愛知県名古屋市名東区の愛知県迷惑行為防止条例違反(盗撮)事件で逮捕
愛知県名古屋市名東区の愛知県迷惑行為防止条例違反(盗撮)事件で逮捕された場合について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所名古屋支部が解説します。
【刑事事件例】
Aさんは、愛知県名古屋市名東区にある大型商業施設において、買い物客の30代女性(Vさん)のスカート内にスマートフォンを差し入れて、下着を盗撮しました。
しかし、盗撮現場を保安員に目撃され、愛知県名東警察署に110番通報をされました。
その結果、Aさんは愛知県名東警察署の警察官により愛知県迷惑行為防止条例違反(盗撮)の容疑で現行犯逮捕されました(Aさん所有の携帯電話内に盗撮動画がありました)。
愛知県迷惑行為防止条例違反(盗撮)の容疑での逮捕の連絡を受けたAさんの両親は、愛知県名古屋市名東区に近い刑事事件に強い法律事務所への法律相談を検討しています。
(2020年9月15日に佐賀新聞に掲載された記事を参考に作成したフィクションです。)
【愛知県迷惑行為防止条例違反(盗撮)とは】
愛知県迷惑行為防止条例では、「何人も、公共の場所又は公共の乗物(第3項に定めるものを除く。)において、正当な理由なく、人を著しく羞恥させ、又は人に不安を覚えさせるような方法で、次に掲げる行為をしてはならない」と規定されています(愛知県迷惑行為防止条例第2条の2第1項)。
愛知県迷惑行為防止条例2条の2における「次に掲げる行為」としては、「衣服等で覆われている人の身体又は下着をのぞき見し、又は撮影すること」(愛知県迷惑行為防止条例第2条の2第1項2号)が規定されています。
また、「前号に掲げる行為をする目的で、写真機、ビデオカメラその他の機器(以下「写真機等」という。)を設置し、又は衣服等で覆われている人の身体若しくは下着に向けること」(愛知県迷惑行為防止条例第2条の2第1項3号)が規定されています。
すなわち、愛知県迷惑行為防止条例では盗撮行為が禁止されています。
なお、愛知県迷惑行為防止条例における卑わいな行為の禁止(盗撮行為の禁止)としての規制範囲は、「学校、事務所、タクシーその他の不特定又は多数の者が利用することができる場所又は乗物(公共の場所又は公共の乗物に該当するもの及び次項に定めるものを除く。)」にまで拡大されています(愛知県迷惑行為防止条例第2条の2第1項)。
そして、愛知県迷惑行為防止条例第15条では、「第2条の2」「の規定に違反した者は、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処する」と規定されています。
刑事事件例における大型商業施設は、愛知県迷惑行為防止条例2条の2における「公共の場所」に該当します。
また、Aさんが行ったVさんのスカート内にスマートフォンを差し入れて下着を盗撮する行為は、愛知県迷惑行為防止条例第2条の2第1項2号における「衣服等で覆われている人の身体又は下着をのぞき見し、又は撮影すること」に該当します。
以上より、Aさんには愛知県迷惑行為防止条例違反(盗撮)の罪が成立すると考えられます。
【愛知県迷惑行為防止条例違反(盗撮)の罪と余罪の取調べ】
刑事事件例では、Aさんの携帯電話からVさんを盗撮した動画が見つかっています。
愛知県名東警察署の警察官は、押収(逮捕の伴う捜索・差押え)したAさんの携帯電話からVさん以外の被害者が写った盗撮動画がないか(余罪として愛知県迷惑行為防止条例違反の罪が成立しないか)を捜査すると考えられます。
また、Aさん自身の取調べにおいても、Vさん以外の人を盗撮していないか(余罪として愛知県迷惑行為防止条例違反の罪が成立しないか)と厳しい追及がなされる可能性があります。
刑事弁護士としては、Aさんに対して余罪取調べ(余罪として愛知県迷惑行為防止条例違反の罪が成立しないか)の厳しい追及に対してどのように対応すればよいか、刑事事件の専門的な知識と豊富な経験をもとに助言することができると考えられます。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所名古屋支部は、刑事事件を専門に扱う法律事務所です。
愛知県迷惑行為防止条例違反の罪を犯した方の刑事弁護活動を行った経験のある刑事弁護士も多数在籍しております。
愛知県名古屋市名東区の愛知県迷惑行為防止条例違反(盗撮)事件で逮捕された場合は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所名古屋支部までご相談ください。