愛知県豊田市で酒気帯び運転事件で逮捕 誤認逮捕に強い弁護士
Aは,深夜に乗用車を運転して帰途についていたところ,帰り道で警察官が飲酒検問をしていたのでやむなく従った。
Aは家路を急いでいたので,警察官と軽く会話を交わした際,警察官に対しここで飲酒検問していることについての文句を言った。
これに対し,警察官もAが何らかの犯罪を行っているのではないかと疑いを持ち始めた。
険悪な雰囲気の中,Aは警察官より機材を用いたアルコールの呼気検査を求められた。
検査の結果,基準値を超える呼気1リットルあたり0,8ミリグラムのアルコール数値が出たとして,警察官はAを酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕した。
しかし,実際の数値はこれより大幅に低く,基準値の0,15ミリグラムに達していないことが関係書類からは明らかであった。
Aは一滴も飲酒していないのに逮捕されたことに納得がいかず,すぐに家族を通じて弁護士に相談をすることにした。
(朝日新聞DIGITAL2015年9月21日配信記事を参考にしました。但し,地名・警察署名等は変更してあります。)
酒気帯び運転は,基準値以上の血中アルコール濃度又は呼気中アルコール濃度が検出された場合に,道路交通法上処罰されます。
その法定刑は3年以下の懲役又は50万円以下の罰金と,近年の悪質な飲酒運転事故の増加に合わせて厳罰化の傾向にあります。
また,Aに対して行われたような飲酒検知を拒否した場合にも,罰則が設けられています。
もっとも,Aは一滴も飲酒をしていないので酒気帯び運転が成立するわけがなく,また,関係書類からもAに酒気帯び運転が成立しないことは明らかとなっています。
呼気検査を求めた警察官が,数値を読み間違えた結果としてAを現行犯逮捕したというのであれば,Aは何ら犯罪を行っておらず誤認逮捕であるので,早急に釈放されなければなりません。
あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士は刑事事件に特化しており,誤認逮捕に対する弁護活動も多数承っております。
一滴も酒を飲んでないのに飲酒運転したとして検挙されたとお困りの方が身内にいる方は,あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士までご相談ください。
(愛知県警察豊田警察署への初回接見費用:4万700円)