Archive for the ‘刑事事件’ Category

名古屋の強盗強姦事件で逮捕 法律相談の弁護士

2015-05-01

名古屋の強盗強姦事件で逮捕 法律相談の弁護士

名古屋市中区在住30代男性無職Aさんは、愛知県警中警察署により強盗強姦の容疑で逮捕されました。
同署によると、Aさんは、市内の20代会社員女性が住むアパート2階の一室にベランダの窓ガラスを割って侵入しました。
そして、帰宅した女性を女性の着衣で縛って乱暴した上、財布から現金1万円を奪ったようです。

今回の事件は、平成27年2月21日の産経ニュースの記事を基に作成しました。
ただし、地名、警察署名は変えてあります。

~強盗強姦罪とは~

強盗強姦罪とは、強盗が女子を強姦した場合に成立します(刑法241条)。
強盗強姦罪の法定刑は、無期又は7年以上の懲役です。

ちなみに、ここでいう「強盗」とは、強盗犯のことですが、実際に物を奪取した人に限りません。
強盗行為を開始した全ての犯人を指しています。
したがって、物を奪うことに失敗した場合でも、強姦をしていれば強盗強姦罪が成立することになります。

~判例の紹介~

紹介する判例は、平成17年9月22日、神戸地方裁判所で開かれた強盗強姦、建造物侵入、窃盗被告事件です。

【事実の概要(強盗強姦事実のみ抜粋)】
被告人は、Aと共謀の上、出会い系サイトで知り合ったBを呼び出し、同女を強いて姦淫した上、同女から現金を強取しようと企てた。
午前4時ころ、路上に駐車中の車内において助手席に座っていたB(当時16歳)に対し、Aが同女の背後からその顔面を両手で押さえるなどして、同女を後部座席に引きずり込んだ。
そして、こもごも「早よ,脱げ。」「やられるのと,しばかれるのとどっちがええんや。」「こいつしばいてまおか。」「殺すぞ。」などと語気鋭く申し向けるなどの暴行・脅迫を加えた。
以上をもって、Bの反抗を抑圧した上、上記Aにおいて、強いて同女を姦淫した。
その際、被告人は、同女から取り上げたバッグ内の財布から現金約9000円を抜き取って強取した。

【判決】
懲役6年

【量刑の理由】
被告人に有利な事情
・共犯者が主導的な役割を果たしたことも否定できず、被告人自身には強姦そのものを自ら実行する意図はなかったこと
・共犯者が各被害者に示談金として60万円を支払っており、一定限度では被害回復がされていること
・被告人は若年で、罰金前科以外に前科を有しておらず、被告人なりに反省の情を示していること

強盗強姦事件でお困りの方は、無料法律相談の愛知名古屋弁護士ノリタケ法律事務所にお任せください。
刑事事件少年事件に関することであれば、24時間365日いつでも法律相談を受け付けています。
なお、愛知県警中警察署に逮捕・勾留されている場合には、初回接見サービスもおすすめです(初回接見費用:3万5500円)。

名古屋市の詐欺事件で逮捕 刑事事件専門の弁護士

2015-04-30

名古屋市の詐欺事件で逮捕 刑事事件専門の弁護士

名古屋市中川区在住50代男性無職Aさんは、愛知県警中川警察署により詐欺の容疑で逮捕されました。
同署によると、Aさんは、同区の交番を訪れて「財布を落とした」などとうそを言い、警察官から現金をだまし取ろうとしたそうです。
Aさんは「名古屋市内のほかの交番でもやった」と供述しているようです。

今回の事件は、平成27年4月28日のNHKニュースの記事を基に作成しています。
ただし、地名、警察署名は変えてあります。

~少年・少女が関与する詐欺事件の増加~

近年は、振り込め詐欺などの組織的詐欺に未成年の少年・少女が関与する事件が相次いでいます。
警察庁発表のデータによると、2013年に詐欺関与容疑で摘発された少年の人数は、262人で過去最多だったということです。

少年事件の場合、懲役刑などの刑罰を受ける可能性は低いです。
しかし、観護措置を受けたり、少年院に送致されたりして、相当期間身柄拘束を受けることはありえます。
早期に弁護士に相談することで、少年の自由が奪われなくて済むよう、最善を尽くしましょう。

