Archive for the ‘その他’ Category

愛知県警熱田警察署の弁護士

2015-05-26

愛知県警熱田警察署の弁護士

~熱田警察署の所在地等~

愛知県警熱田警察署の所在地は、「〒456-0022 名古屋市熱田区横田1-1-20」です。
最寄り駅は、JR東海道線熱田駅です。
JR東海道線熱田駅から愛知県警熱田警察署までの経路は、出口を出て直進し、熱田駅前交差点を右折北進して徒歩5分の場所です。
電話番号は、「052-671-0110」です。
熱田警察署の管轄する交番は、新尾頭、日比野、船方、千年、神宮前、旗屋交番です。

~愛知県警熱田警察署校区内の窃盗罪発生状況~

平成27年4月中、もっとも多く発生した犯罪は以下の通りになります。
①自転車の窃盗罪 13件
住居侵入罪窃盗罪建造物侵入罪窃盗罪 合計7件(内住居3件)
③部品ねらいの窃盗罪

窃盗事件を起こした場合、窃盗罪だけでなく別の罪が追加されることがあります。
たとえば、空き巣などで他人の家や建物に侵入した場合、窃盗罪だけでなく住居侵入罪又は建造物侵入罪が追加されます。
住居侵入窃盗は、単純窃盗に比べて犯行がより悪質と考えられるため、量刑が重くなります。

窃盗事件でお困りの方は、不起訴を得意とする愛知名古屋弁護士ノリタケ法律事務所にお任せください。
なお、愛知県警熱田警察署に逮捕された場合、初回接見サービスをご利用ください(初回接見費用は、3万5900円です)。

名古屋市の公正証書原本不実記載事件で逮捕 初回接見の弁護士

2015-05-13

名古屋市の公正証書原本不実記載事件で逮捕 初回接見の弁護士

名古屋市中村区在住30代男性会社員Aさんは、愛知県警中村警察署により電磁的公正証書原本不実記載・同供用の容疑で逮捕されました。
同署によると、Aさんは、20代フィリピン人女性と結婚する意思がないのに、市役所に婚姻届を出した疑いがもたれています。

今回の事件は、フィクションです。

~公正証書原本不実記載罪とは~

公正証書原本不実記載罪とは、公務員に虚偽の申立をし、登記簿、戸籍簿などに虚偽の記載をさせた場合に成立する罪です。
公正証書原本不実記載罪の法定刑は、5年以下の懲役又は50万円以下の罰金です(刑法157条1項)。
公正証書原本不実記載罪の未遂も罰せられます(刑法157条3項)。

なお、昭和62年の改正により、電磁的記録も公正証書不実記載罪の処罰対象に含まれることとなりました。
電磁的記録の例として、自動車登録ファイルや特許原簿ファイル、住民基本台帳ファイルなどがあります。

~判例の紹介~

紹介する判例は、平成16年5月7日、大阪地方裁判所で開かれた公正証書原本不実記載、同行使、強制執行妨害被告事件です。

【事実の概要(一部抜粋)】
被告人は、宅地(以下「本件土地」)上に所在する居宅・車庫(以下「本件建物」)を所有していた会社の代表取締役であり、本件建物に居住する者である。
強制競売手続により本件土地を買い受けたB社から、本件建物の登記名義人A社等及び本件建物居住者の被告人等が順次建物収去土地明渡等を求める民事訴訟を提起されていずれも敗訴した。

そこで、被告人は、B会社による強制執行を免れるべく、本件建物を仮装譲渡し、その旨の登記手続をおこなうことを企てた。
被告人の妻とCと共謀の上、Dが本件建物を所有する事実がないのに、法務局出張所において、本件建物について、権利者をDとして申請書等の関係書類を提出した。
そして、その情を知らない同出張所登記官に本件建物の登記簿の原本にその旨の不実の記載をさせた。

【判決】
懲役2年
(求刑懲役2年6月)

【量刑の理由】
被告人に有利な事情
・間もなく競落人の権利の実現が図られる見込みであること
・被告人は、当公判廷において、事実を認めて反省と競落人に対する謝罪の弁を述べていること
・扶養を要する家族があること

公正証書原本不実記載事件でお困りの方は、無料法律相談を行っている愛知名古屋弁護士ノリタケ法律事務所弁護士にお任せください。
なお、愛知県警中村警察署に逮捕・勾留されているときには、初回接見サービスにより警察署に即日弁護士を派遣することも可能です(初回接見費用:3万3100円)。

