名古屋の大麻・ハーブ・薬物事件 脱法ドラッグで保釈を勝ち取る
名古屋市名東区在住の公務員Aさんは、大麻と脱法ドラッグを自宅で所持していたとして、愛知県警名東警察署に逮捕・勾留され、名古屋地方裁判所に起訴されました。
Aさんの家族が弁護士事務所に来て、Aさんの保釈が実現できないかどうか相談しています(フィクションです)。
~ 起訴後の釈放=保釈 のメリット~
逮捕・勾留されている容疑者が起訴された場合には、裁判段階においてもほとんど自動的に勾留が継続さます。
そして、この起訴後の身柄解放を実現する手続きとして、保釈があります。
保釈とは、保釈金の納付を条件として住居等の制限のもとに被告人の身体拘束を解く制度です。
保釈されると、
・会社や学校に戻れる可能性がある
・示談や、打合せなどの裁判準備が十分にできる
・家族のもとで安心して裁判にのぞめる
というメリットがあります。
~保釈が認められるための条件~
・被告人が証拠隠滅をする危険がないこと
・被告人が被害者や事件関係者及びその親族などに接触する危険がないこと
・被告人が逃亡する危険がないこと
の3点を説得的に主張することが特に重要です。
また、保釈を勝ち取るために、被告人の身元を引受ける身元引受人の存在も重要です。
大麻所持などのように被害者がいない犯罪の場合には、警察からの呼び出しにきちんと対応しなければなりません。
呼び出しにきちんと応じることで、逃亡する危険がないことを主張することができます。
また、身元引受人の存在により、再犯や証拠隠滅の危険がないことを主張することができます。
~保釈金額の相場~
保釈金は、保釈を認める条件として、裁判所への納付を求められるお金です。
保釈請求に対する裁判所の保釈決定があっただけでは足りず、裁判所に保釈金を納付して初めて容疑者・犯人を留置場や拘置所から釈放してもらうことができます。
保釈金の額は、被告人の経済状態と罪の重さなどを考慮して、裁判所が決めます。
保釈金の相場としては、一般的には200万円前後となることが多いですが、事件によっては500万円を超える場合もあります。
なお、保釈金は、被告人が証拠隠滅などをせずにきちんと裁判に出頭していれば、裁判終了後に返却されます。
いずれにせよ保釈を獲得するには、保釈に強い弁護士を早い段階でつけることが有利となります。
大麻、ハーブ、薬物事件で逮捕・勾留・起訴された場合は、薬物事件の保釈に強い愛知名古屋弁護士ノリタケ法律事務所にご相談下さい。