~判例の紹介~

紹介する判例は、平成24年10月10日、神戸地方裁判所で開かれた詐欺被告事件です。

【事実の概要】
被告人は、保健福祉センターの職員に対し、無職で収入がないかのように装い、働くこともできないなどと嘘を言って、収入申告書を提出するなどして生活保護の支給を申請した。
そして、生活保護費として合計416万1941円の金員の交付を受け、もって人を欺いて財物を交付させた。

【判決】
懲役3年6月

【量刑の理由】
被告人に有利な事情
・被害のごく一部(16万円余り)が弁償されていること
・前科は多いが同種の前科はないこと

詐欺事件でお困りの方は、刑事事件少年事件専門の愛知名古屋弁護士ノリタケ法律事務所にお任せください。
なお、愛知県警中川警察署に逮捕された場合には、初回接見サービス(初回接見費用:3万5000円)もおすすめです。

名古屋市の窃盗事件で逮捕 少年事件に強い弁護士

2015-04-29

名古屋市の窃盗事件で逮捕 少年事件に強い弁護士

名古屋市中区在住10代少年Aくんは、愛知県警中警察署により窃盗の容疑で書類送検されました。
同署によると、同市内のショッピングセンターで、真珠の店頭販売をしていた女性(50)から現金が入った財布などを盗んだ疑いを持たれています。

今回の事件は、平成27年4月27日、TBSニュースの記事を基に作成しています。
ただし、地名、警察署名は変えてあります。

~窃盗罪の法定刑~

窃盗罪とは、他人の財物を断りなく持ち出したり使用したりする犯罪をいいます。
窃盗罪の法定刑は、10年以下の懲役又は50万円以下の罰金です(刑法第235条)。
窃盗罪は未遂も罰せられます(刑法第243条)。

なお、窃盗罪は自分の物を盗み出した場合にも成立します。
なぜなら、窃盗罪は誰の持ち物であるかに関わらず、その物を所持しているなどの事実上の支配状態を侵害した場合に成立すると解されているからです。
盗まれた自転車を自ら取り返すといったケースは、まさに典型例です。
気を付けましょう。

~判例の紹介~

紹介する判例は、平成24年2月10日、松山地方裁判所で開かれた窃盗教唆被告事件です。

【事実の概要】
被告人は、何らの処分権限もないにもかかわらず、事情を知ったAに対し、D所有のパワーショベル1台(時価約50万円相当。以下「本件ユンボ」。)を売却した。
Aに本件ユンボを搬出するよう申し向け、搬出して窃取することを決意させた。
Aは、情を知らない中古車販売業者従業員Bらに本件ユンボを搬出させるという方法により、本件ユンボを窃取させ、もって窃盗を教唆した。

【判決】
懲役1年8月
(求刑 懲役2年)

【量刑の理由】
被告人に有利な事情
・被害品が被害者の下に回復されていること

少年事件では、事件直後・逮捕直後の取調べ対応が最終的な刑事処分に大きく影響します。
少年院に入らない」「前科をつけない」ためには、弁護士の早期対応が不可欠です。
あとから後悔する前に、まずは少年事件専門弁護士に相談してみませんか?
窃盗事件でお困りの方は、少年事件に強い愛知名古屋弁護士ノリタケ法律事務所にお任せください。
なお、愛知県警中警察署に現行犯逮捕された場合、初回接見サービスの費用は3万5500円です。

名古屋市の大麻取締法違反事件で逮捕 保釈に強い弁護士

2015-04-28

名古屋市の大麻取締法違反事件で逮捕 保釈に強い弁護士

名古屋市中村区在住20代男性バスケットボール選手Aさんは、愛知県警中村警察署により大麻取締法違反の容疑で逮捕されました。
同署によると、Aさんは、乾燥大麻およそ18gをアメリカから国際郵便で、名古屋市にあるチームの事務所宛てに密輸した疑いが持たれています。
Aさんは、容疑を認めているということです。(フィクションです)