名古屋市の建造物損壊事件で逮捕 前科回避の弁護士

2015-05-06

名古屋市の建造物損壊事件で逮捕 前科回避の弁護士

名古屋市中川区在住30代男性無職Aさんは、愛知県警中川警察署により建造物損壊などの容疑で逮捕されました。
同署によると、文化交流施設の通用口の前に油のようなものをまいて火をつけ、壁や床を焦がしたそうです。
Aさんは「まったく身に覚えがない」などと容疑を否認しています。

今回の事件は、平成27年4月10日の産経ニュースの記事を基に作成しています。
ただし、地名、警察署名は変えてあります。

~建造物等損壊罪とは~

建造物等損壊罪とは、他人が所有する建造物や船舶を損壊した場合に成立する犯罪です。
建造物等損壊罪の法定刑は、5年以下の懲役です。
同犯罪を犯した際に、人を死傷させた場合は、建造物等損壊致死傷罪が成立します。
この場合、傷害罪と比較して重い刑により処罰されます(刑法260条)。

なお、建造物損壊致死傷罪は、建造物を損壊する認識があれば足り、人を死傷させることの認識や予見を必要としません。
よって、建造物等を損壊した結果、たまたま人を死傷させてしまった場合でも、同罪が成立することになります。

~判例の紹介~

紹介する判例は、平成16年2月12日、東京地方裁判所で開かれた建造物損壊被告事件です。

【事実の概要】
被告人は、公園に設置された公衆便所の白色外壁に、赤色及び黒色のスプレーを用いて「反戦」「戦争反対」「スペクタクル社会」と大書し(損害額約7万円相当)、他人の建造物を損壊した。

【判決】
懲役1年2月
執行猶予3年

【量刑の理由】
被告人に有利な事情
・本件建物の公衆便所としての本質的機能が直接に阻害されたとまではいえないこと
・計画的に行われた犯行であるとは認められないこと
・被告人には前科がなく、現在25歳とまだ若年であること

建造物損壊事件でお困りの方は、不起訴処分獲得を得意とする愛知名古屋弁護士ノリタケ法律事務所にお任せください。
不起訴処分によって早期事件解決や前科回避を目指しましょう。
なお、愛知県警中川警察署に逮捕された場合には、初回接見サービス(初回接見費用:3万5000円)もおすすめです。

名古屋市の有価証券偽造等事件で逮捕 釈放の弁護士

2015-04-25

名古屋市の有価証券偽造等事件で逮捕 釈放の弁護士

名古屋市中村区在住20代男性無職Aさんは、愛知県警中村警察署により偽造有価証券行使詐欺の疑いで逮捕されました。
同署によると、Aさんは、ネット交流サイト上でEXILEのコンサートチケットを希望した男性(当時19)に「連番が2セットで合計4枚あります」
などと、うそを書き込みチケット2枚の代金として、現金1万8000円を口座に振り込ませた疑いが持たれている。

今回の事件は、平成27年4月16日のFNNニュースの記事を基に作成しています。
ただし、地名、警察署名は変えてあります。

~有価証券偽造等罪とは~

有価証券偽造等罪とは、行使の目的で公債証書・官庁の証券・会社の株券その他の有価証券を偽造し、又は変造した場合に成立する罪です。
有価証券偽造等罪の法定刑は、3月以上10年以下の懲役です(刑法第162条1項)。

この罪のポイントは、罪の成立に「行使の目的」が必要ということです。
「行使の目的」とは、その用法に従って真正なまたは内容の真実な有価証券として使用する目的のことです。

~判例の紹介~

紹介する判例は、平成20年7月8日、大阪地方裁判所で開かれた有価証券偽造、同行使被告事件です。

【事実の概要】
被告人は、医療法人社団理事B1から、同人が株式会社Cに割引目的で交付した医療法人社団理事長B2名義の約束手形の回収を依頼され、これを回収したものである。

