Archive for the ‘刑事事件’ Category

名古屋市の有印私文書偽造・同行使事件で逮捕 釈放の弁護士

2015-05-11

名古屋市の有印私文書偽造・同行使事件で逮捕 釈放の弁護士

名古屋市中区在住10代男性学生Aさんは、愛知県警中警察署により有印私文書偽造・同行使の容疑で逮捕されました。
同署によると、Aさんらが自動車免許の試験の際に「替え玉受験」をしたそうです。

今回の事件はフィクションです。

~有印私文書偽造・同行罪の法定刑~

有印私文書偽造・同行罪の法定刑は、3月以上5年以下の懲役です(刑法第159条1項)。
偽造私文書行使罪の法定刑は、私文書偽造罪・私文書変造罪と同様です(刑法第161条1項)。
偽造私文書行使罪では未遂も罰せられます(刑法第161条2項)。

運転免許試験や学校の入学試験の答案を他人が作成する場合、いわゆる替え玉受験のケースは、私文書偽造罪の典型例です。

~判例の紹介~

紹介する判例は、平成17年12月21日、大阪地方裁判所で開かれた私文書偽造・同行使、不動産登記法違反被告事件です。

【事実の概要(一部抜粋)】
被告人は、法務局出張所において、同法務局出張所登記官に対し、登記申請を行うに当たり、事情を知らない司法書士らを介して、3通の偽造書類を真正に成立したもののように装った。
そして「本人確認情報」と題する書面1通やその余の登記関係書類とともに一括して提出・行使(情報提供)をした。

【判決】
懲役1年2か月

【量刑の理由】
被告人に有利な事情
・被告人は当公判廷において一応反省の弁を述べていること
・本件犯行による利益相当額の金を贖罪寄付していること
・被告人には前科がなく、その妻が今後の監督を約束していること

有印私文書偽造・同行使事件でお困りの方は、釈放弁護活動を得意とする愛知名古屋弁護士ノリタケ法律事務所にお任せください。
なお、愛知県警中警察署に初回接見に行く場合、初回接見費用は3万5500円です。

名古屋市の児童買春・児童ポルノ禁止法違反事件 保釈の弁護士

2015-05-10

名古屋市の児童買春・児童ポルノ禁止法違反事件 保釈の弁護士

名古屋市中川区在住30代男性園長Aさんは、愛知県警中川警察署により児童買春・児童ポルノ禁止法違反の容疑で逮捕されました。
同署によると、同市内のホテルで、売春クラブがあっせんした、当時15歳だった女子中学生に現金2万円を支払い、わいせつな行為をした疑いが持たれています。

今回の事件は、平成27年5月1日のFNNの記事を基に作成しています。
ただし、地名、警察署名は変えてあります。

~児童買春・援助交際の概要~

18歳未満の児童を売春・援助交際をした場合、仮に相手方児童の同意があったとしても、法律や条例による処罰の対象となります。
具体的には、対価を払わずに18歳未満の児童と性交等を行った場合には都道府県が制定する条例(いわゆる淫行条例)違反になります。

一方、対価を支払って性交等を行った場合は、児童買春・児童ポルノ禁止法違反となります。
また、相手方児童が性的行為に同意していなかった又は13歳未満であった場合、刑法の強制わいせつ罪又は強姦罪に問われる可能性が出てきます。

~判例の紹介~

紹介する判例は、平成21年12月4日、名古屋地方裁判所で開かれた児童買春・児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律違反被告事件です。

【事実の概要】
被告人は、路上を走行中の普通乗用自動車内において、Aが18歳に満たない児童であることを知りながら、同児童に対し、現金1万円を対償として供与した。
その後、同児童に自己の陰茎を口淫させるなど性交類似行為をし、児童買春をした。

【判決】
無罪

【無罪の理由】
被告人の本件犯行をうかがわせる事情は少なからず認められる。
しかし、検察官が主張するような性交類似行為等の存在を認定することについては、合理的疑いを差し挟む余地があるといわざるを得ない。

児童買春・児童ポルノ禁止法違反事件でお困りの方は、保釈を得意とする愛知名古屋弁護士ノリタケ法律事務所にお任せください。
保釈を実現し、来たる刑事裁判に向けて万全の準備を整えましょう。
なお、愛知県警中川警察署に逮捕された場合、初回接見サービス(3万5000円)もお勧めです。