~大麻取締法違反とは~

大麻の栽培、輸入、輸出をした場合は、7年以下の懲役です。
営利目的の場合の大麻の栽培、輸入、輸出は、10年以下の懲役または懲役と300万円以下の罰金の併科です。
大麻の栽培、輸出、輸入は予備と未遂も罰せられます(大麻取締法第24条、24条の4)。

~判例の紹介~

紹介する判例は、平成17年1月27日、神戸地方裁判所で開かれた覚せい剤取締法、大麻取締法違反被告事件です。

【事実の概要(一部抜粋)】
被告人は、みだりに、A堂B支店前路上に停車中のタクシー内において、覚せい剤粉末合計約5.21グラム及び大麻草約0.287グラムを所持した。

【判決】
懲役4年

【量刑の理由】
・これだけの量の覚せい剤や大麻草、注射器を所持してタクシーに乗車した犯行態様は悪質
・被告人は、これまで覚せい剤取締法違反を含む前科4犯を有しながら、またもや本件各犯行に及んだ

大麻取締法違反事件でお困りの方は、保釈に強い愛知名古屋弁護士ノリタケ法律事務所にお任せください。
保釈制度を利用すれば、起訴された後でも留置場や拘置所から出られる可能性があります。
まずは、刑事事件専門弁護士に相談することからスタートしましょう。
なお、愛知県警中村警察署に勾留されている場合、初回接見サービス(3万3100円)もおすすめです。

名古屋市の強盗予備事件で逮捕 前科回避の弁護士

2015-04-27

名古屋市の強盗予備事件で逮捕 前科回避の弁護士

名古屋市中川区在住50代無職Aさんは、愛知県警中川警察署により強盗予備の容疑で逮捕されました。
同署によると、Aさんは、同市内のパチンコ店の店内で、正当な理由なく刃渡り約9・7cmの果物ナイフを所持していたようです。
Aさんは「強盗目的だった」などの供述を続けています。

今回の事件は、フィクションです。

~強盗予備罪とは~

強盗予備罪とは、強盗をする目的で、凶器の入手や情報収集などの準備をした場合に成立する罪です(刑法237条)。
強盗予備罪の法定刑は、2年以下の懲役です。

~判例の紹介~

紹介する判例は、平成16年6月23日、神戸地方裁判所で開かれた道路交通法違反、強盗予備被告事件です。

【事実の概要(一部抜粋)】
被告人は、A及びBと共謀の上、C方前路上において、自動装てん式けん銃1丁及びガムテープ等を携帯して、金員強取の機会をうかがい、もって、強盗の予備をした。
その際、被告人もC方に押し入って金員を強取する目的を有していた。
もっとも、被告人においては、A及びBが上記自動装てん式けん銃1丁及びけん銃実包5発携帯していることを認識していなかったものである。

【判決】
懲役2年
執行猶予4年
(求刑 懲役2年)

【量刑の理由】
被告人に有利な事情
・強盗の実行に至る前に警察官に発覚し、幸いにも予備の段階に止まっていること
・強盗の計画にはずさんな点も多々あったこと
・被告人は、共犯者間においては従属的な立場

強盗予備罪でお困りの方は、前科回避を得意とする愛知名古屋弁護士ノリタケ法律事務所にお任せください。
まずは、無料法律相談から始めましょう。
刑事事件専門の弁護士が事件の見通しや基本的な弁護方針などについて、親切丁寧にご説明します。
なお、愛知県警中川警察署に逮捕された場合には、初回接見サービス(初回接見費用:3万5000円)もおすすめです。

名古屋市の覚せい剤取締法違反事件で逮捕 身柄解放の弁護士

2015-04-26

名古屋市の覚せい剤取締法違反事件で逮捕 身柄解放の弁護士

名古屋市中川区在住60代男性タクシー運転手Aさんは、愛知県警中川警察署により覚せい剤取締法違反の容疑で逮捕されました。
同署によると、Aさんは、自宅やその周辺で、微量の覚せい剤を所持していた疑いです。
同署は、Aさんが暴力団関係者から覚せい剤を入手したとみて調べているそうです。

