名古屋市中川区の覗き(のぞき)事件で逮捕 建造物侵入罪の示談には弁護士
20代男性のAさんは、名古屋市内の商業施設の女子トイレにしたところを、施設の従業員に見つかってしまい、取り押さえられてしまいました。
商業施設の通報で駆けつけた愛知県警中川警察署の警察官に、建造物侵入罪の容疑で逮捕されてしまいました。
警察での取調べでAさんは、「のぞくためにトイレに入った」と話しています。
(フィクションです。)
~覗き(のぞき)事件と建造物侵入罪~
建造物侵入罪とは、店舗や公共建造物などの看守する者がいる建物に、不法に侵入する犯罪のことをいいます。
そして、建造物侵入罪で処罰の対象としているのは、①正当な理由なく、②人が看守する建造に、③侵入する行為 です。
①~③を具体的に説明すると、以下のようになります。
①「正当な理由なく」→清掃員が掃除のために立ち入るような場合であれば、異性用のトイレに入ることは正当であると認められますが、そのような正当な理由がない場合
②「人が看守する建造物」→管理者の事実上の管理・支配が及んでいる建造物
③「侵入する行為」→管理者の意思に反する立入り
管理者に呼び止められる必要はありませんので、結果的に、誰にも見とがめられないで、建物の中に入れたという場合でも、犯罪は成立します。
建造物侵入罪は、今回のAさんのような覗き(のぞき)以外にも、盗撮、強制わいせつ等の性犯罪や空き巣窃盗・空き巣強盗の手段として行われることが多いのも特徴です。
建造物侵入罪で起訴されてしまうと、「3年以下の懲役また10万円以下の罰金」の法定刑の範囲内で処罰を受けることとなります。
建造物侵入罪は、被害者がいる犯罪ですので、示談や被害弁償が重要となります。
被害者の方との示談が成立することで、不起訴処分獲得の可能性が高まりますので、早い段階で刑事事件に強い弁護士に依頼をし、迅速に適切な示談交渉に動いてもらうことをおすすめいたします。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件を専門に取り扱っている法律事務所ですので、建造物侵入事件などの相談・依頼も承っております。
建造物侵入罪や覗き(のぞき)事件で示談交渉をお願いしたいとお考えの方は、ぜひ一度、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所にご相談ください。
(愛知県警察中川警察署への初見接見費用:35,000円)