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名古屋市の公然わいせつ事件で逮捕 不起訴の弁護士

2015-05-09

名古屋市の公然わいせつ事件で逮捕 不起訴の弁護士

名古屋市中村区在住40代男性教諭Aさんは、愛知県警中村警察署により公然わいせつの容疑で現行犯逮捕されました。
同署によると、JR名古屋駅の駐車場付近で、下着を身に着けずにミニスカートを履き、陰部を露出した疑いを持たれています。
付近で女装をした不審な男がいるという情報が複数寄せられたため、署員が警戒していたようです。

今回の事件は、平成27年5月6日の読売新聞の記事を基に作成しました。
ただし、地名、警察署名は変えてあります。

~公然わいせつ罪の概要~

公然わいせつ罪は、不特定または多数の人が認識できる状態で、わいせつな行為をした場合に罰せられる犯罪です。
公然わいせつ罪が成立するためには、現実に不特定又は多数の人がわいせつ行為を認識する必要はなく、その認識の可能性があれば足ります。
例えば、不特定多数の人が通行する可能性がある道路や公園でわいせつ行為に及んだ場合です。
現実には通行人が全くいなかったとしても、公然わいせつ罪が成立します。

なお、わいせつな行為としては、上記の事例のように、性器を露出する行為が典型例として挙げられます。
もっとも、キスや乳房の露出は、わいせつな行為にあたらないと解されています。

~判例の紹介~

紹介する判例は、平成16年12月6日、神戸地方裁判所で開かれた公然わいせつ、強制わいせつ、強制わいせつ未遂被告事件です。

【事実の概要(一部抜粋)】
被告人は、中学校西側路上で、通行中のB(当時13歳)ら不特定・多数人の容易に覚知しうる状態において、自己の陰茎を露出した。

【判決】
懲役2年6月
執行猶予4年

【量刑の理由】
被告人に有利な事情
・被告人は、犯行を率直に認めて、現在では反省の態度を示していること
・(強制わいせつ事件では)示談を成立させていること
・被告人には禁錮以上の刑に処せられた前科がないこと
など。

公然わいせつ事件でお困りの方は、不起訴獲得を得意とする愛知名古屋弁護士ノリタケ法律事務所にお任せください。
なお、愛知県警中村警察署に逮捕・勾留されているときには、初回接見サービスにより警察署に即日弁護士を派遣することも可能です(初回接見費用:3万3100円)。

愛知県の不正電磁的記録カード所持事件で逮捕 執行猶予の弁護士

2015-05-08

愛知県の不正電磁的記録カード所持事件で逮捕 執行猶予の弁護士

名古屋市中区在住男性会社員Aさんは、愛知県警中警察署により不正電磁的記録カード所持などの容疑で逮捕されました。
同署によると、顧客のカード情報を取得し、それを元にキャッシュカードを偽造し、顧客の口座から現金を引き出したようです。
Aさんは、ATMの保守管理業務における解析作業をしていたそうです。

今回の事件は、平成26年2月5日の日経コンピュータの記事を基に作成しています。
ただし、地名、警察署名は変えてあります。

~不正電磁的記録カード所持罪とは~

不正電磁的記録カード所持罪とは、人の財産上の事務処理を誤らせる目的で、不正に作られた電磁的記録を構成部分とする支払用カードを所持した場合に成立する罪です。
不正電磁的記録カード所持罪の法定刑は、5年以下の懲役又は50万円以下の罰金です(刑法163条の3)

なお、不正電磁的記録カードとは、例えば不正に作られてクレジットカードやキャッシュカードのことなどを指します。

~判例の紹介~

紹介する判例は、平成14年8月21日、神戸地方裁判所で開かれた不正電磁的記録カード所持等被告事件です。

【事実の概要(一部抜粋)】
被告人は、A社等の財産上の事務処理を誤らせる目的で、被告人方で、不正に作られた料金支払用のカードを構成する電磁的記録をその構成部分とするテレホンカード様のもの13枚を所持した。