(有価証券偽造の事実)
回収した約束手形のうちの1通は、その振出人欄に社団理事長B2の名義が記入され、同法人印の捺印があったものの、金額欄、受取人欄及び支払期日欄等が白地であった。
被告人はこれを奇貨として、上記手形の各白地欄に金額等を記入して約束手形を偽造した。
その上、銀行に取立てを依頼することを企て、株式会社D1事務所において、行使の目的で、ほしいままに、情を知らない同社従業員E1をして以下の通り記載させた。
・金額欄「¥300,000,000※」
・受取人欄「被告人」
・振出日欄「14 5 20」
・支払期日欄「14 6 19」
以上をもって、医療法人社団A1会理事長B2振出名義の約束手形1通を偽造した。

(偽造有価証券行使の事実)
株式会社F1銀行F2支店において、情を知らない株式会社D1従業員をして、同支店行員に対し、あたかも上記手形が真正であるもののように装って取立方を依頼した。
これにより、上記偽造に係る上記手形1通を提出行使したものである。

【判決】
懲役2年
執行猶予3年
(求刑 懲役6年)

【量刑の理由】
被告人に有利な事情
・被告人が、本件手形について依頼返却をしているという事情
・被告人の年齢、健康状態

有価証券偽造事件でお困りの方は、釈放獲得を得意とする愛知名古屋弁護士ノリタケ法律事務所にお任せください。
刑事事件に精通した弁護士が、迅速かつ的確に早期釈放に向けた弁護活動を開始します。
なお、愛知県警中村警察署に逮捕・勾留されているときには、初回接見サービスにより警察署に即日弁護士を派遣することも可能です(初回接見費用:3万3100円)。

名古屋市の逮捕監禁事件で逮捕 執行猶予の弁護士

2015-04-22

名古屋市の逮捕監禁事件で逮捕 執行猶予の弁護士

名古屋市中川区在住経営者Aさんは、愛知県警中川警察署により監禁罪の容疑で現行犯逮捕されました。
同署によると、Aさんは、同市のアパートで仕事を辞めようとした20代女性従業員を監禁した疑いが持たれているそうです。
調べに対して、Aさんは「はい、しました」と容疑を認めているそうです。

今回の事件は、平成27年4月16日のFNNニュースの記事を基に作成しています。
ただし、地名、警察署名は変えてあります。

~逮捕及び監禁の罪とは~

逮捕及び監禁の罪とは、人の移動の自由を不法に奪う罪(逮捕罪)と、人を限られた場所に不法に閉じこめる罪(監禁罪)をいいます(刑法220条)。
この罪では、被害者に逮捕・監禁されている認識が必要かどうかという問題があります。
もしこの認識が必要ということならば、被害者が逮捕・監禁されていることに気付いていない場合、逮捕及び監禁の罪は成立しないことになります。
実務上、被害者の逮捕・監禁の認識は不要とされています。
したがって、例えば加害者が強姦の目的を隠して被害者を車に閉じ込めた場合、被害者の認識に関わらず逮捕監禁罪が成立します。

なお、逮捕及び監禁の罪の法定刑は、3月以上7年以下の懲役です。

~判例の紹介~

紹介する判例は、平成22年9月14日、福岡地方裁判所で開かれた逮捕監禁、傷害、暴行被告事件です。

【事実の概要(逮捕監禁事実のみ抜粋)】
被告人は、Bと共謀の上、被告人方において、被告人方の次女A(当時3歳)を不法に、逮捕監禁した。
浴室の空の浴槽内に入れ、その右手首をガムテープで水道の蛇口に巻き付けて緊縛し、同状態のまま約8時間、同人を放置して同所浴室内から脱出することを不能としたものである。

【判決】
懲役3年、執行猶予5年
(求刑 懲役5年)

【量刑の理由】
被告人に有利な事情
・被告人は本件各事実を認めて反省の態度を示している
・被告人の実父が今後の被告人の更生に助力する旨述べている
・被告人には前科前歴はない

逮捕及び監禁の罪でお困りの方は、執行猶予獲得を得意とする愛知名古屋弁護士ノリタケ法律事務所にお任せください。
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名古屋の虚偽告訴事件で逮捕 勾留に強い弁護士

2015-04-20

名古屋の虚偽告訴事件で逮捕 勾留に強い弁護士

名古屋市中村区在住50代無職Aさんは、愛知県警中村警察署により虚偽告訴罪の容疑で逮捕されました。
同署によると、Aさんは「夫を訪ねてきた同市に住む建材業Bさん(63)からわいせつ行為をされた」などと、同署に虚偽の被害届を出したようです。
これにより、Bさんは無実にも関わらず、強制わいせつの疑いで同署に逮捕・19日間に渡って勾留されました。