今回の事件は、平成27年4月9日、北海道新聞の記事を基に作成しました。
ただし、地名、警察署名は変えてあります。

~覚せい剤取締法違反の法定刑~

覚せい剤の単純所持の法定刑は、10年以下の懲役です(覚せい剤取締法第41条の2第1項)。
営利目的で同罪を犯した場合、1年以上の有期懲役または1年以上の有期懲役及び500万円以下の罰金になります(覚せい剤取締法第41条の2第2項)。

~判例の紹介~

紹介する判例は、平成20年1月10日、神戸地方裁判所で開かれた覚せい剤取締法違反被告事件です。

【事実の概要】
被告人は、法定の除外事由がないのに、覚せい剤であるフエニルメチルアミノプロパン又はその塩類若干量を自己の身体に摂取し、もって、覚せい剤を使用したものである。

【判決】
懲役2年
(求刑 懲役3年)

【量刑の理由】
・相当期間にわたって覚せい剤の使用を続けていること
・平成8年12月に覚せい剤取締法違反(覚せい剤の自己使用)の罪等で
執行猶予付きの懲役刑に処せられていること
・服役したのにまたもや本件犯行に及んだものであること

覚せい剤取締法違反事件でお困りの方は、身柄解放活動を得意とする愛知名古屋弁護士ノリタケ法律事務所にお任せください。
早期身柄解放を実現するには、早期に弁護活動を開始することが重要になります。
お困りの方は、逮捕前でも構いませんので、ぜひ出来るだけ早くご相談にお越しください。
なお、愛知県警中川警察署に逮捕されている場合、警察署に弁護士を派遣することも可能です(初回接見サービス、費用:3万5000円)。

名古屋市の有価証券偽造等事件で逮捕 釈放の弁護士

2015-04-25

名古屋市の有価証券偽造等事件で逮捕 釈放の弁護士

名古屋市中村区在住20代男性無職Aさんは、愛知県警中村警察署により偽造有価証券行使詐欺の疑いで逮捕されました。
同署によると、Aさんは、ネット交流サイト上でEXILEのコンサートチケットを希望した男性(当時19)に「連番が2セットで合計4枚あります」
などと、うそを書き込みチケット2枚の代金として、現金1万8000円を口座に振り込ませた疑いが持たれている。

今回の事件は、平成27年4月16日のFNNニュースの記事を基に作成しています。
ただし、地名、警察署名は変えてあります。

~有価証券偽造等罪とは~

有価証券偽造等罪とは、行使の目的で公債証書・官庁の証券・会社の株券その他の有価証券を偽造し、又は変造した場合に成立する罪です。
有価証券偽造等罪の法定刑は、3月以上10年以下の懲役です(刑法第162条1項)。

この罪のポイントは、罪の成立に「行使の目的」が必要ということです。
「行使の目的」とは、その用法に従って真正なまたは内容の真実な有価証券として使用する目的のことです。

~判例の紹介~

紹介する判例は、平成20年7月8日、大阪地方裁判所で開かれた有価証券偽造、同行使被告事件です。

【事実の概要】
被告人は、医療法人社団理事B1から、同人が株式会社Cに割引目的で交付した医療法人社団理事長B2名義の約束手形の回収を依頼され、これを回収したものである。

(有価証券偽造の事実)
回収した約束手形のうちの1通は、その振出人欄に社団理事長B2の名義が記入され、同法人印の捺印があったものの、金額欄、受取人欄及び支払期日欄等が白地であった。
被告人はこれを奇貨として、上記手形の各白地欄に金額等を記入して約束手形を偽造した。
その上、銀行に取立てを依頼することを企て、株式会社D1事務所において、行使の目的で、ほしいままに、情を知らない同社従業員E1をして以下の通り記載させた。
・金額欄「¥300,000,000※」
・受取人欄「被告人」
・振出日欄「14 5 20」
・支払期日欄「14 6 19」
以上をもって、医療法人社団A1会理事長B2振出名義の約束手形1通を偽造した。

(偽造有価証券行使の事実)
株式会社F1銀行F2支店において、情を知らない株式会社D1従業員をして、同支店行員に対し、あたかも上記手形が真正であるもののように装って取立方を依頼した。
これにより、上記偽造に係る上記手形1通を提出行使したものである。

