愛知県岩倉市の置引き事件で現行犯逮捕 刑事事件に強い弁護士
60代男性のAさんは、愛知県岩倉市内の居酒屋で、壁にかけてあったVさんのジャケットから、通りがかりに財布を抜き取ろうとしました。
しかし、Aさんがジャケットのポケットを探っていることに気づいたVさんは、Aさんを取り押さえました。
通報を受けて駆けつけた愛知県警察江南警察署の警察官に、窃盗未遂の容疑でAさんを引き渡しました。
(フィクションです。)
~置引き~
置引きとは、「置いてある他人の荷物や金品を持ち逃げすること」をいい、窃盗の手口の一種です。
具体的には下記のような事例があります。
・飲食店で、壁にかけていた上着の中の財布を持っていかれてしまう
・トイレに立った隙に、座席に置いてあった荷物を持っていかれてしまう
・電車で居眠りしてしまった隙に、置いてあったバッグを持っていかれてしまう
刑法235条の窃盗罪は、「他人の財物を窃取した者は、窃盗の罪とし、10年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処する。」と定めています。
また、一般的には、この行為を行う際に、不法領得の意思をもって行うことも必要であると言われています。
~現行犯逮捕~
上記の事例でAさんは、Vさんに取り押さえられ(=逮捕されて)いますが、Aさんの事件のように、現行犯であれば、警察官でない一般人でも、逮捕をすることが可能です(刑事訴訟法213条)。
現行犯は、逮捕状なしに逮捕できますが、これは、現行犯が、「犯罪を今行っている、若しくは今行い終わったことが明らかであるために、冤罪の可能性がきわめて低い」と考えられているからです。
上記の事例のように、一般人に現行犯逮捕された場合には、速やかに警察等に引き渡されます。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は刑事事件を専門で扱っている法律事務所です。
置引き事件で逮捕されそうで困っている方、ご家族が現行犯逮捕されてしまって困っている方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士にご相談ください。
(愛知県警察江南警察署への初見接見費用:38,200円)