今回の事件は、平成15年8月28日の毎日新聞の記事を基に作成しています。
ただし、地名、警察署名は変えてあります。

~虚偽告訴等罪とは~

虚偽告訴罪とは、他人に刑事処分や懲戒処分を受けさせる目的で、偽りの告訴・告発などをした場合に成立する罪です(刑法172条)。
警察などへの虚偽告発だけでなく、他の役所などへの虚偽申告も含まれます。
もっとも、警察や他の役所への虚偽申告は、事件を認知させ、取調べや調査を促すに足りる程度の具体性を持った事実でなければなりません。
虚偽告訴等罪の法定刑は、3月以上10年以下の懲役です。

~判例の紹介~

紹介する判例は、平成20年10月24日、大阪地方裁判所で開かれた虚偽告訴、強盗未遂、窃盗、詐欺被告事件です。

【事実の概要(虚偽告訴罪の部分のみ抜粋)】
被告人は、被害者を装ったAと共謀の上、地下鉄駅長室において、痴漢発生の通報を受けて駆けつけた司法警察員らに対し以下の通り、申し向けた。
「女性の後ろに立っていた男が、女性のお尻を触っていました。撫で回すように触っていました。僕は男の腕をつかみ、痴漢された女性と一緒に駅長室に連れて来ました。」
「あの男が痴漢の犯人です。」
なお、被告人は、同線で乗り合わせた乗客であるXがAの身体に触った事実はないこと、及び虚偽申告によりXが刑事処分を受けることを認識していた。

以上の通り、被告人はXが大阪府迷惑防止条例違反をした旨の虚偽の被害申告をし、もって、人に刑事処分を受けさせる目的で虚偽の申告をしたものである。

【判決】
懲役5年6月

【量刑の理由】
(被告人に有利な事情)
虚偽告訴についてはAが犯行の6日後に警察に自首したことを契機に、被害者Xにかけられていた嫌疑が完全に晴らされるに至っていること。

虚偽告訴事件でお困りの方は、身柄解放を得意とする愛知名古屋弁護士ノリタケ法律事務所にお任せください。
大切な方が勾留されている場合でも、万全の身柄解放活動で一日も早い釈放を目指します。
なお、愛知県警中村警察署に勾留されている場合、初回接見サービスで弁護士を派遣する方法もお勧めです(初回接見費用:3万3100円)。

名古屋市の公印偽造事件で逮捕 執行猶予の弁護士

2015-04-14

名古屋市の公印偽造事件で逮捕 執行猶予の弁護士

名古屋市中村区在住40代女性無職Aさんは、愛知県警中村警察署により公印偽造の容疑で逮捕されました。
同署によると、Aさんは以前の厚生相の公印などを偽造したようです。

今回の事件は、平成22年6月8日の共同通信の記事を基に作成しています。
ただし、地名、警察署名は変えてあります。

~公印偽造及び不正使用等罪とは~

公印偽造とは、使用する目的で、公務所・公務員の印章・署名を偽造した場合に成立します(刑法165条1項)。
また、正規のそれらの印章・署名を不正に使用し、または偽造した公務所・公務員の印章・署名を使用した場合も処罰されます(同2項)。
公印偽造及び不正使用等罪の法定刑は、3月以上5年以下の懲役です。

~判例の紹介~

紹介する判例は、平成15年12月17日、山口地方裁判所で開かれた公印偽造被告事件です。

【事件の概要】
被告人は、A及びBと共謀の上、行使の目的で、勝手に岩国市長名義の印章を偽造しようと考え、「岩国市長之印」と刻印された印顆1個を作成して、公務員である岩国市長の印章を偽造した。

【判決】
懲役1年
執行猶予2年

【量刑の理由】
被告人に有利な事情
・作出された市長印は,幸いにして現実に使用されることがなかったこと
・被告人は本件犯行によって自らまたはその経営する会社に何らの経済的利得も受けなかったこと
・社会的な制裁を受けたこと 
など。

公印偽造事件でお困りの方は、執行猶予獲得を得意とする愛知名古屋弁護士ノリタケ法律事務所にお任せください。
執行猶予を獲得できれば、事件前と変わらない生活を送りながら、更生の道を歩むことができます。
弊所は、万全の刑事弁護活動で依頼者の更生をサポート致します。
なお、愛知県警中村警察署に逮捕された場合、初回接見サービス(3万3100円)もお勧めです。