【判決】
懲役2年
執行猶予3年
(求刑 懲役6年)

【量刑の理由】
被告人に有利な事情
・被告人が、本件手形について依頼返却をしているという事情
・被告人の年齢、健康状態

有価証券偽造事件でお困りの方は、釈放獲得を得意とする愛知名古屋弁護士ノリタケ法律事務所にお任せください。
刑事事件に精通した弁護士が、迅速かつ的確に早期釈放に向けた弁護活動を開始します。
なお、愛知県警中村警察署に逮捕・勾留されているときには、初回接見サービスにより警察署に即日弁護士を派遣することも可能です(初回接見費用:3万3100円)。

名古屋市の傷害事件で逮捕 正当防衛の弁護士

2015-04-24

名古屋市の傷害事件で逮捕 正当防衛の弁護士

名古屋市中川区在住10代男性アルバイトAさんは、愛知県警中川警察署により傷害の容疑で逮捕されました。
Aさんは、友人2人とともに帰宅途中の男性会社員(44)に「何にらんでんだよ」などと因縁を付け、5分間にわたって殴る蹴るの暴行を繰り返しました。
3人とも容疑を認めているそうです。

今回の事件は、平成27年4月20日の産経新聞の記事を基に作成しました。
ただし、地名、警察署名は変えてあります。

~傷害罪のポイント~

傷害罪のポイントの一つは、どういった状態を「傷害」と言うかという点です。
実務上は、人の生理的機能に障害を与えることを傷害と理解しています。
ですから、外形上何ら傷害を認識する余地がなくとも、傷害になるケースがあり得ます。
例えば、飲み物に下剤を入れて腹痛を起こさせたというケースです。

もっとも、日常生活に支障を来さず、病院に行く必要もないなど、あまりにも軽微な生理的機能の障害については、傷害罪に当たらないとされています。
この場合、暴行罪(刑法208条)の成否が問題となります。

~判例の紹介~

紹介する判例は、平成25年10月31日、横浜地方裁判所で開かれた傷害被告事件です。

【事実の概要】
被告人は、平成24年4月8日午前7時30分頃、横浜市a区b町先路上において、A(当時30歳)に対し、その顔面をげんこつで多数回殴るなどした。
よって、同人に全治約1か月間を要する右前頭骨骨折、右眼窩骨折の傷害を負わせたものである。

【判決】
無罪

【量刑の理由】
被告人の本件暴行には正当防衛が成立するというべきである。

傷害事件でお困りの方は、刑事事件専門の愛知名古屋弁護士ノリタケ法律事務所にお任せください。
傷害事件などでは、被告人側にも暴行に及んだ正当な理由があることもあります。
こうした場合には、その旨を主張し、正当防衛が認められるようにしましょう。
正当防衛が認められる場合、暴行行為の違法性が否定されるので、無罪判決を受けられます。
なお、傷害事件で逮捕された場合でも、警察署などで弁護士と直接面会できる有料サービスがあります(愛知県警中川警察署の場合:3万5000円)。

名古屋市の公然わいせつ事件で逮捕 不起訴の弁護士

2015-04-23

名古屋市の公然わいせつ事件で逮捕 不起訴の弁護士

名古屋市中区在住50代男性記者Aさんは、愛知県警中警察署により公然わいせつの容疑で現行犯逮捕されました。
Aさんは、同市内の大型商業施設でパート女性の前で下半身を露出したようです。
目撃者から連絡を受け駆け付けた愛知県警中警察署の警察官がAさんを現行犯逮捕しました。

今回の事件は、平成27年2月26日、産経WESTの記事を基に作成しました。
ただし、地名、警察署名は変えてあります。

~公然わいせつ罪とは・・・~

刑法174条によると、「公然とわいせつな行為をした」場合、公然わいせつ罪が成立します。
「公然」とは、不特定または多数の人が認識できる状態ということです。
つまり、わいせつな行為を見た人などが、不特定であるかあるいは、多数人であればよいのです。
ですから、仮に陰茎を露出するなどのわいせつな行為を認識した人が1人だったとしても、公然わいせつ罪は成立しえます。