【判決】
懲役2年10か月
執行猶予3年

【量刑の理由】
被告人に有利な事情
・被告人には前科前歴がなく、また被告人は本件で初めて身柄を約5か月にわたり拘束されて現在反省していると認められること
・電話会社に対する損害を弁償すると約してもいること

不正電磁的記録カード所持事件でお困りの方は、執行猶予獲得を得意とする愛知名古屋弁護士ノリタケ法律事務所にお任せください。
執行猶予で獲得できるよう、被告人に有利な事情を整えるためには、早期に弁護活動を開始することが重要です。
なお、愛知県警中川警察署に逮捕された場合には、初回接見サービス(初回接見費用:3万5000円)もおすすめです。

愛知の強姦致傷事件で逮捕 示談の弁護士

2015-05-07

愛知の強姦致傷事件で逮捕 示談の弁護士

名古屋市中村区在住20代男性元サッカー選手Aさんは、愛知県警中川警察署により強姦致傷の容疑で逮捕されました。
同署によると、マンションの一室に無施錠の玄関から侵入し、寝ていた女子大生を脅迫し、暴行してけがを負わせた疑いが持たれています。
Aさんは容疑を認めているそうです。

今回の事件は、平成27年4月30日の朝日新聞の記事を基に作成しています。
ただし、地名、警察署名は変えてあります。

~強姦罪などの性犯罪について~

強姦罪・強制わいせつ罪は、性犯罪の中でも法定刑が重く、裁判においては実刑判決の可能性が高い犯罪です。
強姦罪・強制わいせつ罪ともに法定刑に罰金刑が定められていないため、起訴されれば正式裁判となります。

従来は、恋愛・知情トラブルによる強姦事件・強制わいせつ事件が多く発生していました。
しかし、近年は、出会い系又は風俗を利用した際に性的行為がエスカレートし過ぎたなど風俗トラブルによる強姦事件・強制わいせつ事件も多発しています。

強姦事件・強制わいせつ事件は、親告罪であるため、早期の示談交渉が何よりも重要です。
示談の結果、告訴を回避することができれば、罪に問われることはありません。
これらの事件でお困りの方は、出来るだけ早く刑事事件専門の弁護士示談交渉をご依頼ください。

~判例の紹介~

紹介する判例は、平成22年2月19日、さいたま地方裁判所で開かれた強姦致傷被告事件です。

【事実の概要】
被告人は、歩行中のA(当時20代前半)を強姦しようと企て、路上において、同人に対し、カッターナイフを突き付けた。
顔面を手けんで数回殴打するなどの暴行を加え、その反抗を抑圧した上、強姦しようとした。
しかし、同人に激しく抵抗され、通行人にも発見されたため、同人の乳房を直接舐めたにとどまった。
その際、前記暴行により、同人に当初診断全治約10日間の見込みの右手関節部切創、頚部・顔面挫傷の傷害を負わせた。

【判決】
懲役5年
(求刑 懲役6年)

【量刑の理由】
・事件後、被害者は大きな精神的苦痛を負っていること
・弁護人を通じてであっても被告人の謝罪を受けることを拒否していること
・厳重な処罰を求める旨の意見を表明している

強姦致傷事件でお困りの方は、示談を得意とする愛知名古屋弁護士ノリタケ法律事務所にお任せください。
なお、強姦事件で逮捕された場合でも、警察署などで弁護士と直接面会できる有料サービスがあります(愛知県警中川警察署の場合:3万5000円)。

名古屋市の建造物損壊事件で逮捕 前科回避の弁護士

2015-05-06

名古屋市の建造物損壊事件で逮捕 前科回避の弁護士

名古屋市中川区在住30代男性無職Aさんは、愛知県警中川警察署により建造物損壊などの容疑で逮捕されました。
同署によると、文化交流施設の通用口の前に油のようなものをまいて火をつけ、壁や床を焦がしたそうです。
Aさんは「まったく身に覚えがない」などと容疑を否認しています。