名古屋の建造物等以外放火事件で逮捕 保釈の弁護士

2015-04-13

名古屋の建造物等以外放火事件で逮捕 保釈の弁護士

名古屋市中区在住40代男性無職Aさんは、愛知県警中警察署により建造物等以外放火の容疑で再逮捕されました。
同署によると、同市の住宅の駐車場で、Aさんが乗用車に火をつけてバンパーを焼いているところを、現場周辺の防犯カメラの解析から明らかとなったようです。
取調べに対しAさんは、容疑を認めたうえで「車を持っている人がうらやましかった」と供述しているそうです。

今回の事件は、平成27年3月31日のTBSニュースの記事を基に作成しています。
ただし、地名、警察署名は変えてあります。

~建造物等以外放火罪とは~

建造物等以外放火罪とは、現住建造物等放火罪・非現住建造物等放火罪が定める以外の物に放火し、公共の危険を生じさせたときに成立する罪です。
建造物等以外放火罪の法定刑は、1年以上10年以下の懲役です(刑法第110条1項)。
放火した物が自分の所有物の場合は、1年以下の懲役または10万円以下の罰金です(同条2項)。

~判例の紹介~

紹介する判例は、平成18年6月22日、松山地方裁判所で開かれた建造物侵入、建造物等以外放火、窃盗、森林法違反被告事件です。

【事実の概要(建造物等以外放火罪部分のみ抜粋)】
被告人は、正当な理由がないのに、A社B工場工場長Cが看守する同工場内に侵入し、同工場内に設置された同会社所有の平屋建休憩所に放火してこれを焼損しようと企てた。
同人は、同休憩所内において、吊り下げられていた作業服のポケット内に紙に包んだマッチを押し込んだ上、所携のマッチに点火した。
そして、同紙に火を放ちその火を同作業服を媒体として同休憩所に燃え移らせた。
よって、同休憩所を全焼させてこれを焼損し、放置して、同工場及びこれに近接した人家等に延焼するおそれのある危険な状態を発生させ、もって、公共の危険を生じさせた。

【判決】
懲役18年
(求刑 懲役25年)

【量刑の理由】
被告人に有利な事情
・計画的犯行とまでは認められないこと
・被告人は、犯行時において、かような大規模火災となるとまでは考えていなかったこと
・各森林法違反(森林放火)を通じて人的被害が軽微なものにとどまったこと
・各窃盗の被害品の大部分が被害者の元に戻っていること
・被告人は、公判の最後において、多くの人に迷惑をかけた旨供述したこと

建造物等以外放火事件でお困りの方は、保釈を得意とする愛知名古屋弁護士ノリタケ法律事務所にお任せください。
なお、愛知県警中警察署に勾留されている場合、弁護士を派遣できる初回接見サービスの費用は35500円です。

名古屋市の業務上失火事件で逮捕 接見の弁護士

2015-04-11

名古屋市の業務上失火事件で逮捕 接見の弁護士

名古屋市天白区在住70代男性飲食店店主Aさんは、愛知県警中村警察署により業務上失火の容疑で書類送検されました。
同署によると、Aさんは営業で使った炭火を放置し、木造2階建て店舗2棟が全焼、同住宅1棟が半焼する火災を起こしたとしている。
Aさんは「店を閉めて帰る際、炭火は処理したつもりだったが不十分だった」などと容疑を認めているそうです。

今回の事件は、平成26年12月12日の毎日新聞の記事を基に作成しています。
ただし、地名、警察署名は変えてあります。

~業務上失火罪とは~

業務上失火罪とは、失火罪・激発物破裂罪にあたる行為を、業務上必要な注意を怠ったことにより成立する犯罪です。
業務上失火罪の法定刑は、3年以下の禁錮または150万円以下の罰金です(刑法第117条の2)。

~判例の紹介~

紹介する判例は、平成16年3月24日、長崎地方裁判所で開かれた業務上失火被告事件です。

【事実の概要】
被告人は、アーク溶接等の業務の特別教育を受け、A重工業株式会社長崎造船所a工作部船装課船装係所属の作業員として勤務していたものである。
かねて同社がB社から受注して建造の上、艤装中の客船「C」の船内で、相勤者が同船内各層天井部に仮止めした配管を鋼材を用いて固定する作業に従事するようになった。