名古屋市の公然わいせつ事件で逮捕 不起訴の弁護士

2015-05-09

名古屋市の公然わいせつ事件で逮捕 不起訴の弁護士

名古屋市中村区在住40代男性教諭Aさんは、愛知県警中村警察署により公然わいせつの容疑で現行犯逮捕されました。
同署によると、JR名古屋駅の駐車場付近で、下着を身に着けずにミニスカートを履き、陰部を露出した疑いを持たれています。
付近で女装をした不審な男がいるという情報が複数寄せられたため、署員が警戒していたようです。

今回の事件は、平成27年5月6日の読売新聞の記事を基に作成しました。
ただし、地名、警察署名は変えてあります。

~公然わいせつ罪の概要~

公然わいせつ罪は、不特定または多数の人が認識できる状態で、わいせつな行為をした場合に罰せられる犯罪です。
公然わいせつ罪が成立するためには、現実に不特定又は多数の人がわいせつ行為を認識する必要はなく、その認識の可能性があれば足ります。
例えば、不特定多数の人が通行する可能性がある道路や公園でわいせつ行為に及んだ場合です。
現実には通行人が全くいなかったとしても、公然わいせつ罪が成立します。

なお、わいせつな行為としては、上記の事例のように、性器を露出する行為が典型例として挙げられます。
もっとも、キスや乳房の露出は、わいせつな行為にあたらないと解されています。

~判例の紹介~

紹介する判例は、平成16年12月6日、神戸地方裁判所で開かれた公然わいせつ、強制わいせつ、強制わいせつ未遂被告事件です。

【事実の概要(一部抜粋)】
被告人は、中学校西側路上で、通行中のB(当時13歳)ら不特定・多数人の容易に覚知しうる状態において、自己の陰茎を露出した。

【判決】
懲役2年6月
執行猶予4年

【量刑の理由】
被告人に有利な事情
・被告人は、犯行を率直に認めて、現在では反省の態度を示していること
・(強制わいせつ事件では)示談を成立させていること
・被告人には禁錮以上の刑に処せられた前科がないこと
など。

公然わいせつ事件でお困りの方は、不起訴獲得を得意とする愛知名古屋弁護士ノリタケ法律事務所にお任せください。
なお、愛知県警中村警察署に逮捕・勾留されているときには、初回接見サービスにより警察署に即日弁護士を派遣することも可能です(初回接見費用:3万3100円)。

愛知県の不正電磁的記録カード所持事件で逮捕 執行猶予の弁護士

2015-05-08

愛知県の不正電磁的記録カード所持事件で逮捕 執行猶予の弁護士

名古屋市中区在住男性会社員Aさんは、愛知県警中警察署により不正電磁的記録カード所持などの容疑で逮捕されました。
同署によると、顧客のカード情報を取得し、それを元にキャッシュカードを偽造し、顧客の口座から現金を引き出したようです。
Aさんは、ATMの保守管理業務における解析作業をしていたそうです。

今回の事件は、平成26年2月5日の日経コンピュータの記事を基に作成しています。
ただし、地名、警察署名は変えてあります。

~不正電磁的記録カード所持罪とは~

不正電磁的記録カード所持罪とは、人の財産上の事務処理を誤らせる目的で、不正に作られた電磁的記録を構成部分とする支払用カードを所持した場合に成立する罪です。
不正電磁的記録カード所持罪の法定刑は、5年以下の懲役又は50万円以下の罰金です(刑法163条の3)

なお、不正電磁的記録カードとは、例えば不正に作られてクレジットカードやキャッシュカードのことなどを指します。

~判例の紹介~

紹介する判例は、平成14年8月21日、神戸地方裁判所で開かれた不正電磁的記録カード所持等被告事件です。

【事実の概要(一部抜粋)】
被告人は、A社等の財産上の事務処理を誤らせる目的で、被告人方で、不正に作られた料金支払用のカードを構成する電磁的記録をその構成部分とするテレホンカード様のもの13枚を所持した。

【判決】
懲役2年10か月
執行猶予3年

【量刑の理由】
被告人に有利な事情
・被告人には前科前歴がなく、また被告人は本件で初めて身柄を約5か月にわたり拘束されて現在反省していると認められること
・電話会社に対する損害を弁償すると約してもいること

不正電磁的記録カード所持事件でお困りの方は、執行猶予獲得を得意とする愛知名古屋弁護士ノリタケ法律事務所にお任せください。
執行猶予で獲得できるよう、被告人に有利な事情を整えるためには、早期に弁護活動を開始することが重要です。
なお、愛知県警中川警察署に逮捕された場合には、初回接見サービス(初回接見費用:3万5000円)もおすすめです。