今回の事件は、平成27年4月10日の産経ニュースの記事を基に作成しています。
ただし、地名、警察署名は変えてあります。

~建造物等損壊罪とは~

建造物等損壊罪とは、他人が所有する建造物や船舶を損壊した場合に成立する犯罪です。
建造物等損壊罪の法定刑は、5年以下の懲役です。
同犯罪を犯した際に、人を死傷させた場合は、建造物等損壊致死傷罪が成立します。
この場合、傷害罪と比較して重い刑により処罰されます(刑法260条)。

なお、建造物損壊致死傷罪は、建造物を損壊する認識があれば足り、人を死傷させることの認識や予見を必要としません。
よって、建造物等を損壊した結果、たまたま人を死傷させてしまった場合でも、同罪が成立することになります。

~判例の紹介~

紹介する判例は、平成16年2月12日、東京地方裁判所で開かれた建造物損壊被告事件です。

【事実の概要】
被告人は、公園に設置された公衆便所の白色外壁に、赤色及び黒色のスプレーを用いて「反戦」「戦争反対」「スペクタクル社会」と大書し(損害額約7万円相当)、他人の建造物を損壊した。

【判決】
懲役1年2月
執行猶予3年

【量刑の理由】
被告人に有利な事情
・本件建物の公衆便所としての本質的機能が直接に阻害されたとまではいえないこと
・計画的に行われた犯行であるとは認められないこと
・被告人には前科がなく、現在25歳とまだ若年であること

建造物損壊事件でお困りの方は、不起訴処分獲得を得意とする愛知名古屋弁護士ノリタケ法律事務所にお任せください。
不起訴処分によって早期事件解決や前科回避を目指しましょう。
なお、愛知県警中川警察署に逮捕された場合には、初回接見サービス(初回接見費用:3万5000円)もおすすめです。

名古屋市の強制わいせつ事件で逮捕 無罪の弁護士

2015-05-05

名古屋市の強制わいせつ事件で逮捕 無罪の弁護士

名古屋市中村区在住30代男性警察官Aさんは、愛知県警中村警察署により強制わいせつの容疑で逮捕されました。
同署によると、同区の市道を歩いて帰宅していた10代女子高校生の後方から近づき、体を触るなどした疑いが持たれています。
Aさんは、容疑を認めているようです。

今回の事件は、平成27年5月2日の埼玉新聞の記事を基に作成しました。
ただし、地名、警察署名は変えてあります。

~強制わいせつ罪の法定刑~

強制わいせつ罪とは、被害者に対して暴行・脅迫を用いて、被害者の意思に反したわいせつな行為をすることです。
強制わいせつ罪の法定刑は、6月以上10年以下の懲役です(刑法第176条)。

なお、強制わいせつ罪における暴行は、必ずしも力の大小や強弱を問わないとされています。
したがって、被害者を押さえつけるなどせず、被害者の隙を付いて行うようなわいせつ行為も強制わいせつになり得ると言えます。

~判例の紹介~

【事実の概要】
被告人は被告人方において、A(当時16歳)に対し「怒ると本当に怖いからな。」などと言って同女に馬乗りになった。
その後、同女の着衣をはぎ取って全裸にし,同女の左頬を1回平手で殴打するなどの暴行脅迫を加えてその反抗を抑圧した。
その状態で手指で同女の乳房や陰部を弄ぶなどして,わいせつな行為をしたものである。

【判決】
無罪

【無罪の理由】
Aと被告人の各供述の信用性の検討結果から、Aの供述をその信用性に疑いがないものとして採用することはできない。
他に本件公訴事実を証明する証拠もない。

強制わいせつ事件でお困りの方は、冤罪事件も対応できる愛知名古屋弁護士ノリタケ法律事務所にお任せください。
刑事事件専門の弁護士による説得的な反論を通じて、無罪獲得を目指しましょう。
なお、愛知県警中村警察署に逮捕・勾留されているときには、初回接見サービスにより警察署に即日弁護士を派遣することも可能です(初回接見費用:3万3100円)。