当該事件は、上記固定作業を「直溶接」と呼ばれる方法でする際、業務上の注意義務を怠った為に発生した。

同船内各層天井部は、同天井溶接部の裏側の直上層床上に可燃物があった場合、同天井面に直溶接を行えば、火災を発生させる危険があった。
同造船所a工作部では、当該危険等に対処するため、特に火災発生の危険が高い区域を「特別防火管理区画」として指定した。
そのため、同区画内などで直溶接を初めとする火気作業を行う場合には、事前に届出をし担当者による指導・監督を受けるなどしなければならなかった。
この事については、被告人も認識していたものである。

しかし、被告人は、これら業務上の注意義務を怠って「特別防火管理区画」である「客用荷物集配所」の天井面に「サポート」を直溶接して取り付け、配管を固定しようとした。
その結果、直溶接の高熱によって木製家具部材であるヘッドボード4本等に着火させた上、その火を同室内の壁面等に燃え移らせて火を失し、その火を順次隣室にも燃え移らせた。
よって現に人がいる艦船である同船の第3層から第16層(第13層は欠番)までの13階層の船室等約4万9855平方メートルを焼損したものである。

【判決】
禁錮1年6月
執行猶予3年

業務上失火事件でお困りの方は、初回接見サービスの愛知名古屋弁護士ノリタケ法律事務所にお任せください。
逮捕・勾留されているときには、少しでも早く弁護士に動いてもらうことが重要です。
初回接見サービスであれば、刑事事件専門の弁護士が即日対応できます。
なお、愛知県警中村警察署に勾留されている場合、初回接見費用は3万3100円です。

名古屋のあっせん収賄事件で逮捕 勾留阻止の弁護士

2015-04-09

名古屋のあっせん収賄事件で逮捕 勾留阻止の弁護士

名古屋市中村区在住50代男性議員秘書Aさんは、愛知県警中川警察署によりあっせん収賄の共犯の容疑で逮捕されました。
Aさんは、秘書をしていた議員とともに、国有林無断伐採の行政処分をめぐり林野庁に不正な働き掛けをした見返りに製材会社から現金500万円の賄賂を受け取ったそうです。

今回の事件は、平成14年6月21日の共同通信の記事を基に作成しています。
ただし、地名、検察庁名は変えてあります。

~あっせん収賄罪とは~

あっせん収賄罪は、以下の条件を満たした場合に成立する犯罪です。

・公務員が請託を受け、
・他の公務員に職務上不正な行為をさせるように又は相当な行為をさせないようにあっせんすること又はしたことの報酬として、
・賄賂を収受し又はこれを要求若しくは約束した

あっせん収賄罪の法定刑は、5年以下の懲役です(刑法第197条の4)。

~判例の紹介~

紹介する判例は、平成16年6月22日、名古屋地方裁判所で開かれたあっせん収賄被告事件です。

【事実の概要】
被告人は、名古屋市議会議員として特別職の地方公務員たる地位にあった者である。
道路清掃業等を営むC社の代表取締役であったDから、同社を含むA協会加盟企業の利益のため、同市緑政土木局理事Eらにあっせんして欲しい旨の請託を受けた。
その内容は、以下の通りである。

・今後実施される道路清掃業務請負のための指名競争入札の指名業者を上記協会の意向どおりに選定すること
・同協会の事務を担当するFに予定価格に近い金額を漏らし教えること

なお、Eらは名古屋市が指名競争入札の方法により発注する道路清掃業務に関し、同業務についての指名業者の選定及び発注価格の設定等の事務を掌理していた者である。
そして、その報酬として供与されるものであることを知りながら現金100万円の供与を受けた。

【判決】
懲役2年6箇月
執行猶予3年
金100万円の追徴

【量刑の理由】
被告人に有利な事情
・被告人から本件賄賂を請求したものではなく、協会側から世話人の変更などに伴って提供されたものであること
・被告人は当公判廷において反省の態度を示していること
・これまで議員として地方自治に貢献してきた面も認められること
・被告人が既に市議会議員を辞するなど一定の社会的制裁を受けていること

あっせん収賄事件でお困りの方は、勾留阻止を得意とする愛知名古屋弁護士ノリタケ法律事務所にお任せください。
なお、愛知県警中川警察署に逮捕された場合、初回接見費用は3万5000円です。

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