愛知の強姦致傷事件で逮捕 示談の弁護士

2015-05-07

愛知の強姦致傷事件で逮捕 示談の弁護士

名古屋市中村区在住20代男性元サッカー選手Aさんは、愛知県警中川警察署により強姦致傷の容疑で逮捕されました。
同署によると、マンションの一室に無施錠の玄関から侵入し、寝ていた女子大生を脅迫し、暴行してけがを負わせた疑いが持たれています。
Aさんは容疑を認めているそうです。

今回の事件は、平成27年4月30日の朝日新聞の記事を基に作成しています。
ただし、地名、警察署名は変えてあります。

~強姦罪などの性犯罪について~

強姦罪・強制わいせつ罪は、性犯罪の中でも法定刑が重く、裁判においては実刑判決の可能性が高い犯罪です。
強姦罪・強制わいせつ罪ともに法定刑に罰金刑が定められていないため、起訴されれば正式裁判となります。

従来は、恋愛・知情トラブルによる強姦事件・強制わいせつ事件が多く発生していました。
しかし、近年は、出会い系又は風俗を利用した際に性的行為がエスカレートし過ぎたなど風俗トラブルによる強姦事件・強制わいせつ事件も多発しています。

強姦事件・強制わいせつ事件は、親告罪であるため、早期の示談交渉が何よりも重要です。
示談の結果、告訴を回避することができれば、罪に問われることはありません。
これらの事件でお困りの方は、出来るだけ早く刑事事件専門の弁護士示談交渉をご依頼ください。

~判例の紹介~

紹介する判例は、平成22年2月19日、さいたま地方裁判所で開かれた強姦致傷被告事件です。

【事実の概要】
被告人は、歩行中のA(当時20代前半)を強姦しようと企て、路上において、同人に対し、カッターナイフを突き付けた。
顔面を手けんで数回殴打するなどの暴行を加え、その反抗を抑圧した上、強姦しようとした。
しかし、同人に激しく抵抗され、通行人にも発見されたため、同人の乳房を直接舐めたにとどまった。
その際、前記暴行により、同人に当初診断全治約10日間の見込みの右手関節部切創、頚部・顔面挫傷の傷害を負わせた。

【判決】
懲役5年
(求刑 懲役6年)

【量刑の理由】
・事件後、被害者は大きな精神的苦痛を負っていること
・弁護人を通じてであっても被告人の謝罪を受けることを拒否していること
・厳重な処罰を求める旨の意見を表明している

強姦致傷事件でお困りの方は、示談を得意とする愛知名古屋弁護士ノリタケ法律事務所にお任せください。
なお、強姦事件で逮捕された場合でも、警察署などで弁護士と直接面会できる有料サービスがあります(愛知県警中川警察署の場合:3万5000円)。

名古屋市の建造物損壊事件で逮捕 前科回避の弁護士

2015-05-06

名古屋市の建造物損壊事件で逮捕 前科回避の弁護士

名古屋市中川区在住30代男性無職Aさんは、愛知県警中川警察署により建造物損壊などの容疑で逮捕されました。
同署によると、文化交流施設の通用口の前に油のようなものをまいて火をつけ、壁や床を焦がしたそうです。
Aさんは「まったく身に覚えがない」などと容疑を否認しています。

今回の事件は、平成27年4月10日の産経ニュースの記事を基に作成しています。
ただし、地名、警察署名は変えてあります。

~建造物等損壊罪とは~

建造物等損壊罪とは、他人が所有する建造物や船舶を損壊した場合に成立する犯罪です。
建造物等損壊罪の法定刑は、5年以下の懲役です。
同犯罪を犯した際に、人を死傷させた場合は、建造物等損壊致死傷罪が成立します。
この場合、傷害罪と比較して重い刑により処罰されます(刑法260条)。

なお、建造物損壊致死傷罪は、建造物を損壊する認識があれば足り、人を死傷させることの認識や予見を必要としません。
よって、建造物等を損壊した結果、たまたま人を死傷させてしまった場合でも、同罪が成立することになります。

~判例の紹介~

紹介する判例は、平成16年2月12日、東京地方裁判所で開かれた建造物損壊被告事件です。

【事実の概要】
被告人は、公園に設置された公衆便所の白色外壁に、赤色及び黒色のスプレーを用いて「反戦」「戦争反対」「スペクタクル社会」と大書し(損害額約7万円相当)、他人の建造物を損壊した。