名古屋市の逮捕監禁致傷事件で逮捕 勾留阻止の弁護士

2015-05-04

名古屋市の逮捕監禁致傷事件で逮捕 勾留阻止の弁護士

名古屋市中川区在住40代作業員Aさんは、愛知県警中川警察署により逮捕監禁致傷などの容疑で逮捕されました。
同署によると、女性を自宅に連れ込んで、約3日間にわたって女性を緊縛し、逃げられないように不法に監禁し、数回女性暴行したそうです。

今回の事件は、平成27年4月28日の西日本新聞の記事を基に作成しました。
ただし、地名、警察署名は変えてあります。

~逮捕監禁致傷罪とは~

逮捕・監禁致死傷罪とは、逮捕・監禁罪を犯して人を死傷させた場合に成立する罪です。
逮捕・監禁致死傷罪の法定刑は、傷害の罪と比較して重い刑に処せられます(刑法221条)。

なお、本罪が成立するためには、逮捕・監禁行為そのもの、あるいはその手段である行為から傷害の結果が生じていなければなりません。
逮捕・監禁とは全く別の動機で被害者を負傷させた場合は、別個に傷害罪が成立します。

~判例の紹介~

紹介する判例は、平成17年7月14日、甲府地方裁判所で開かれた逮捕監禁致傷被告です。

【事実の概要】
被告人は、Aが、被告人が組長をしていた暴力団を脱退しようと身を隠すなどしたことに腹を立て、Aに対し制裁を加えるため同人を逮捕監禁しようと企てた。
仲間と共謀の上、Aに対し、両手首、両足首を緊縛し、背中付近を木刀で殴打するなどした。
その上、Aを車のトランクに入れ、家屋に連行し、Aがその場から脱出することを不能ならしめた。
なお、上記一連の暴行により、Aに全治約10日間を要する両手関節部、両下腿挫傷及び腰部挫傷の傷害を負わせたものである。

【判決】
懲役3年

【量刑の理由】
・被害者が警察に救出され、それ以上の大事には至らなかったこと
・被告人の養女が情状証人として出廷し、今後は被告人の更生を支えるとともに被告人を監督する旨約束していること
・被害者に対する謝罪の弁を述べるとともに、今後は暴力団とは縁を切り正業に就く旨述べていること

逮捕監禁致傷事件でお困りの方は、即、初回接見の愛知名古屋弁護士ノリタケ法律事務所にお任せください。
勾留を阻止する弁護活動刑事事件専門の弁護士が迅速に対応致します。
なお、愛知県警中川警察署に逮捕されている場合は、すぐに初回接見サービス(3万5000円)を利用して弁護士に対応してもらいましょう。

名古屋市の痴漢事件で逮捕 示談の弁護士

2015-05-03

名古屋市の痴漢事件で逮捕 示談の弁護士

名古屋市中区在住50代警察官Aさんは、愛知県警中警察署により愛知県迷惑防止条例違反逮捕されました。
同署によると、走行中の地下鉄内で飲食店従業員の女性の背後から尻を触った疑いが持たれています。
Aさんは飲み会からの帰宅途中で、車内でふらふらするなど不審な状態だったそうです。

今回の事件は、平成27年4月26日の時事通信の記事を基に作成しました。
ただし、地名、警察署名は変えてあります。

~痴漢の法定刑とは~

痴漢は、行為態様により、強制わいせつ罪又は迷惑防止条例違反として処罰されます。
迷惑防止条例違反にあたる場合の法定刑は、6月以下の懲役または50万円以下の罰金です
(愛知県公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例)。
一方、強制わいせつ罪にあたる場合の法定刑は、6月以上10年以下の懲役です(刑法第176条)。

