名古屋市の詐欺事件で逮捕 刑事事件専門の弁護士
名古屋市中川区在住50代男性無職Aさんは、愛知県警中川警察署により詐欺の容疑で逮捕されました。
同署によると、Aさんは、同区の交番を訪れて「財布を落とした」などとうそを言い、警察官から現金をだまし取ろうとしたそうです。
Aさんは「名古屋市内のほかの交番でもやった」と供述しているようです。
今回の事件は、平成27年4月28日のNHKニュースの記事を基に作成しています。
ただし、地名、警察署名は変えてあります。
~少年・少女が関与する詐欺事件の増加~
近年は、振り込め詐欺などの組織的詐欺に未成年の少年・少女が関与する事件が相次いでいます。
警察庁発表のデータによると、2013年に詐欺関与容疑で摘発された少年の人数は、262人で過去最多だったということです。
少年事件の場合、懲役刑などの刑罰を受ける可能性は低いです。
しかし、観護措置を受けたり、少年院に送致されたりして、相当期間身柄拘束を受けることはありえます。
早期に弁護士に相談することで、少年の自由が奪われなくて済むよう、最善を尽くしましょう。
~判例の紹介~
紹介する判例は、平成24年10月10日、神戸地方裁判所で開かれた詐欺被告事件です。
【事実の概要】
被告人は、保健福祉センターの職員に対し、無職で収入がないかのように装い、働くこともできないなどと嘘を言って、収入申告書を提出するなどして生活保護の支給を申請した。
そして、生活保護費として合計416万1941円の金員の交付を受け、もって人を欺いて財物を交付させた。
【判決】
懲役3年6月
【量刑の理由】
被告人に有利な事情
・被害のごく一部(16万円余り)が弁償されていること
・前科は多いが同種の前科はないこと
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