【判決】
懲役1年2月
執行猶予3年

【量刑の理由】
被告人に有利な事情
・本件建物の公衆便所としての本質的機能が直接に阻害されたとまではいえないこと
・計画的に行われた犯行であるとは認められないこと
・被告人には前科がなく、現在25歳とまだ若年であること

建造物損壊事件でお困りの方は、不起訴処分獲得を得意とする愛知名古屋弁護士ノリタケ法律事務所にお任せください。
不起訴処分によって早期事件解決や前科回避を目指しましょう。
なお、愛知県警中川警察署に逮捕された場合には、初回接見サービス(初回接見費用:3万5000円)もおすすめです。

名古屋市の強制わいせつ事件で逮捕 無罪の弁護士

2015-05-05

名古屋市の強制わいせつ事件で逮捕 無罪の弁護士

名古屋市中村区在住30代男性警察官Aさんは、愛知県警中村警察署により強制わいせつの容疑で逮捕されました。
同署によると、同区の市道を歩いて帰宅していた10代女子高校生の後方から近づき、体を触るなどした疑いが持たれています。
Aさんは、容疑を認めているようです。

今回の事件は、平成27年5月2日の埼玉新聞の記事を基に作成しました。
ただし、地名、警察署名は変えてあります。

~強制わいせつ罪の法定刑~

強制わいせつ罪とは、被害者に対して暴行・脅迫を用いて、被害者の意思に反したわいせつな行為をすることです。
強制わいせつ罪の法定刑は、6月以上10年以下の懲役です(刑法第176条)。

なお、強制わいせつ罪における暴行は、必ずしも力の大小や強弱を問わないとされています。
したがって、被害者を押さえつけるなどせず、被害者の隙を付いて行うようなわいせつ行為も強制わいせつになり得ると言えます。

~判例の紹介~

【事実の概要】
被告人は被告人方において、A(当時16歳)に対し「怒ると本当に怖いからな。」などと言って同女に馬乗りになった。
その後、同女の着衣をはぎ取って全裸にし,同女の左頬を1回平手で殴打するなどの暴行脅迫を加えてその反抗を抑圧した。
その状態で手指で同女の乳房や陰部を弄ぶなどして,わいせつな行為をしたものである。

【判決】
無罪

【無罪の理由】
Aと被告人の各供述の信用性の検討結果から、Aの供述をその信用性に疑いがないものとして採用することはできない。
他に本件公訴事実を証明する証拠もない。

強制わいせつ事件でお困りの方は、冤罪事件も対応できる愛知名古屋弁護士ノリタケ法律事務所にお任せください。
刑事事件専門の弁護士による説得的な反論を通じて、無罪獲得を目指しましょう。
なお、愛知県警中村警察署に逮捕・勾留されているときには、初回接見サービスにより警察署に即日弁護士を派遣することも可能です(初回接見費用:3万3100円)。

名古屋市の逮捕監禁致傷事件で逮捕 勾留阻止の弁護士

2015-05-04

名古屋市の逮捕監禁致傷事件で逮捕 勾留阻止の弁護士

名古屋市中川区在住40代作業員Aさんは、愛知県警中川警察署により逮捕監禁致傷などの容疑で逮捕されました。
同署によると、女性を自宅に連れ込んで、約3日間にわたって女性を緊縛し、逃げられないように不法に監禁し、数回女性暴行したそうです。

今回の事件は、平成27年4月28日の西日本新聞の記事を基に作成しました。
ただし、地名、警察署名は変えてあります。

~逮捕監禁致傷罪とは~

逮捕・監禁致死傷罪とは、逮捕・監禁罪を犯して人を死傷させた場合に成立する罪です。
逮捕・監禁致死傷罪の法定刑は、傷害の罪と比較して重い刑に処せられます(刑法221条)。

なお、本罪が成立するためには、逮捕・監禁行為そのもの、あるいはその手段である行為から傷害の結果が生じていなければなりません。
逮捕・監禁とは全く別の動機で被害者を負傷させた場合は、別個に傷害罪が成立します。

~判例の紹介~

紹介する判例は、平成17年7月14日、甲府地方裁判所で開かれた逮捕監禁致傷被告です。

【事実の概要】
被告人は、Aが、被告人が組長をしていた暴力団を脱退しようと身を隠すなどしたことに腹を立て、Aに対し制裁を加えるため同人を逮捕監禁しようと企てた。
仲間と共謀の上、Aに対し、両手首、両足首を緊縛し、背中付近を木刀で殴打するなどした。
その上、Aを車のトランクに入れ、家屋に連行し、Aがその場から脱出することを不能ならしめた。
なお、上記一連の暴行により、Aに全治約10日間を要する両手関節部、両下腿挫傷及び腰部挫傷の傷害を負わせたものである。