~判例の紹介~

紹介する判例は、平成14年5月28日、川崎簡易裁判所で開かれた迷惑防止条例違反被告事件です。

【事実の概要】
被告人は、走行中の電車内において、乗客D(当時23歳)に対し、その臀部左側をスカートの上から右手でなで、スカートのスリットから右手を入れてその大腿部をなでた。

【判決】
罰金5万円

【結論】
被告人の供述は信用できず,無罪を主張する被告人及び弁護人の主張は,採用できないといわざるを得ない。

痴漢事件でお困りの方は、示談を得意とする愛知名古屋弁護士ノリタケ法律事務所にお任せください。
弊所にお任せいただいた場合、刑事事件専門の弁護士が迅速に示談交渉を開始し、早期事件解決につなげていきます。
なお、痴漢事件で愛知県警中警察署に勾留されている場合、初回接見費用は3万5500円です。

名古屋市の殺人予備事件で逮捕 無料法律相談の弁護士

2015-05-02

名古屋市の殺人予備事件で逮捕 無料法律相談の弁護士

名古屋市中区在住20代男性無職Aさんは、愛知県警中警察署により殺人予備の容疑で現行犯逮捕されました。
同署によると、Aさんはライブハウスにガソリンを持ち込み、点火するためのマッチを手に持つなどし、殺人と放火の準備をしたそうです。

今回の事件は、平成23年12月16日の日本経済新聞の記事を基に作成しました。
ただし、地名、警察署名は変えてあります。

~殺人予備罪とは~

殺人予備罪は、殺人を犯す目的で、その予備をした場合に成立します(刑法201条)。
殺人予備罪の法定刑は、2年以下の懲役です。ただし、情状により免除される場合があります。

予備という言葉は、一般的にあまり聞きなれない言葉だと思います。
予備とは、犯行の準備をすることを言います。
殺人罪など一定の重大犯罪については、その危険性に鑑みて、犯行の準備段階から犯罪行為と規定し取締りを図っているのです。

~判例の紹介~

紹介する判例は、平成21年5月26日の札幌高等裁判所で開かれた殺人予備、殺人、有印私文書偽造、同行使、詐欺の控訴審判決です。

【事実の概要】
被告人が勤務する小学校の教職員出張旅費の払戻名下に預金払戻請求書を偽造・行使して信用金庫から現金をだまし取り、その発覚を免れようとして同校の校長を殺害する目的で予備行為に及んだ。
そして、その殺害計画を実行するのに妨げとなる同校の職員1名を殺害した事案である。

【判決】
棄却

【控訴の理由】
弁護人側は、殺人予備に関する法令適用の誤りと量刑不当の主張

殺人予備事件でお困りの方は、刑事事件少年事件専門の愛知名古屋弁護士ノリタケ法律事務所にお任せください。
なお、愛知県警中警察署に初回接見に行く場合、初回接見費用は3万5500円です。

名古屋の強盗強姦事件で逮捕 法律相談の弁護士

2015-05-01

名古屋の強盗強姦事件で逮捕 法律相談の弁護士

名古屋市中区在住30代男性無職Aさんは、愛知県警中警察署により強盗強姦の容疑で逮捕されました。
同署によると、Aさんは、市内の20代会社員女性が住むアパート2階の一室にベランダの窓ガラスを割って侵入しました。
そして、帰宅した女性を女性の着衣で縛って乱暴した上、財布から現金1万円を奪ったようです。

今回の事件は、平成27年2月21日の産経ニュースの記事を基に作成しました。
ただし、地名、警察署名は変えてあります。

~強盗強姦罪とは~

強盗強姦罪とは、強盗が女子を強姦した場合に成立します(刑法241条)。
強盗強姦罪の法定刑は、無期又は7年以上の懲役です。

ちなみに、ここでいう「強盗」とは、強盗犯のことですが、実際に物を奪取した人に限りません。
強盗行為を開始した全ての犯人を指しています。
したがって、物を奪うことに失敗した場合でも、強姦をしていれば強盗強姦罪が成立することになります。

