【稲沢市の刑事事件】 森林窃盗罪で取調べを受けたら弁護士に相談
60代男性のAさんは、旅行で訪れた愛知県稲沢市で、県道の脇道から県が管理する森林に入り、モミジを無断で持ち帰りました。
帰宅後Aさんは、自身のブログに「県道の脇道から抜いて持ち帰ってきた」と、持ち帰ったモミジを自宅で育てている様子を投稿しました。
Aさんの投稿を閲覧した人から、愛知県警察稲沢警察署に通報が入ったため、Aさんは森林窃盗罪の疑いで警察から呼び出しを受け、取り調べを受けることになりました。
(フィクションです。)
~森林窃盗とは~
森林法とは、森林の保護・培養と森林生産力の増進に関する基本的事項を規定する法律のことをいいます。
そして、今回の上記事例のAさんが問われている「森林窃盗罪」とは、森林において、その産物を窃取することを内容とする犯罪です(森林法197条)。
この犯罪の客体は、「森林より産出する一切の物」(森林産物)であり、有機的産出物(森林内に生育しているマツタケやタケノコ等)だけでなく、無機的産出物をも含むとされています。
そのため、森林からモミジを勝手に持って帰って来た上記Aさんの行為は、森林窃盗罪に問われる可能性が十分に考えられます。
そして森林窃盗罪の法定刑は、「3年以下の懲役又は30万円以下の罰金」ですので、決して軽い罰とはなりません。
~取調べ対応について~
上記事例のAさんのように警察から呼出し等の連絡がきた場合、指定日時に警察で取調べを受けることになるでしょう。
そうなった場合には、事件内容によっては、取り調べは1回2回だけでは終わらず、複数回呼ばれることも考えられます。
そして、取り調べの内容は調書として記録され、証拠として扱われるため、後日検察官が被疑者を起訴するか否かを判断する際や、公判において有罪か否か、あるいはその刑罰の重さを決める際、その判断に大きな影響を与えることも多くあります。
そのため、冤罪や不当に重い刑罰を受けないためにも、早い段階で弁護士に相談・依頼をし、警察の取り調べへの対応方法についてアドバイスを受けることをお勧めいたします。
森林窃盗罪に問われてお困りの方、警察での取調べ対応について不安を抱えていらっしゃる方は、ぜひ一度、刑事事件に強い弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士までご相談ください。
(愛知県警察稲沢警察署への初見接見費用:39,300円)

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