【判決】
懲役3年

【量刑の理由】
・被害者が警察に救出され、それ以上の大事には至らなかったこと
・被告人の養女が情状証人として出廷し、今後は被告人の更生を支えるとともに被告人を監督する旨約束していること
・被害者に対する謝罪の弁を述べるとともに、今後は暴力団とは縁を切り正業に就く旨述べていること

逮捕監禁致傷事件でお困りの方は、即、初回接見の愛知名古屋弁護士ノリタケ法律事務所にお任せください。
勾留を阻止する弁護活動刑事事件専門の弁護士が迅速に対応致します。
なお、愛知県警中川警察署に逮捕されている場合は、すぐに初回接見サービス(3万5000円)を利用して弁護士に対応してもらいましょう。

名古屋市の痴漢事件で逮捕 示談の弁護士

2015-05-03

名古屋市の痴漢事件で逮捕 示談の弁護士

名古屋市中区在住50代警察官Aさんは、愛知県警中警察署により愛知県迷惑防止条例違反逮捕されました。
同署によると、走行中の地下鉄内で飲食店従業員の女性の背後から尻を触った疑いが持たれています。
Aさんは飲み会からの帰宅途中で、車内でふらふらするなど不審な状態だったそうです。

今回の事件は、平成27年4月26日の時事通信の記事を基に作成しました。
ただし、地名、警察署名は変えてあります。

~痴漢の法定刑とは~

痴漢は、行為態様により、強制わいせつ罪又は迷惑防止条例違反として処罰されます。
迷惑防止条例違反にあたる場合の法定刑は、6月以下の懲役または50万円以下の罰金です
(愛知県公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例)。
一方、強制わいせつ罪にあたる場合の法定刑は、6月以上10年以下の懲役です(刑法第176条)。

~判例の紹介~

紹介する判例は、平成14年5月28日、川崎簡易裁判所で開かれた迷惑防止条例違反被告事件です。

【事実の概要】
被告人は、走行中の電車内において、乗客D(当時23歳)に対し、その臀部左側をスカートの上から右手でなで、スカートのスリットから右手を入れてその大腿部をなでた。

【判決】
罰金5万円

【結論】
被告人の供述は信用できず,無罪を主張する被告人及び弁護人の主張は,採用できないといわざるを得ない。

痴漢事件でお困りの方は、示談を得意とする愛知名古屋弁護士ノリタケ法律事務所にお任せください。
弊所にお任せいただいた場合、刑事事件専門の弁護士が迅速に示談交渉を開始し、早期事件解決につなげていきます。
なお、痴漢事件で愛知県警中警察署に勾留されている場合、初回接見費用は3万5500円です。

名古屋市の殺人予備事件で逮捕 無料法律相談の弁護士

2015-05-02

名古屋市の殺人予備事件で逮捕 無料法律相談の弁護士

名古屋市中区在住20代男性無職Aさんは、愛知県警中警察署により殺人予備の容疑で現行犯逮捕されました。
同署によると、Aさんはライブハウスにガソリンを持ち込み、点火するためのマッチを手に持つなどし、殺人と放火の準備をしたそうです。

今回の事件は、平成23年12月16日の日本経済新聞の記事を基に作成しました。
ただし、地名、警察署名は変えてあります。

~殺人予備罪とは~

殺人予備罪は、殺人を犯す目的で、その予備をした場合に成立します(刑法201条)。
殺人予備罪の法定刑は、2年以下の懲役です。ただし、情状により免除される場合があります。

予備という言葉は、一般的にあまり聞きなれない言葉だと思います。
予備とは、犯行の準備をすることを言います。
殺人罪など一定の重大犯罪については、その危険性に鑑みて、犯行の準備段階から犯罪行為と規定し取締りを図っているのです。

~判例の紹介~

紹介する判例は、平成21年5月26日の札幌高等裁判所で開かれた殺人予備、殺人、有印私文書偽造、同行使、詐欺の控訴審判決です。

【事実の概要】
被告人が勤務する小学校の教職員出張旅費の払戻名下に預金払戻請求書を偽造・行使して信用金庫から現金をだまし取り、その発覚を免れようとして同校の校長を殺害する目的で予備行為に及んだ。
そして、その殺害計画を実行するのに妨げとなる同校の職員1名を殺害した事案である。

【判決】
棄却

【控訴の理由】
弁護人側は、殺人予備に関する法令適用の誤りと量刑不当の主張

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