【お客様の声】名古屋市で軽犯罪法違反事件 不当な取り調べと戦い刑事処分を回避する弁護士
■事件概要
依頼者(20代男性、無職、前科なし)が、車内に角材を携帯していたため、「正当な理由がなく、人の身体に重大な害を加えるのに使用されるような器具を隠して携帯していた」として軽犯罪法違反で取り調べを受けた事件。依頼者が携帯していた角材は,車の販売会社から勧められたことにより携帯していたものであるから,凶器携帯の「正当な理由」があるとして,犯罪は成立しないと考えられました。
■事件経過と弁護活動
依頼者は、友人とドライブに行った際に警察官による職務質問を受け,本件が発覚することとなりました。その際の取り調べにおいて,警察官から高圧的な取り調べを受けたことに対する不満及び今後の刑事手続きに対する不安から、当事務所の無料相談を受けることになりました。当事務所の弁護士は,角材を携帯していた理由を丁寧に聞き取るとともに,当該理由を裏付ける者がいないかを確認しました。すると,上記理由が発覚するとともに,車の販売店からもそれを裏付ける証言を得ることができましたので,今後は警察官に対して「正当な理由」があったとして犯罪が成立しないことを主張することを提案いたしました。
その後、依頼を受けた弁護士は、まず、今後の刑事事件の手続きに不安を感じている依頼者の不安を少しでも取り除くために、本件においては「正当な理由」が認められることから,犯罪は成立しないことや取調べへの対応方法を改めて丁寧に説明・アドバイス致しました。また、複数回の警察署の取り調べに、弁護士が直接付き添うことで、依頼者の不安を和らげるとともに、依頼者が取調官から不当な扱いを受けないよう警察官に対して働きかけました。さらに,警察官に対して,本件においては「正当な理由」があったことから犯罪は成立しないことを主張しました。
このような刑事弁護活動の結果、警察段階において犯罪不成立という理由により,刑事処分を回避することができました。このことにより,警察官の不当な取り調べに屈することなく,無事に事件を解決することができました。