑は、3月以上5年以下の懲役です(刑法第159条1項)。
偽造私文書行使罪の法定刑は、私文書偽造罪・私文書変造罪と同様です(刑法第161条1項)。
偽造私文書行使罪では未遂も罰せられます(刑法第161条2項)。

運転免許試験や学校の入学試験の答案を他人が作成する場合、いわゆる替え玉受験のケースは、私文書偽造罪の典型例です。

~判例の紹介~

紹介する判例は、平成17年12月21日、大阪地方裁判所で開かれた私文書偽造・同行使、不動産登記法違反被告事件です。

【事実の概要(一部抜粋)】
被告人は、法務局出張所において、同法務局出張所登記官に対し、登記申請を行うに当たり、事情を知らない司法書士らを介して、3通の偽造書類を真正に成立したもののように装った。
そして「本人確認情報」と題する書面1通やその余の登記関係書類とともに一括して提出・行使(情報提供)をした。

【判決】
懲役1年2か月

【量刑の理由】
被告人に有利な事情
・被告人は当公判廷において一応反省の弁を述べていること
・本件犯行による利益相当額の金を贖罪寄付していること
・被告人には前科がなく、その妻が今後の監督を約束していること

有印私文書偽造・同行使事件でお困りの方は、釈放弁護活動を得意とする愛知名古屋弁護士ノリタケ法律事務所にお任せください。
なお、愛知県警中警察署に初回接見に行く場合、初回接見費用は3万5500円です。

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