名古屋市の傷害事件で逮捕 正当防衛の弁護士

2015-04-24

名古屋市の傷害事件で逮捕 正当防衛の弁護士

名古屋市中川区在住10代男性アルバイトAさんは、愛知県警中川警察署により傷害の容疑で逮捕されました。
Aさんは、友人2人とともに帰宅途中の男性会社員(44)に「何にらんでんだよ」などと因縁を付け、5分間にわたって殴る蹴るの暴行を繰り返しました。
3人とも容疑を認めているそうです。

今回の事件は、平成27年4月20日の産経新聞の記事を基に作成しました。
ただし、地名、警察署名は変えてあります。

~傷害罪のポイント~

傷害罪のポイントの一つは、どういった状態を「傷害」と言うかという点です。
実務上は、人の生理的機能に障害を与えることを傷害と理解しています。
ですから、外形上何ら傷害を認識する余地がなくとも、傷害になるケースがあり得ます。
例えば、飲み物に下剤を入れて腹痛を起こさせたというケースです。

もっとも、日常生活に支障を来さず、病院に行く必要もないなど、あまりにも軽微な生理的機能の障害については、傷害罪に当たらないとされています。
この場合、暴行罪(刑法208条)の成否が問題となります。

~判例の紹介~

紹介する判例は、平成25年10月31日、横浜地方裁判所で開かれた傷害被告事件です。

【事実の概要】
被告人は、平成24年4月8日午前7時30分頃、横浜市a区b町先路上において、A(当時30歳)に対し、その顔面をげんこつで多数回殴るなどした。
よって、同人に全治約1か月間を要する右前頭骨骨折、右眼窩骨折の傷害を負わせたものである。

【判決】
無罪

【量刑の理由】
被告人の本件暴行には正当防衛が成立するというべきである。

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傷害事件などでは、被告人側にも暴行に及んだ正当な理由があることもあります。
こうした場合には、その旨を主張し、正当防衛が認められるようにしましょう。
正当防衛が認められる場合、暴行行為の違法性が否定されるので、無罪判決を受けられます。
なお、傷害事件で逮捕された場合でも、警察署などで弁護士と直接面会できる有料サービスがあります(愛知県警中川警察署の場合:3万5000円)。