~判例の紹介~

紹介する判例は、平成14年9月26日、神戸地方裁判所で開かれた公然わいせつ被告事件です。

【事実の概要】
被告人が犯行に及んだ場所は、西日本旅客鉄道株式会社B駅から同社D駅までの間を走行中の普通電車の前から2両目の車両内である。
向側の座席に座っていた乗客のV(当時47歳)ら不特定又は多数人の容易に覚知しうる状態で、ことさらに自己の陰茎を露出したうえ、勃起した陰茎を示した。
以上をもって、公然とわいせつの行為をしたものである。

【判決】
懲役4月

【量刑の理由】
・昭和46年から平成11年にかけて同種罰金前科5犯を有している
・神戸地裁で公然わいせつ罪で懲役6月(執行猶予3年)に処せられた後10か月も経ないで、執行猶予中の身でありながら、またしても、公然わいせつの犯行に及んだ

公然わいせつ事件でお困りの方は、不起訴処分獲得を得意とする愛知名古屋弁護士ノリタケ法律事務所にお任せください。
不起訴処分を獲得できれば、前科が付かなくて済みます。
初回相談は、全て無料です。
また、公然わいせつ事件で逮捕されてしまった場合には、初回接見サービスもあります。
初回接見サービスによれば、逮捕されていても警察署などの留置施設で弁護士と直接面会できます。
ちなみに、愛知県警中警察署に逮捕されている場合、初回接見費用は3万5500円です。

名古屋市の逮捕監禁事件で逮捕 執行猶予の弁護士

2015-04-22

名古屋市の逮捕監禁事件で逮捕 執行猶予の弁護士

名古屋市中川区在住経営者Aさんは、愛知県警中川警察署により監禁罪の容疑で現行犯逮捕されました。
同署によると、Aさんは、同市のアパートで仕事を辞めようとした20代女性従業員を監禁した疑いが持たれているそうです。
調べに対して、Aさんは「はい、しました」と容疑を認めているそうです。

今回の事件は、平成27年4月16日のFNNニュースの記事を基に作成しています。
ただし、地名、警察署名は変えてあります。

~逮捕及び監禁の罪とは~

逮捕及び監禁の罪とは、人の移動の自由を不法に奪う罪(逮捕罪)と、人を限られた場所に不法に閉じこめる罪(監禁罪)をいいます(刑法220条)。
この罪では、被害者に逮捕・監禁されている認識が必要かどうかという問題があります。
もしこの認識が必要ということならば、被害者が逮捕・監禁されていることに気付いていない場合、逮捕及び監禁の罪は成立しないことになります。
実務上、被害者の逮捕・監禁の認識は不要とされています。
したがって、例えば加害者が強姦の目的を隠して被害者を車に閉じ込めた場合、被害者の認識に関わらず逮捕監禁罪が成立します。

なお、逮捕及び監禁の罪の法定刑は、3月以上7年以下の懲役です。

~判例の紹介~

紹介する判例は、平成22年9月14日、福岡地方裁判所で開かれた逮捕監禁、傷害、暴行被告事件です。

【事実の概要(逮捕監禁事実のみ抜粋)】
被告人は、Bと共謀の上、被告人方において、被告人方の次女A(当時3歳)を不法に、逮捕監禁した。
浴室の空の浴槽内に入れ、その右手首をガムテープで水道の蛇口に巻き付けて緊縛し、同状態のまま約8時間、同人を放置して同所浴室内から脱出することを不能としたものである。

【判決】
懲役3年、執行猶予5年
(求刑 懲役5年)

【量刑の理由】
被告人に有利な事情
・被告人は本件各事実を認めて反省の態度を示している
・被告人の実父が今後の被告人の更生に助力する旨述べている
・被告人には前科前歴はない

逮捕及び監禁の罪でお困りの方は、執行猶予獲得を得意とする愛知名古屋弁護士ノリタケ法律事務所にお任せください。
執行猶予獲得により社会生活を継続しながら、真の更生を目指しましょう。
なお、愛知県警中川警察署に逮捕された場合、初回接見サービスがおすすめです(初回接見費用:3万5000円)。

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