~判例の紹介~

紹介する判例は、平成17年9月22日、神戸地方裁判所で開かれた強盗強姦、建造物侵入、窃盗被告事件です。

【事実の概要(強盗強姦事実のみ抜粋)】
被告人は、Aと共謀の上、出会い系サイトで知り合ったBを呼び出し、同女を強いて姦淫した上、同女から現金を強取しようと企てた。
午前4時ころ、路上に駐車中の車内において助手席に座っていたB(当時16歳)に対し、Aが同女の背後からその顔面を両手で押さえるなどして、同女を後部座席に引きずり込んだ。
そして、こもごも「早よ,脱げ。」「やられるのと,しばかれるのとどっちがええんや。」「こいつしばいてまおか。」「殺すぞ。」などと語気鋭く申し向けるなどの暴行・脅迫を加えた。
以上をもって、Bの反抗を抑圧した上、上記Aにおいて、強いて同女を姦淫した。
その際、被告人は、同女から取り上げたバッグ内の財布から現金約9000円を抜き取って強取した。

【判決】
懲役6年

【量刑の理由】
被告人に有利な事情
・共犯者が主導的な役割を果たしたことも否定できず、被告人自身には強姦そのものを自ら実行する意図はなかったこと
・共犯者が各被害者に示談金として60万円を支払っており、一定限度では被害回復がされていること
・被告人は若年で、罰金前科以外に前科を有しておらず、被告人なりに反省の情を示していること

強盗強姦事件でお困りの方は、無料法律相談の愛知名古屋弁護士ノリタケ法律事務所にお任せください。
刑事事件少年事件に関することであれば、24時間365日いつでも法律相談を受け付けています。
なお、愛知県警中警察署に逮捕・勾留されている場合には、初回接見サービスもおすすめです(初回接見費用:3万5500円)。

名古屋市の詐欺事件で逮捕 刑事事件専門の弁護士

2015-04-30

名古屋市の詐欺事件で逮捕 刑事事件専門の弁護士

名古屋市中川区在住50代男性無職Aさんは、愛知県警中川警察署により詐欺の容疑で逮捕されました。
同署によると、Aさんは、同区の交番を訪れて「財布を落とした」などとうそを言い、警察官から現金をだまし取ろうとしたそうです。
Aさんは「名古屋市内のほかの交番でもやった」と供述しているようです。

今回の事件は、平成27年4月28日のNHKニュースの記事を基に作成しています。
ただし、地名、警察署名は変えてあります。

~少年・少女が関与する詐欺事件の増加~

近年は、振り込め詐欺などの組織的詐欺に未成年の少年・少女が関与する事件が相次いでいます。
警察庁発表のデータによると、2013年に詐欺関与容疑で摘発された少年の人数は、262人で過去最多だったということです。

少年事件の場合、懲役刑などの刑罰を受ける可能性は低いです。
しかし、観護措置を受けたり、少年院に送致されたりして、相当期間身柄拘束を受けることはありえます。
早期に弁護士に相談することで、少年の自由が奪われなくて済むよう、最善を尽くしましょう。

~判例の紹介~

紹介する判例は、平成24年10月10日、神戸地方裁判所で開かれた詐欺被告事件です。

【事実の概要】
被告人は、保健福祉センターの職員に対し、無職で収入がないかのように装い、働くこともできないなどと嘘を言って、収入申告書を提出するなどして生活保護の支給を申請した。
そして、生活保護費として合計416万1941円の金員の交付を受け、もって人を欺いて財物を交付させた。

【判決】
懲役3年6月

【量刑の理由】
被告人に有利な事情
・被害のごく一部(16万円余り)が弁償されていること
・前科は多いが同種の前科はないこと

詐欺事件でお困りの方は、刑事事件少年事件専門の愛知名古屋弁護士ノリタケ法律事務所にお任せください。
なお、愛知県警中川警察署に逮捕された場合には、初回接見サービス(初回接見費用:3万5000円)もおすすめです。

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